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- 片付けのコツは「少しずつ」!やる気を出す方法とは?
くつろく時間が長い家。部屋はストレスフリーな空間でありたいですよね。そのためには整理整頓が大事……とわかっていても中々やる気を出すのは難しいもの。片付けのコツは「ハードルを下げる」こと。今回はやる気が出る片付け法を紹介します。
片付けをどこから始めればいいかわからない
いざ片付けを始めようと思っても、どこから手をつければいいのかわからず、せっかくのやる気もなくなってしまうこと、ありませんか。それは「片付けのハードル」が高いからかも。
部屋を片付けられないは、そもそも片付けとはどういう行動か、改めて確認していきましょう。
「片付け」は「元の位置に戻す」こと
「片付け」という言葉を辞書で引くと、「物を、適当な場所にきちんと入れ納める」となっています。つまり、物には「適当な場所」があるということ。家の中のすべての物には「戻る場所」があるのです。
部屋が散らかってしまう最大の理由は、その物が戻る場所が決まっていないから。物の定位置が決まっていれば、散らかっていてもそれぞれのところに戻せばいいだけです。元の位置に戻すだけだと思えば、簡単ですよね。
散らからなければ、物をなくしてしまうことも少なくなります。片付けの基本のステップは、物の定位置を決める作業だと覚えておきましょう。
本当に必要なものを選ぼう
物が多過ぎて片付けができない、と悩んでいる人は多いはず。そんなとき、物を「捨てる」「減らす」片付け方法を参考にすることもあると思います。しかし、「物を捨てること」が目的になっていませんか。
確かに物の量が減れば、片付けは楽になります。でも、片付けは捨てることが目的ではありません。
注意したいのは、捨てる物を選ぶのではなく、必要な物を選ぶということ。自分に必要な物に囲まれることで、快適な生活を送れるのです。
物を捨てようと思ったということは、物が多いことが自覚できている証拠。自覚があれば物を選べます。しかし、捨てるか残すかを悩むことは、中々ストレスです。まだ使うかも知れない、もったいなくて捨てられないなどさまざまな理由が付きまといます。
物を選ぶときには、必要な物から決めていきましょう。捨てるか迷ったら保留で大丈夫。結果的にあまり量が減らなくても、必要な物がわかることが重要です。その必要な物の定位置を決めれば、散らかることも少なくなります。
収納スペースは有限!
ネットで少し検索すれば、片付けのテクニックや、収納グッズが溢れています。狭いスペースを有効活用するためにテクニックやグッズを使うことは良いことですが、頼りすぎは要注意。元々の家の収納スペースが増えるわけではないからです。
物の定位置を決めるには、収納スペースを把握することが大事。基本的に「物の戻る場所=収納スペース」だからです。物理的に入らないと、片付けられないのも当然ですよね。どの程度収納できるか、どんな物を置けるかをイメージしてみましょう。
片付けは一気に全部やらなくてもいい
いざ片付けを始めても、いつまで経っても終わらない状況に疲れて、途中でやめてしまった経験はありませんか。
片付けは時間がかかる作業です。一気に全部片付けようとしても、中々やる気は長続きしません。そこで、グッとハードルを下げてみましょう。片付けは「少しずつ」でいいのです。
目の前のものから始めてみる
片付けは小さなスペースから始めてみましょう。小さなスペースとは、例えばタンスの引き出し1段分や洗面台の下、リビングのテーブルの上など。その場所だけを片付ける、と決めて取りかかるのがコツです。
一気に全部片付けようとすると中々やる気が出ず、どんどん後回しにして、さらに散らかるという悪循環に陥ってしまいます。片付けのハードルを下げて、まずは目についた場所だけを片付けてみましょう。
そして、片付けは完璧にやらなくても大丈夫。キレイに拭いて収納方法も見直してと、あれもこれもと手を広げると、それだけで疲れてしまいます。今までよりも良くしようと張り切らず、物を定位置に戻すことだけで十分なのです。
片付け作業を具体的なステップに分ける
「部屋を片付ける」と言っても、具体的に何をすればよいのかが曖昧です。何からやればよいかわからないと、人は面倒に感じてしまい億劫になります。そんなときは、片付けの行動を具体化しましょう。
例えばリビングに洗濯物が取り込んだままの状態になっている場合、「家族ごとに服を分ける」「服をたたむ」「服をしまう」というステップに分けてみましょう。紙に書き出すと整理できます。
書き出してみると、意外と行程が少なかったり手間がかからなかったりするものです。この時、もし面倒に感じる行程があれば、違う行程に変えてみるのもよいでしょう。例えば「服をたたむ」のが面倒だと感じたら、「服をハンガーラックにかける」でもいいのです。小さなステップ一つでも、何もやらないよりは部屋が片付いた状態に近付きます。
