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素朴な疑問うがいって、インフルエンザ予防に効果はないの?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
冬になると気になるインフルエンザ。インフルエンザにかかると高熱が出てつらい思いをするので、家族全員で予防に力を入れています。うちでは、外から帰ったら手洗いをして、しっかりうがいをするのが習慣です。
でも、最近、うがいはインフルエンザの予防に効果がないと聞きました。これはいったいどういうことなのでしょうか? 理由を知りたいので調べてみることにしました!
インフルエンザウイルスにはA型、B型、C型の3種類の型があります。A型とB型は感染力が強く、日本では毎年およそ10人に1人が感染しているのだそうです。喉や気管支にインフルエンザウイルスが付いた場合、そのウイルスが細胞内へと侵入するのにかかる時間は数分〜20分。早いですね……。怖い!
インフルエンザの予防には、原因となるウイルスを体内に入れないことが重要ですが、もしうがいでインフルエンザを予防するとなると、数分〜20分ごとにうがいをする必要が出てきます。
現実的に数分ごとのうがいは難しいですし、最近の首相官邸ホームページ「インフルエンザ(季節性)対策」にも、「うがいは、一般的な風邪などを予防する効果があるといわれていますが、インフルエンザを予防する効果については科学的に証明されていません」と記載されています。
うがいで予防効果が期待できないとすれば、どうすればいいのでしょうか?
感染者がくしゃみをしたときに空気中にウイルスが一緒に放出されますが、そのウイルスを鼻や口から吸い込む「飛沫(ひまつ)感染」を防ぐことが大切です。これは、マスクをしたり、人が多く集まる場所を避けたりすることで対策ができます。
また、感染者がくしゃみや咳をし、手で口元を押さえたときに手にウイルスが付きます。そのウイルスが付いた手で触れたつり革やドアノブ、スイッチ類などを別の人が触ることで、接触感染を起こすことも多いそうです。
接触感染を防ぐためには、帰宅後や食事前などに小まめな手洗いが大事です。手洗いをするときは、せっけんを付け、手のひらだけではなく、指の間や指先、手の甲や手首などまでしっかりと洗うようにしましょう。
また、アルコールを含んだ消毒液で手を消毒するのも効果的です。外出後は、小まめに手を消毒するといいですね。
他には、栄養バランスのよい食事を取るようにする、休養をしっかり取って、免疫力を高めておくこと。部屋の湿度を50〜60%に保つようにすることなどでも予防できます。もちろん、インフルエンザが流行する前にワクチンを接種するのも一つの方法です。
基本的なことに気を付けながら、抵抗力を落とさないようにするのがポイントですね。マスクと小まめな手洗いをして、家族全員でしっかり予防しようと思います!
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参照:首相官邸ホームページ
イラスト:飛田冬子
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