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- 簡単5ステップ・1時間で手放せる!バッグの片付け方
片付け名人こと、家事支援サービス「カジタク」のスタッフが片付けのコツを紹介する連載企画。今回のテーマは「バッグ(カバン)の片付け方」です。1時間でスッキリ片付ける方法を紹介します。捨てるのが苦手な人は、社会に役立つ手放し方も必見!
モニターさんも感動!5ステップの簡単片付け
衣類を無理せず手放す方法として、前回までに、服の片付け・靴の片付けについてお話してきましたが、今回は「バッグの片付け」をテーマにお話します。
以前に「オンライン片付けレッスン」のサービスを始めるにあたり、モニターさんにバッグの片付けを実施してもらったことがあります。
その時はオンラインにもかかわらず、たった1時間でスッキリとバッグの片付けが終了し、お悩みも解決できてモニターさんに大変喜んでいただけました。
今回は、その時の片付け方を紹介したいと思います。当時のモニターさんの写真を撮っていなかったので、私のバッグで再現してみますね。
ステップ1:バッグ選びの優先順位を「確認する」
まずはお茶でも飲みながら、紙とペンを用意して、簡単なワークをやってみましょう。
バッグを選ぶ優先順位をチェック!
自分の好みに合っていないものは、取っておいても結局使いません。まずは、どんなバッグが自分には必要なのか、改めて言葉にして確認しておきましょう。
次の6つの項目を見てください。あなたにとって「バッグを選ぶ優先順位」は何でしょうか。ランキング形式で順位をつけて、紙に書き出してみましょう。
- 高級感・ブランド
- 機能性
- 色
- 素材・重さ
- サイズ
- デザイン・個性
例えば、私がバッグを選ぶときの優先順位は以下の通りです。
1位 機能性(斜め掛けできるか、肩に掛けられる・上を閉じられる)
2位 サイズ(A4が入る)
3位 色(黒・落ち着いた色)
4位 デザイン・個性(見るたびに「かわいい」と思えるもの)
5位 素材・重さ(軽いに越したことはない)
6位 高級感・ブランド(長く使いたいので結果としてブランドものになることはある)
最初にこのワークをやっておくと、後の作業がスピードアップするので、ぜひやってみてくださいね。上記の項目以外に、自分なりの項目を追加してもかまいません。誰かと一緒にやると、お互いの好みの違いがわかって面白いですよ。
続いて、片付けの基本『だ・わ・へ・し(出す・分ける・減らす・しまう)』にそって、整理していきましょう。
※『だ・わ・へ・し』については、整理収納アドバイザー 井田 典子 氏が提唱した片付けのルールになります。
ステップ2:収納からバッグをすべて「出す」
次に、クローゼットなどの収納場所から、自分の持っているバッグをすべて出します。
収納から出して並べると、自分の持ち物の全体像を改めて俯瞰(ふかん)できます。
俯瞰とは、1段高い視点から全体を眺めてみること。そうすることで全体の「量」を体感できると思います。懐かしい、もはや「思い出」となった品も出てくるかもしれません。これまでの自分とバッグとの関わり方が見えてくるはずです。
ステップ3:用途や大きさでバッグを「分ける」
さまざまな種類のバッグがありますので、カテゴリーで分けてみましょう。この分けるという作業を通して、自分の頭の中も整理できるのです。
- 【用途】で分ける……仕事用・プライベート用・旅行用・冠婚葬祭用など
- 【大きさ】で分ける……大・中・小など
- 【形状】で分ける……リュック・トートバッグ・ショッピングバッグなど
バッグの量がかなり多い場合には、さらに【色】【ブランド】【季節】で分けることもあります。これらを参考にして、自分なりのカテゴリーで分けていきましょう。
もし「分ける」「分類する」のが苦手な場合は、以下のようなイメージで、わかりやすいものから順番に集めてグループを作ってみてもOKです。
- 冠婚葬祭用のバッグを集める
- 旅行でしか使わないバッグを集める
- リュックを集める
使用頻度や使うシーズン、見た目でざっくり分けておくと、後で収納するときにも便利です。
私の場合は、写真のようにバッグを分けてみました。
ステップ4:使わないバッグを「減らす」
ステップ3で分けたカテゴリーごとに、今後も使いたいものと、そうでないものを分けていきます。
まずは直感で決めてみましょう。「飽きた」「なんとなく使う気になれない」「結局使わない」など、今の気分に合わないものを取り除いていきます。心の声に従う感覚です。
