骨格診断丨大人女性の魅力を引き出すスカート選び

骨格ウェーブに似合うスカートの丈・形と選ぶコツ!

公開日:2022.03.30

更新日:2023.11.20

上半身が華奢で、体の下に重心がある「骨格ウェーブ」。やわらかいフェミニンな体型を生かして、似合うのはどんなスカート? 光沢感のある薄い素材でAラインシルエットなどがおすすめです。他にも似合わない・失敗しやすいスカートと合わせてご紹介します。

「骨格ウェーブ」の特徴

骨格ウェーブの特徴

骨格ウェーブとは、骨格診断の3タイプのうちの一つです。骨格診断では、生まれ持った骨格を「ウェーブ」「ストレート」「ナチュラル」の3タイプに分類します。

それぞれのタイプごとに似合う服の形や素材が異なるため、自分の骨格タイプを知ると、スカート選びの他にも冬服選びなど、ファッションコーディネートに役立てられます。また、タイプごとに太り方にも特徴があるため、ダイエットの参考にすることも可能です。

骨格ウェーブタイプは、柔らかで曲線的なラインの体つきが特徴。筋肉のハリや骨感などよりも、脂肪の柔らかさを感じる体つきをしています。

首が長く、首から肩にかけてのラインはなだらか。鎖骨や肩甲骨がくっきりしており、デコルテや胸元周辺などが華奢なイメージで、バスト位置やヒップ位置は低めの人が多い傾向にあります。

ウエストとヒップに差があり、太ももは細く、膝下にボリュームが出やすいタイプです。重心が下にあり、太ったときも上半身ではなく下半身に肉が付く人が多いとされています。

骨格ウェーブに似合うスカートの特徴

体の下の方に重心があり、柔らかなイメージを持つ骨格ウェーブタイプの人に似合うのは、以下のようなスカートです。

  • ミモレ丈のもの
  • フレアやプリーツなど、ふんわり広がるもの
  • 柔らかく薄い素材や、光沢感のある素材のもの
  • Aラインシルエットや、フレアシルエットのもの
  • フェミニンなデザインのもの

骨格ウェーブタイプは、体のラインが曲線的で、肌質や肉感も柔らかな質感をしています。全体的に柔らかなイメージを持っているため、スカートも同じように柔らかな質感のものや、ふんわりしたものがよく似合います。

スカートはフェミニンなアイテムが多いので、骨格ウェーブに似合うものが探しやすいでしょう。

骨格ウェーブに似合うスカートの種類

ここからは、骨格ウェーブに似合うスカートの種類をご紹介します。

フレアスカート

フレアスカート

朝顔の花のように、裾にかけてふんわり広がるAラインシルエットのフレアスカートは、骨格ウェーブタイプが得意なアイテム。フレアスカートであれば、下重心の骨格ウェーブタイプの人もウエスト位置を高く見せて、バランスのいい着こなしにできます。

フレアスカートはデザインがシンプルなので、どんな人にも似合いやすく、簡単にエレガントなコーディネートができる、大人女性におすすめのスカートでもあります。

上品に仕上げたいときは、パンプスやブーツと合わせて。ラフなコーディネートにしたいときは、スニーカーでカジュアルにまとめるなど、シーンや気分に合わせて幅広いおしゃれが楽しめるスカートです。

プリーツスカート

プリーツスカート

ふんわりしたシルエットが特徴のプリーツスカートも、骨格ウェーブタイプの人にぴったりのスカートです。

骨格ウェーブタイプの人のスカート選びは、軽やかさがポイント。プリーツスカートを選ぶときは、重たくない、風になびくような素材を選ぶといいでしょう。色も、黒やブラウンなど暗い色よりも、白やパステルカラーなどの方が軽やかに見えます。

小さな花がかわいらしい小花柄や、小さなドット柄など、骨格ウェーブタイプの人が得意な柄のプリーツスカートを選ぶのもおすすめです。

マーメイドスカート

マーメイドスカート

マーメイドスカートとは、腰まわり部分は体のラインにフィットし、膝下から裾にかけて広がったデザインが特徴的なスカートのこと。

骨格ウェーブタイプの曲線的なラインを生かしつつ、広がった裾で膝下の肉付きのよさをカバーできるおすすめのスカートです。

マーメイドスカートは、裾の軽やかさにフェミニンさを感じるデザインなので、きれいめなコーディネートをしたいときにぴったり。

チュールスカート・レーススカート

チュールスカート・レーススカート

糸を網目状に絡み合わせたメッシュ素材(レースの一種)のチュールスカートも、骨格ウェーブにおすすめのスカートです。

ふんわり柔らかく、薄く透け感のある素材は、骨格ウェーブタイプの人にぴったり。気になる腰まわりや下半身をカバーしてくれるので、スタイルアップ効果も期待できます。

骨格ウェーブタイプの人は上半身が華奢なため、寂しげな印象になってしまうことがありますが、チュールスカートでふんわりしたボリュームを出すと、コーディネートを華やかに仕上げられます。

また、フェミニンでエレガントなイメージのレーススカートも、骨格ウェーブタイプの人に似合うスカート。編み目が小さく、繊細なレースのものは特によく似合うでしょう。

ミモレ丈スカート

ミモレ丈スカート

骨格ウェーブタイプの人のスカート選びは、丈感も大切です。膝丈ちょうどのスカート丈にすると、肉付きのいい膝下が気になりやすくなります。そのため、ふくらはぎの中間くらいまでが隠れるミモレ丈のものを選ぶのがおすすめです。

ミモレ丈のスカートであれば、膝下の肉付きをカバーして脚をすっきりと見せられます。短過ぎず長過ぎないミモレ丈スカートは、上品でエレガントな着こなしになるスカートです。大人女性にぴったりのコーディネートが楽しめるでしょう。

