素朴な疑問「アイスクリーム頭痛」はなぜ起こる?

公開日:2019/11/12

「アイスクリーム頭痛」はなぜ起こる?

 

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

先日、初めてエスプーマのかき氷というものを食べました。ふわふわのムース状のクリーミーなシロップがかかったかき氷は、ワタシが子どもだった頃に食べていたものとは見た目も味わいも別物でした! 

 

おしゃれに進化したかき氷を食べながら、子どもの頃にかき氷を食べると頭がキーンとして、思わず目をぎゅっと閉じていたことを思い出しました。しばらく「キーン」と頭が痛くなるのが苦手だったんですよね。

 

そんなことをかき氷店の人に話していたら、あの「キーン」に名前があることを教えてくれました。なんと「アイスクリーム頭痛」というのだそうです。いつの間にか名前が付いていたなんて! 名前を知ったことをきっかけに、アイスクリーム頭痛がなぜ起こるのかについて調べてみたくなりました。

 

このアイスクリーム頭痛には、正式な医学病名もあり「冷たいものの摂取または冷気吸息による頭痛」と命名されています。かき氷はもちろん、キンと冷えた食べ物や飲み物、冷たい空気などが喉を通るときに、前頭部や側頭部に強い痛みの症状が起きることを指しています。

 

アイスクリーム頭痛が起こる原因ですが、二つの説があるそうです。一つは、かき氷など冷たいものを食べて一気に冷やされた口の中を温めようと体が反応し、血流を増やすために頭の血管が急激に拡張することで頭痛が起こるという説。

 

もう一つは、口の中や喉の知覚を脳に伝える三叉神経(さんさしんけい)が、冷たさを痛みと錯覚して脳に伝えてしまうのではないかという説です。いずれにしても急激に感じる冷たさが痛みの原因となっているのは確かなようです。

 

アイスクリーム頭痛が起こらないようにするには、ゆっくり食べるようにするといいとか。急激に口の中を冷やさないのがコツということでしょうか。うっかりアイスクリーム頭痛になってしまったときは、おでこを冷やすといいのだそう! 冷えたドリンクのペットボトルなどを当ててみるといいかもしれません。

 

そういえば、エスプーマのかき氷を食べたときは、頭がキーンとならなかったんですよね。お店の人によると、きめ細かくふんわりと削ったかき氷は、氷の温度を高くして削るから口溶けがよくて頭が痛くならないとのことでした。

 

アイスクリーム頭痛は、刺激的な冷たさが原因だったとわかりました。昔のかき氷は、粗削りの氷だったから余計に頭がキーンとなったのかな。スッと溶けるタイプのかき氷をゆっくり食べるようにすれば、アイスクリーム頭痛を100%防げるかも?

 

 

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参照:ドクターサーチみやぎ

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イラスト:飛田冬子

 


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