川邉サチコさん・美木ちがやさん母娘に学ぶ

美容家母娘が語る「やっぱりおしゃれは元気をくれる」

公開日:2022/01/05

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自粛期間で体型や姿勢が変化し、いざ外出となると「一体何を着れば?」と悩んでしまう……そんな声をよく耳にします。美容家として活躍しおしゃれにも注目が集まる川邉サチコさん、美木ちがやさん母娘に、コロナ禍で感じたおしゃれの力について伺いました。

川邉サチコさん、美木ちがやさんのプロフィール

川邉サチコ(かわべ・さちこ)
1938(昭和13)年生まれ。国内外のコレクションでヘアメイクとして活躍した後、広告・舞台などに活動の場を広げる。その後サロン運営を経て、現在娘のちがやさんと予約制のトータルビューティーサロン「KAWABE LAB」を開設。雑誌「ハルメク」に連載中の「マダムのつくり方」や著書『カッコよく年をとりなさい』(ハルメク刊)を通じ、女性の総合的な美しさを伝える。

美木ちがや(みき・ちがや)
1963(昭和38)年生まれ。母・川邉サチコさんと一緒に、「KAWABE LAB」を主宰。ヘアメイク、ファッションなどトータルな提案を行い、雑誌や広告などで幅広く活躍している。雑誌「ハルメク」の連載「マダムの作り方」では撮影を担当し多才さを披露。ハルメクWEBではコラム「キレイはこれから。」が好評連載中。

着飾るのは人間の本能。改めて気付いたおしゃれの力

着飾るのは人間の本能。改めて気付いたおしゃれの力

「コロナ禍に入って約2年。みなさん、いろいろなストレスを抱えてらっしゃると思います。家にずっとこもっているから体型や姿勢も変わり、おしゃれから遠ざかってしまった……という方も多いのではないでしょうか」と川邉サチコさんは振り返ります。

「コロナ禍が始まって1年くらいたった頃、自粛を続けながらも、毎日ちょっとずつおしゃれに関する投稿をインスタグラムにアップするようにしていました。犬の散歩をするときのコーデとか、マスクをしていても日焼け止めは必須ですよ……とか。そうしたら、けっこう反響があったんです」とちがやさん。

「おしゃれって、本来自分のためにするものだと思っていて、コロナ禍では特に、おしゃれをすることで精神的にすごく助けられました。見ている方にも伝わるようで、インスタのコメントで『元気をもらえました』とか『ちょっとした外出でもおしゃれって大事ですね』という声が多くて、みなさんもおしゃれの力を感じてらっしゃるんだな、と実感しました」(ちがやさん)。

「そうそう。着飾る、ということは人間の本能だと思うんです。でも、それが自粛で押さえられ続けると、気分もふさいでしまう。だからこそ、せっかくなら毎日のおしゃれを、もっと楽しんでほしいですね」(サチコさん)

さあ、おしゃれをしよう!でも何を着る?

さあ、おしゃれをしよう!でも何を着る?

とはいえ、「さあ、おしゃれをしよう」と思っても、「一体何を着れば?」と悩む方も多いはず。「おしゃれって、何も仰々しいもので華やかに着飾るだけじゃない。自分が居心地のよいものを選んで、そこに、今まで着たことがなかったデザインやアイテムにトライすることを加えて、新鮮な気分になれたらいいですね」とサチコさんは提案します。

ちがやさんも「おしゃれをする」といっても、かしこまったよそ行きのワンピースやドレスのような洋服は必要ないと言います。

「普段使いができて、しかも気分が上がるような服がいいと思います。例えば私はロングジレが大好きなんです。羽織るだけでどんな服も見違えるように素敵になるし、ちょっとした寒暖調節もできて実用性もあるんです」(ちがやさん)

「確かにヒラヒラとしたロング丈の洋服は、気分が上がりますよね。芸者さんの羽織は長ければ長いほどいい……なんて言いますが、裾がひるがえることで気分が高揚する効果もあるんですよ。そういうディテールのあるファッションを選ぶのも、おしゃれで元気を出すことにつながりますね」(サチコさん)

マスク生活で鈍感になりがち……おしゃれ感度は上げていこう!

マスク生活で鈍感になりがち……おしゃれ感度は上げていこう!

またサチコさんとちがやさんは、マスク生活は人の感性を鈍くさせるのでは、とも指摘します。

「マスクをすると、人から見られているという感覚が薄れて、気持ちが緩んできますよね。外へ出るときの恰好に、気が回らなくなってしまう。近所のスーパーマーケットに行くときなんかも『まあいいか』って、家着のままだったりして。実は案外、近所の人に見られていたりするんですよ」(サチコさん)

「あと、マスクで鼻をふさがれるから匂いも感じにくくて、季節や周囲の変化など、いろんなことに鈍くなっている気がします」(ちがやさん)

とはいえ、マスクをしないと外も歩きづらい昨今。どうすればいいのでしょうか。

「もうマスクもファッションの一部と思って過ごす時代になってきていますよね。そういう新しい時代には、新しいファッションや考え方が生まれてくる。それって、進歩だとも思うんです。日本人は控えめなので『目立っちゃいけない』『大変な時だからおとなしくしていなくちゃ』と考える人も多いですが、こんな時だからこそ、おしゃれの力を使って、自分に自信をつけてほしいと思います」(サチコさん)


撮影=奥村康人(NEWS) スタイリスト=大貫まりこ(モデル) ヘアメイク=渡辺みゆき(モデル) モデル=石井たまよ

■もっと知りたい■


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峯積 抄公子

みねづみ・さきこ 2005年入社。高知県出身。「ハルメク おしゃれ」編集部、ファッション部門担当。身長は150cm前後を行ったりきたり。小さい頃から背が低く、整列すると前から2番目までが定位置。裾上げしたデニムの余り布で、ポシェットが作れます。

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