素朴な疑問カルピスバターとは?普通のバターとの違いって?

公開日:2023/05/07
カルピスバターはどんな味?普通のバターとの違いって?
カルピスバターとは?普通のバターとの違いって?

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

おいしいケーキ屋さんがあると聞いたので、ダンナさんと買いに行きました。ふとお店の前ののぼりを見ると「カルピスバター使用」と書いてあります。

 

カルピスって、あの夏の定番のカルピスのこと? カルピスの味がするのかしら? 初めて聞いたので気になります。早速調べてみることにしました!

 

カルピスバターとは?普通のバターとの違い

カルピスバターとは?普通のバターとの違い

カルピスバターとは、乳酸菌飲料カルピス®を作る工程で、生乳から乳脂肪分を分離する際にできる脂肪分(クリーム分)を利用して作られるバターのこと。カルピスの製造で培われた高い技術と厳しい品質管理のもと、良質な生乳から得られた乳脂肪を原料としています。

 

牛乳に近い白さ、なめらかな口当たりと乳本来の上品な香り、芳醇な味わいが特徴です。昭和17年(1942年)に業務用として販売が開始した当初から多くの料理人が愛用してきました。

 

高級バターの代名詞となった今では、一般向けの商品も販売されるようになっていますが、生産量が少なく売り切れることも多いため「幻のバター」と呼ばれています。

 

なお、業務用が「カルピス(株)バター」、一般家庭用が「カルピス(株)特撰バター」です。中身は同じものですが、商品名が異なります。

 

お値段は450gで1500円前後。一般的なバターに比べてお高めではあるものの、お菓子やパンなどに使うだけでお店のような味わいになると評判です。

 

カルピスバター・発酵バター・非発酵バターの違いは?

カルピスバター・発酵バター・非発酵バターの違いは?

バターには、発酵させて作る「発酵バター」と発酵させない「非発酵バター」があり、それぞれ塩を添加する「有塩バター」と塩を添加しない「無塩バター」に分けられます。

 

カルピスバターには発酵と非発酵の両方のタイプがあります。

 

【発酵バター】

 

牛乳からクリームを分離する際に乳酸発酵させたバターのこと。

 

発酵バターは原材料のクリームを乳酸菌で発酵させて作ったもので、クリームチーズのような独特のコクがあります。バター作りが盛んなヨーロッパなどでは、古くから発酵バターが作られており、今でも主流となっています。

 

【非発酵バター】

 

その名の通り乳酸発酵させていないバターのことでクセのない風味が特徴です。日本のバターは歴史がまだ浅いため、非発酵バターの方が一般的ではあるものの、最近では発酵バターも徐々に浸透してきています。

 

カルピスバターにも、業務用の「カルピス(株)バター」、一般家庭用の「カルピス(株)特撰バター」のほかに「カルピス発酵バター」があり、下記のように分類されます。

 

発酵バター……「カルピス(株)発酵バター」

非発酵バター……「カルピス(株)バター」「カルピス(株)特撰バター」

 

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参照:カルピス株式会社特撰バターplus

   みんなの発酵BLEND

   富澤商店

   たべごと

   中央酪農会議

ハルメク子さん
カルピスバターを使ったケーキ、とってもおいしくてびっくりしました!

 

イラスト:飛田冬子


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