素朴な疑問ハラミとサガリの違いって?どんなお肉?

公開日:2023/07/12
ハラミとサガリの違いって?どんなお肉?
ハラミとサガリの違いって?どんなお肉?

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

テレビで紹介している焼肉屋さんに興味津々のワタシ。内臓系のお肉がウリのお店のようで「サガリ」という部位がおすすめだそう。

 

インタビュアーが「サガリはどこのお肉ですか? 」と聞くと、店員さんが「横隔膜です」と答えています。あれ? 横隔膜って「ハラミ」じゃなかったかしら? 気になるので調べてみることにします!

 

ハラミとサガリの違い

 

ハラミとサガリは、両方とも横隔膜の肉のことで、総称でハラミと呼ぶこともあります。どちらもやわらかい肉質の赤身が特徴ですが、部位や味、呼び名に以下のような違いがあります。

 

部位の違い

部位の違い

ハラミは、背中側の部位のこと。厚みが薄く、細長い形状をしていて、牛一頭から2本取れます。

 

一方のサガリは、肋骨側にある分厚い部分のことで、牛一頭からは1本しか取れません。筋肉の中央に筋が入っていて、筋繊維の方向や形状がビワの葉に似ていることから、「ビワハラミ」と呼ばれることもあります。

 

味や特徴の違い

味や特徴の違い

ハラミもサガリもサシがきめ細かく入り、食感がやわらかく、ジューシーな脂の甘みと深い味わいが特徴ですが、ハラミはサガリと比べてやや脂の量が多いため、旨味が強く濃い味わいです。

 

一方のサガリは、ハラミと比べてやや脂の量が少なくあっさりとしているものの、きめ細かい肉質で、上質のものはスライスしただけでほぐれてしまうほどのやわらかさです。

 

地域による呼び名の違い

地域による呼び名の違い

日本では、地域によって呼び名が違います。

 

一般的に、ハラミは肋骨側についていることからハラミ、サガリは腰椎からぶら下がっているためサガリと呼ばれていますが、地域によって以下のように呼び方が異なる場合があります。

 

  • 北海道・東北:ハラミとサガリを総称でサガリと呼ぶ
  • 本州:ハラミとサガリを総称でハラミと呼ぶ
  • 九州:総称ではなく、それぞれハラミとサガリと呼ぶ

 

九州の中でも大分は少し特殊で、お店によっては総称を「マクミ」と呼んだり、ハラミ・サガリ・マクミと分けて呼んだりします。

 

ただし、食肉の表示に関する公正競争規約施行規則によると、ハラミとサガリを分けて呼ぶ必要はないようです。

 

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参照:ホクビー

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ハルメク子さん
ハラミも大好きだけど、サガリもぜひ食べてみたいわ!

 

イラスト:飛田冬子


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