膝下タイトスカート(ペンシルスカート)

膝下タイトスカート(ペンシルスカート)

膝下丈の、少しタイトなスカートも、骨格ウェーブタイプにおすすめのスカートです。

膝下タイトスカートは鉛筆のように細長いシルエットをしていることから「ペンシルスカート」とも呼ばれ、太ももから裾に向かって細くすぼまっていくデザインが特徴的。

骨格ウェーブタイプの人の曲線的な体型を生かして、フェミニンさを演出できるアイテムなので、ぜひコーディネートに取り入れてみてください。

ニットスカート

ニットスカート

柔らかな質感のニットスカートは、骨格ウェーブタイプの人の雰囲気にぴったりのスカートです。中でも、起毛素材のリブニットなど、ふんわりしたニットは特におすすめのアイテム。

ニットスカートというと秋冬のアイテムというイメージがあるかもしれませんが、使われている素材やデザインによっては、春夏のコーディネートに取り入れることもできます。

ヘムスカート

ヘムスカート

ヘムスカートとは、アシンメトリーになった裾が特徴的なスカートです。左右非対称や前後非対称など、アシンメトリーになった裾がひらひらと揺れるヘムスカートは、エレガントな着こなしにもぴったりの一着。

前後非対称になったものは、前から見たときと後ろから見たときでは、印象が変わることもポイント。後ろ姿も美しく見せられる、おしゃれな人にぴったりのスカートです。

ヘムスカートはブランドや商品によって形が変わってくるため、自分に似合うぴったりの一着探しを楽しんでみてください。

骨格ウェーブに似合わない・失敗しやすいスカート

骨格ウェーブに似合わない・失敗しやすいスカート

一方、骨格ウェーブタイプの人に似合わない、失敗しやすいとされるのは、以下のような特徴のスカートです。

  • ロング丈やマキシ丈など、丈が長いもの
  • ハリや厚み、硬さのある素材のもの
  • カジュアル感のある素材のもの

ここからは、骨格ウェーブに似合わない・失敗しやすいスカートについてご紹介します。

ロング丈スカート・マキシ丈スカート

骨格ウェーブタイプの人は、もともと体の重心が下の方にあります。ロング丈スカートやマキシ丈スカートは、重心をさらに下に下げて全体のバランスを崩してしまい、重たく見えるため、苦手なスカートです。

骨格ウェーブタイプの人がスカートを履くときは、足首を出す方が抜け感が出て、バランスも取りやすくなります。スカート選びのときは丈感に注意して選びましょう。

ハリ・厚み・硬さのある素材

ハリや厚み、硬さのある素材は、直線的なラインを作ります。

骨格ウェーブタイプの人は体の曲線的なラインや柔らかな質感が特徴なので、デニムやレザー、リネンなどしっかりした素材は雰囲気になじまず、あまり相性のよくない素材です。

カジュアル感のあるナチュラルな素材

カジュアル感のあるナチュラルな素材も、骨格ウェーブタイプの人の苦手な素材です。

くしゅくしゅした質感の素材やナチュラルな素材は、フェミニンなアイテムが似合う骨格ウェーブタイプの人には、カジュアル過ぎる印象になることがあります。

骨格ウェーブのスカート選び・コーデのコツ

骨格ウェーブのスカート選び・コーデのコツ

ここからは、骨格ウェーブのスカート選び・コーデのコツをご紹介します。

薄く柔らかな素材のものを選んでエレガントに

スカートを選ぶときは、素材にも注目すると、似合う一着を見つけやすくなります。

骨格ウェーブタイプの人に似合うのは、シフォンやレースなど柔らかい素材や薄手の素材、チュールなど透明感のある素材です。リブニットなど体にフィットするものや、光沢感のあるベロアやエナメル素材も得意です。

柔らかな質感のスカートは軽やかさもあり、骨格ウェーブタイプのふんわりした雰囲気とよく調和するので、おしゃれなコーディネートにできるでしょう。

ハイウエストを意識してバランスを取る

骨格ウェーブタイプの人はヒップの位置が低めで、体の重心が下の方にあるので、ウエスト位置でスカートを履くと、間延びして見えたり、バランスが悪く見えたりします。

ウエスト位置がハイウエストになるように意識すると、重心が上に引き上げられ、全体のバランスが整い、脚が長く見える効果も期待できます。

ウエストマークできるものを選ぶ

ベルトやリボン付きなど、ウエストマークできるスカートを選ぶのもおすすめです。ウエストを絞ると、コーディネートにメリハリが生まれ、着痩せやスタイルアップにつながります。

ハイウエストでウエストマークしてウエスト位置を高くすると、重心を上に引き上げる効果もあります。

骨格ウェーブに似合うスカートでスタイルアップ!

骨格ウェーブタイプの人は、なだらかな曲線を描く、柔らかな体つきが特徴です。スカートを選ぶときは、柔らかな素材や薄手の素材、透明感のある素材などを選ぶと、もともとの雰囲気と調和して、おしゃれに見えます。

下にある重心を引き上げられるよう、ハイウエスト位置でウエストマークするのもスタイルアップのコツ。ベルトやリボンなどのアイテムをプラスするとフェミニンさや華やかさも出て、骨格ウェーブタイプの人の魅力を引き出してくれるでしょう。

※この記事は2022年3月の記事を再編集して掲載しています。

■もっと知りたい■

ハルメク365編集部

女性誌No.1「ハルメク」の公式サイト。50代からの女性の毎日を応援する「観る・聴く・学ぶ・つながる」体験型コンテンツをお届けします。
会員登録をすれば、会員限定動画を始めさまざまな特典が楽しめます!

マイページに保存

\ この記事をみんなに伝えよう /

注目企画