素朴な疑問チルド・冷蔵・冷凍の違いは?どっちがいいの?

公開日:2023/02/26
チルド・冷蔵・冷凍の違いは?どっちがいいの?
チルド・冷蔵・冷凍の違いは?どっちがいいの?

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

ふるさと納税の返礼品で、高級なお肉が届きました! 週末の家族が揃った夕食でいただきたいのですが、我が家の冷蔵庫はチルドとパーシャルを切り替えて使うタイプ。

 

できるだけ鮮度を保ったまま保存するには、どちらに入れたらいいのかしら? 早速調べてみます!

 

チルド・冷蔵・冷凍・パーシャルの違い

チルド・冷蔵・冷凍・パーシャルの違い

冷蔵庫の各室が目標とする温度は、JIS規格によって以下のように定義されており、各メーカーの冷蔵庫もこの温度を基準としています。

 

【冷蔵室】目標温度:4度以下

冷蔵庫の中でもっとも大きなスペースが確保されている冷蔵室。一般的に3〜6度に設定されることが多く、ドアポケットよりも吹き出し口付近、上段よりも下段の方が温度が低くなる。

 

【冷凍室】目標温度:-18度以下

冷蔵庫の中でもっとも温度が低い冷凍室は、一般的に-20度から-18度に設定されることが多い。開閉の回数が多いと温度が上がって食品の品質低下につながる。

 

【野菜室】目標温度:12度以下

JIS規格では目標温度が12度以下とされている野菜室は、一般的には3〜8度で使用されることが多い。冷蔵室と比べて密閉構造になっている。

 

【チルド室】目標温度:約0度

食品が凍るか凍らないかの温度で冷やすことが可能なチルド室。一般的には0度から-2度ほどで使用されるので、冷蔵室よりも保存が効き、長期間品質保持できる。

 

【パーシャル室】目標温度:約-3度

パーシャル室は、チルド室よりも少しだけ温度が低く、一般的には0度から-3度で使用されることが多い。食材が完全に凍らないため、取り出してすぐに使える。

 

チルド・冷蔵・冷凍・パーシャルの使い分け

チルド・冷蔵・冷凍・パーシャルの使い分け

冷蔵庫の各室にはそれぞれ適した温度や特徴があります。以下のように使い分けると、食品の鮮度やおいしさを保ったまま保存できますよ!

 

【冷蔵室】

卵や飲み物、調味料、ヨーグルト、豆腐、お皿や保存容器に入れた料理など、毎日使うものや数日以内に食べきりたいものなどの保存に向いている。

 

【冷凍室】

冷凍食品やうどん、加熱調理した料理やスープ、ソース類、ご飯、お餅などは品質の低下が少なく保存できる。下味をつけた肉類や魚類の保存にも向いている。

 

【野菜室】

野菜やフルーツの保存に適しているが、原産地が熱帯地域や亜熱帯地域の野菜は野菜室に入れず、風通しの良い日陰での保存がおすすめ。

 

【チルド室】

冷蔵庫で保存するよりも長持ちさせたいけれど、冷凍はさせたくない食材の保存に最適。

 

例えば、味噌や納豆などの発酵食品やちくわなどの練り物、ゆで麺保存に適している。また、パーシャル室がない場合の肉類や魚類の保存も可能。

 

【パーシャル室】

冷蔵室やチルド室よりも肉類や魚類の鮮度を高く保てる。冷凍せずに鮮度を保ったまま調理にすぐ使いたいときに向いている。作り置きした料理などの低温保存にもおすすめ。

 

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参照:エステー

   Panasonic

   株式会社友動興業

   オリーブオイルをひとまわし

   日本電機工業会

ハルメク子さん
ふるさと納税のお肉は、パーシャルに保存で決まりね!

 

イラスト:飛田冬子


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