それでも迷う場合は、最初にやったワークを思い出してみましょう。特にステップ1で確認した優先順位の1位~3位の条件を満たしているか、チェックしてみます。すると、本当に自分に必要なバッグなのかどうか、判断しやすくなります。
お役目が終わったバッグについては、これまでの働きに感謝してお別れしましょう。今の自分にふさわしいものだけが並んでいる景色は、なんとも気分が良いものです。
ステップ5:バッグの定位置を決めて「収納する」
最後に、今後も使いたいバッグだけを、収納していきます。できるだけ同じ仲間同士でバッグの定位置となる「席」を決めておくと、探す時にも、戻す時にも迷わなくて済みます。バッグ一つ一つに席を決めて、大切に扱いたいものです。
私の場合はクローゼット内の棚に、「普段用」と「冠婚葬祭用」に分けて、席を決めて収納しています。
棚の左端は「冠婚葬祭用」の席です。バッグを買ったときの箱のフタを仕切りとして置いて、その中に「冠婚葬祭用」のバッグを入れてあります。冠婚葬祭用の靴や予備のポーチも、合わせてここに置いてあります。
それ以外のバッグは「普段用」として、右側にずらりと並べて置いていきます。そのまま並べると少し窮屈なので、工夫をしています。大きなバッグと小さめのバッグとを入れ子式に組み合わせて、親子セットで保管するのです。
大きなバッグは中身が空洞なので、その空いたスペースを有効活用できます。
以下のように、同じ特徴のあるバッグ同士を組み合わせると、中にどのバッグが入っているのか察しやすいのでおすすめです。
- 茶系のバッグの親子
- 黒のバッグの親子
- 同じ形状の親子
バッグ収納は「置く」と「掛ける」の使い分けを
バッグの収納は、「置く」か「掛ける」かのどちらかになります。
- 置く:カチッとしたバッグ・重たいバッグ
- 掛ける:くたっとしたバッグ・軽いバッグ
というように使い分けることもできます。
最近は100円ショップでも便利な収納アイテムが手軽に買えます。「置く」時は、布製の収納ケースやプラスチック製の収納ボックス、「掛ける」時は、S字フックやバッグハンガーなどがおすすめです。壁面収納や下げ収納もあれば活用しましょう。
ちなみに、わが家ではキャスター付きのバッグは、デスク下の床に置いています。
旅行用のキャスター付きバッグの中には、旅行で使うバッグやポーチなどをまとめて入れてあります。
以上の流れ・収納アイデアを参考にして、バッグの整理をしてみましょう。この作業を通して、自分の好きなものや、今必要としているものを再確認できる機会となります。
プロの片付けサポートや社会に役立つ寄付サービスも活用
もし1人で作業するが難しい人は、「オンライン片付けレッスン」やご自宅にお伺いして片付けをサポートさせていただく「片付け名人」サービスもあります。
片付かずイライラしていた場所が、1時間でスッキリする爽快感をぜひ味わってみてください。
もったいないと感じてバッグが捨てられない人は、役立つ手放し方として、「古着でワクチン」などへバッグを寄付するのもおすすめです。
「古着でワクチン」は、使わなくなった服や靴、バッグを送ることで、開発途上国の子どもたちにワクチンを届けることができるサービス。また、回収された古着は、開発途上国で再利用されるそう。
荷物でパンパンのクローゼットを使いやすい収納スペースへ、そして不要なものは「捨てる」から「役立つ手放し方」へ。忙しい日々かと思いますが、1時間で家も心もスッキリしてみませんか?
教えてくれたのは…家事支援サービスのプロ集団「カジタク」
アクティア株式会社が提供する家事支援サービスのプロ集団「カジタク」。家事(掃除・料理)代行・整理収納・片付け・ハウスクリーニング・衣類クリーニングなど、プロならではの視点からお役立ち情報やアドバイスを発信する。
お得な特別版「ハルメク 古着でワクチン」をチェック!
特別版「ハルメク 古着でワクチン」は「古着deワクチン」を運営する日本リユースシステム株式会社と協力し、生まれたサービスです。
通常一口につき、ポリオワクチン5人分の寄付となりますが「ハルメク 古着でワクチン」なら、キットを1点購入いただくと、開発途上国の20人の子どもたちにワクチンを寄付できます。衣替えのタイミングでぜひご利用ください。
>>詳しくは、ハルメク通販サイトをご確認ください。
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