公開日:2022年05月27日
素朴な疑問
グラニュー糖と白砂糖(上白糖)の違いって?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
先日、新しくできたスーパーに行ったときのことです。そういえば砂糖が切れそうだったわね、と思って砂糖売り場に行くと、あらゆる種類の砂糖がずらり!近所のスーパーの砂糖の品揃えはシンプルなので、「砂糖ってこんなにたくさんの種類があるの?」と驚いてしまいました。
「お菓子づくりにはグラニュー糖、料理には白砂糖(上白糖)がいい」なんて話を聞いたことがあるけど、具体的にどんな違いがあるのかまでは知らなかったワタシ。気になったので調べてみました!
グラニュー糖と白砂糖(上白糖)の違い

どちらも真っ白で、料理やお菓子作りに欠かせないグラニュー糖と白砂糖(上白糖)。それぞれの違いを見てみましょう!
「グラニュー糖」は、甜菜(てんさい)やサトウキビなどの絞り汁を精製し、結晶化させたものです。精製してあるため純度が高く、淡白な甘みで、味にも癖がありません。
また、グラニュー糖はサラサラしていることも特徴です。普通のグラニュー糖の他にも、粒が細かく溶けやすい「細目グラニュー糖」もあり、口当たりよく仕上がるためお菓子作りに使われています。
「白砂糖(上白糖)」は、グラニュー糖と同じように甜菜やサトウキビから作られますが、製造過程の最後に転化糖(ブドウ糖と果糖の混合物)が加えられています。
コクと濃厚で強い甘みがあり、グラニュー糖に比べて高い吸湿性があるため、しっとりしています。粒が小さいため溶けやすく、無色透明で料理に色がつかないので、さまざまな料理に使われます。
グラニュー糖と白砂糖(上白糖)では甘みの感じ方が異なり、白砂糖(上白糖)の方が甘みが強く感じます。大さじ1の重さにも違いがあり「グラニュー糖は大さじ1で12g」「白砂糖(上白糖)は大さじ1で9g」です。
料理・お菓子作りでの使い分け方

見た目は似ているグラニュー糖と白砂糖(上白糖)ですが、味わいや性質が異なるため、料理やお菓子では2つを使い分けるのがおすすめです。
【グラニュー糖】
- 軽く仕上げたい焼き菓子(タルト、ビスケット、スポンジケーキなど)
- 濃い焼き色をつけたくないお菓子(キャラメルなど)
- ホイップクリーム、メレンゲ
- 素材の味を邪魔せずに甘みを付けたい料理
- コーヒーや紅茶などの飲み物 など
【白砂糖(上白糖)】
- しっとり仕上げたいお菓子(カステラなど)
- 焼き色を付けたいお菓子や料理
- 甘みだけではなく、コクをプラスしたい料理
白砂糖(上白糖)には焦げやすい性質があるため、焼き色をつけたい場合には向いていますが、焼き色をつけたくない場合はグラニュー糖がいいでしょう。
せっかくだし、ワタシもこの機会に砂糖を使い分けてみようかしら♪
■人気記事はこちら!
- ヨーグルトに付いていた砂糖がなくなったのはなぜ?
- 白砂糖、三温糖、きび砂糖、黒糖の違いとは?
- 白砂糖は漂白してるから白いって本当?
- 2か月間、糖を取り続けると体はどうなる?その逆は?
- 料理の「さしすせそ」って何?
イラスト:飛田冬子




