肌がうるおわないのは、化粧品のせいではなかった

エイジングケアで最初に見直すべきは、保湿の“方法”

藤井 優美
2018/11/19 13

気温の低下とともに空気が乾くこの季節、「何をやってもダメ」「どんなにうるおしても乾く」など、冬に向かうほど乾燥の悩みは深刻さを増します。この先、暖房や北風によって肌は、より乾きやすくなります。だからこそ、正しい保湿ケアをマスターしましょう。

【目次】
  1. エイジング悩みの根本は、乾燥だった!
  2. 保湿は、化粧品選びよりその“方法”にあり

エイジング悩みの根本は、乾燥だった!

“今更保湿ケアのおさらい?”と思うなかれ。もし保湿ケアが完璧だったら、ちょっと大げさですが、肌の乾燥はもちろん、シワやシミ、くすみ、肌のしぼみに悩んでいません。というのも、スキンケアの基本は保湿。きちんとうるおっている、もとい“うるおうことができる” 肌は、紫外線や寒気などの外的刺激から肌を守ることができます。

さらに、防御機能が高いと肌内部の機能が健やかになるため、うるおいを巡らせることができるし、日中に受けたダメージを速やかに修復することができます。すると、肌のバリア機能も強固され……。ニワトリが先か卵が先か、ではないのですが、保湿ケアによって肌本来の機能を高めることができるのです。つまり、うるおった肌を手に入れるということは、同時に若々しい肌も手に入れられるというワケ。
 

保湿は、化粧品選びよりその“方法”にあり

保湿ケアというと「どの化粧品がいい?」とよく聞かれます。しかし、“何を使うか”よりももっと大切なことがあります。それは“使い方”。まずは以下の内容を見直してみてください。

■自分にとって化粧品の適正量を知る

多くの女性を見てよく感じるのが、化粧水にしてもクリームにしても使う量が少ないこと。使う量が少ないと化粧品の効果が発揮できないだけでなく、塗布するときに肌を摩擦して刺激になることも。基本はやはりメーカーが推奨する量ですが、個人的にはそれよりちょっと多めがいいかな、と思っています。

というのも、ハルメク世代になると、水分量だけでなく皮脂量も少なくなるから。でも、実際に乾燥に悩まれる方の手の甲に「このくらい保湿してください」とクリームなどを塗ると、「私には重い……」と答える方が何と多いことか。これは自分の保湿量がわかっていないから。

自分の肌に適正な量を知るには、夜のスキンケアのときにクリームをいつもより多めに重ね、翌朝の洗顔時に肌状態をチェックしてみるのが簡単で手っ取り早い方法。塗布したものが肌になじんでいるようなら、これまでの量が足りなかった証拠。テカっていたらその部分は量を減らしてもOK。化粧品は肌に均一につける必要はありません。足りないと感じれば、その時に重ね塗りをしても。量を調整しながら自分にぴったりの量を見つけてください。

■化粧品のなじませ方が雑

毎日行うがゆえにルーティーンになりがちなスキンケア。顔を洗ったら化粧水をつけて……と、無意識にケアをしていませんか? 無意識のスキンケアは、塗っているつもりでも塗れていない箇所が必ず出てきます。目頭のくぼみや口周り、あごの下などにもきちんと手を添わせて塗布するようにしてください。

肌は毎日状態が変わります。スキンケアをしていることに意識を向けると、同じ化粧品を使っていても、肌への入り方やなじみ方などに違いがあることに気づきます。ここに気づくことが美肌への大切なステップ。目と手で肌の状態を、いつも感じるようにしてください。

■スキンケアには“適温”がある

寒い室内で行うスキンケアは、手早く済ませようとしてスキンケアが雑になります。暖かく、ゆったりとお手入れができる空間もケアをする上では重要。

同様に、洗顔にも適温があります。冷たすぎる水はすすぎが不完全になりがち。逆に熱いお湯は、肌に必要なうるおい成分まで落としてしまいます。適温は、人肌ぐらいの32~34度程度と心得て。また、シャワーを浴びたままの温度で顔を洗うのはご法度。肌が乾燥しやすくなります。自分の皮脂に勝る保湿剤はありません。洗顔時の水温、さらには洗いすぎには注意をしてください。

日進月歩の化粧品開発において、乾燥肌の原因やうるおすためのアピール法なども開発されていますが、いまだ悩む女性が多いのも事実。「化粧品がダメ!」ではなく、使用量、なじませ方、スキンケアをする環境など、いま一度ご自身のスキンケアを見直してみてください。きっと、今お使いの化粧品でも“うるおい感”を実感できるはずです。
 

藤井 優美

ふじい・ゆうみ エステティシャンを経て、1992年よりフリーランスのエディター・として活動。美容雑誌『美的』は創刊時から携わり、現在は『MAQUIA』をはじめ多くの女性誌で、スキンケア、メイク、アンチエイジングなど、美容全般の企画、構成、執筆を担当。http://dis-moi.co.jp/

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