はちみつは喉の痛みやせきにいいって本当?
2023.06.152022年07月12日
素朴な疑問
ロキソプロフェンとロキソニン、違いはあるの?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
雨が多い季節は特に頭痛がひどくなって困ります。そんなとき役立つのがドラッグストアで手に入る鎮痛剤だけれど、種類が多くてどれを選んだらいいのか迷ってしまう……。
よく聞くのはロキソニン? あとは、ロキソプロフェンというのも聞いたことがあるけれど、どう違うのかしら? 気になったので、調べてみました!
ロキソプロフェンとロキソニンの違い
「ロキソニン」とは、ロキソプロフェン(ロキソプロフェンナトリウム水和物)を主成分とする製品名。つまり、「ロキソニン」は医薬品の名前だけれど、ロキソプロフェンは成分の名前ということです。
ただし、「ロキソニン」のジェネリック医薬品として、成分名の「ロキソプロフェン」が製品名になっているものがあるので、別々のものでは?と考えてしまう方も多いようです。
「ロキソニン」はもともと医療用の医薬品でしたが、その後一般用医薬品にもなって、今のように薬局やドラッグストアなどで購入できるようになりました。今では、医薬品メーカー各社から、ロキソプロフェンにいろいろな成分を配合した多種類の製品が出ています(製品名はロキソニンとは限りません)。
ロキソプロフェンは解熱鎮痛剤の一種で、NSAIDs(エヌセイズ・非ステロイド性抗炎症薬)という薬剤に分類されます。ロキソプロフェンの他にも、主な市販薬としてNSAIDsにはアスピリン(製品名:バファリンAなど)、イブプロフェン(製品名:イブAなど)、ジクロフェナクナトリウム(製品名:ボルタレンなど)が知られています。
ロキソプロフェンやロキソニン服用時の注意点
ロキソプロフェンやロキソニンを服用する際は、以下のことに注意しましょう。
- 空腹時を避ける
- 併用薬がある場合は医師や薬剤師に相談する
- 服用間隔は4時間以上あける
- 3~5日服用しても症状が改善されない場合は医師の診察を受ける
医師に処方されたものでも、市販のものを服用するときでも注意点は同じです。服用中に体調に変化が現れたなど、不安なことがあればすぐに医師の診察を受けるようにしましょう。
ロキソプロフェンとカロナールの違いは?
医療機関で処方される解熱鎮痛剤として、カロナールというお薬の名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。そこで、ロキソニンやロキソプロフェンと、カロナールの違いについても調べてみました!
ロキソプロフェンは、前述したようにNSAIDsに分類され、痛みや炎症、発熱などを引き起こすプロスタグランジンという物質が作られるのを抑えることで、炎症に伴う腫れ、痛みなどをやわらげます。
一方で、カロナールはアセトアミノフェンが主成分のお薬で、NSAIDsには分類されず、非ピリン系解熱鎮痛薬となります。脳の中枢神経、体温調節中枢に作用することで、解熱鎮痛効果が得られるのです。
カロナールは比較的副作用が少ないといわれていることや、NSAIDsと比較すると効果が穏やかなことから、子どもや妊婦さんに処方されることもあるお薬です。
いずれにしても、自分で勝手に判断せずに、医師や薬剤師の指示を守って服用することが大事ですね!
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参照:EPARK
イラスト:飛田冬子