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素朴な疑問カフェオレ、カフェラテ、コーヒー牛乳はどこが違う?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
娘とおしゃれなカフェに行ったときのこと。私は迷って「カフェオレはあるのかしら?」と娘に聞いたら。「カフェオレ? カフェラテの間違いじゃないの?」と笑われてしまいました。えー最近の若い子はカフェオレ飲まないの!? って、カフェオレとカフェラテ、もしかして同じものなのかしら……。
「カフェオレ」(café au lait)の「lait(レ)」はフランス語で「ミルク」の意味。「カフェラテ」(caffè latte)の「latte(ラッテ)」はイタリア語で「ミルク」。どちらも「コーヒー+ミルク」なら「コーヒー牛乳」と同じなのかなあ?と思って調べてみたら、実はかなり違いがあることがわかりました。
カフェオレ
「カフェオレ」はドリップ式で淹れたコーヒーに、(鍋で)温めたミルクを同量加えたもの。コーヒーとミルクの分量は50:50です。
カフェラテ
一方、「カフェラテ」はエスプレッソ・マシンで淹れたコーヒーにマシンの蒸気で温めたミルクを加えますが、分量としてはコーヒー20に対してミルクは80。結構ミルクが多いですが、エスプレッソですから、それだけコーヒーが濃いということなのでしょう。
カプチーノ
さらに、エスプレッソ・コーヒーに蒸気で温めたミルクと「泡立てたミルク」を同量(つまり1/3ずつ)入れると「カプチーノ」と呼ばれます。そういえば「カプチーノ」って、アワアワしていますよね。
しかも、抽出法が違うということは、当然「豆」も違うんです。「カフェオレ」は、比較的「浅いり」から「中いり」の豆を使うため、苦みよりも酸味が引き立ち、マイルドな風味といえそう。エスプレッソは、基本的に「深いり」の、強めに焙煎した豆から圧縮してコーヒーを抽出するため、苦みやコクが強調された風味になります。
また、コーヒーの主成分であるカフェインやクロロゲン酸は熱に弱いため、微量のことではありますが、眠たいときにカフェインの目覚まし効果を期待するのであれば「カフェオレ」の方がよさそうです。
コーヒー牛乳
最後に、日本の「コーヒー牛乳」(ミルクコーヒー)はどうなのでしょうか? ベースは「牛乳」であることが基本です。なぜかというと、これは牛乳メーカーが考えた商品だからです。なので、牛乳に入れるコーヒーは濃縮コーヒーでも、インスタントでも、「コーヒー味」になればなんでもOKなんだそうです。ただし、瓶やパックに入って販売されているものは法律で「牛乳」と明記することができないため「コーヒー味乳飲料」と書いてあります。
※この記事は2018年12月の記事を再編集して掲載しています。
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イラスト:飛田冬子
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