人は始めると続けられる
やる気が起きないときにやる気を出そうとするのはとても難しいもの。実は人は「先に体を動かす」方がやる気が出ると言われています。まず手を動かすことで神経伝達物質であるドーパミンが分泌され、やる気につながると脳科学の分野からも指摘されています。
とにかく余計なことを考えず、散らかっている物を一つ、手に取ってみましょう。一つ片付けると次の一つ、というように、エンジンがかかってきます。気分が乗ったらそのまま他の場所も続けていきましょう。、「いつのまにか部屋全体が片付いていた!」なんてこともあるかもしれません。
逆に、あれこれと考えるだけで体を動かさないと、脳が疲れてしまいやる気がどんどん起こりにくい状態に。やる気を出すには「とりあえずこれだけ片付けようかな」と、軽い気持ちでまず体を動かしてみることが大事なのです。
タイマーをかけて5分だけ
どうしてもやる気が出ないときは、時間を決めるのも一つの方法です。タイマーを5分にセットして、よーいスタートで始めます。短い時間だけなら集中して片付けもでき、やる気も持続します。
忙しくて時間がないときも、短い時間だけ片付ける方法は有効です。また、短い時間で片付けるときは優先順位を決めるとよいでしょう。夕飯を作る前にシンクを片付ける、テーブルの上を片付けるなど、次の作業の環境を整えられればモチベーションも上がります。
短い時間で片付けるときは、処分に迷った物を「保留ボックス」に入れて分けておくとよいでしょう。いるかいらないかを決めることは時間がかかります。保留ボックスに仕分ければ、後で時間があるときにじっくり決められます。
モチベーションを上げるために
少しずつ片付けるには、継続することが大事です。そこで、片付けのモチベーションを上げる方法をいくつかご紹介しましょう。
片付けができた部屋をイメージする
モチベーションを維持するには「この行動をした先に何があるか」「どんな良いことが持っているか」という期待が必要です。片付けた後の部屋が、自分にとってどう良い効果があるかを考えてみるといいでしょう。
きれいに整理整頓ができた部屋なら、居心地が良いことはもちろん、物がすぐに見つかります。そのため時間も効率良く使えますし、ストレスもありません。自分の理想の部屋をイメージすることで、モチベーションが上がります。
自分への「ご褒美」を作る
自分にご褒美を作るのも、モチベーションを継続するのに良い方法です。片付けが1か所終わったら、お菓子を食べる、好きなドラマを見るなど、自分に合ったご褒美を考えてみましょう。ささやかでも幸せを感じられるご褒美を用意することで、モチベーションが持続します。
そして部屋全体が片付いたときは、欲しかった洋服を買うなど、少し大きめのご褒美を用意しておきましょう。最終的な目標に向かって継続してがんばれます。
音楽をかける
片付けをするとき、好きな音楽やテンションの上がる曲をかけるのもよいでしょう。片付けがつらいものになってしまうと、モチベーションは維持できません。とにかく片付けの時間を楽しむことがコツです。
好きな音楽を聞くことで気分良く片付けをこなせます。明るくリズミカルな曲をかければ、自然と体も動かしやすくなり、ノリノリで片付けられるはず。
ビフォーアフターの写真を撮る
モチベーションを維持するには、小さな成功体験を積み重ねることが大事です。そのためには、片付けを始める前と後の写真を撮りましょう。散らかっていたところがこれだけ片付いた、と自分で客観的に見ることで、違うところも片付けようというやる気につながります。
締め切りを作る
少しずつ片付けるときに心配なのは、やる気が続かず途中でやめてしまうこと。いつまでも片付けが続くと思うと、終わりが見えずモチベーションが維持できなくなってしまいます。そうならないために、締め切りを作ってしまうのも一つの方法です。
今週中、今月中などで決めてもいいですが、効果的なのはイベントに合わせること。クリスマスまで、誕生日まで、結婚記念日までなど、近いイベントを締め切りに設定しましょう。特別な日を片付いた部屋で過ごすために、やる気が出てきます。
しばらく記念日がないときは、自分でイベントを作ってしまうのもよいでしょう。他人に部屋を見せるイベントが効果的。例えばオンライン飲み会を主催してみるなどです。自分のバックに映る部屋をキレイな状態で見せたい、ということがやる気につながります。
片付けが苦手な人は、ルーズなように思われがちですが、実は責任感の強い完璧主義の傾向があります。一気に片付けようとして、できない自分を責めてしまい、ストレスを感じる人もいるようです。
まずはハードルを下げることが片付けのコツ。少しずつ、短い時間からでも片付けはできます。目の前の物から片付けを始めて、気持ちのいい空間を作っていきましょう。
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