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- 普段の生活にアロマオイルを取り入れてみました!
薬剤師のみやいです。子どもが小さかった頃に使っていたアロマオイル。夫婦二人となった今改めて使うと、また違った使い方と出合うことに。まずはアロマの基礎的なことを書きました!
子どもにアロマオイル
まだ子どもが小さかった頃、アレルギー体質のために使い出したのがアロマオイルでした。
風邪を引いた時に、お風呂でのアロマバスなど、さまざまなシチュエーションで使用していました。しかし子どもの成長と共にアロマオイルの出番も少なくなっていき、いつの間にか我が家でのアロマオイルの存在は完全になくなっていました。少し寂しいですね。
そして子どもたちは家を離れ夫婦だけの生活になった今、ゆとりが出てきました。ふとアロマオイルを使ってみよう! と。
せっかくなので、アロマオイルについてきちんと学ぼうと思い立ちました。今回は、アロマオイルの先生から学んだことを、お話ししたいと思います。
アロマテラピーの歴史
ペスト医師(17世紀・ヨーロッパ)。
世界で最も恐れられていたペスト。医師たちは感染を防ぐため、くちばし型のマスクをしていてその中にハーブや香料を詰めていたそうです。また香料入りのワックスを塗ったガウンを着て、ヤギ革製の帽子、手袋、靴を着用し、手には杖を持っていました。杖は患者に触れないようにするためのものだそうです。
当時の絵を見ると医師というより、まるでカラスのようないでたちです。しかしそれが最先端の防護服。現代のものとはだいぶ違いますね。
17世紀フランスでは、香水は治療薬だったようです。調香師が頭の上に香炉、肩に扇、手には石けん玉、胸元には軟膏が入った容器とオレンジ水やバラ水が入った瓶、スカートにはペーストが入ったチューブなどを携帯していました。
日本でいう富山の薬売りのような感じですね。
精油とは?その特徴
精油とは植物の花、葉、果実、果皮、根、種子、樹皮、樹脂などから抽出した天然のオイルです。
精油の特徴は
- 揮発性の芳香物質
- 水に不溶
- 可燃性、引火性がある
- 熱、酸素、光に触れることにより劣化する
アロマオイルは生活に彩りを与えてくれますが、この可燃性、引火性には十分気をつけて使用しないといけませんね。また保存では、劣化しないよう蓋をしっかり閉める。直射日光を避ける。立てて保管することなどが大切だそうです。
以下、注意点をまとめてみました。
取り扱いの注意点
- 飲用不可
- 点眼不可
- 原液での肌への塗布はしない(キャリアオイルで薄めてから)
- 芳香浴では呼吸器を刺激することがある(喘息の方)
- 光毒性のある精油は塗布した部分を光にあてない(光接触皮膚炎を起こす事がある)
- 精油は引火性があるので使用後はしっかりふたを閉める。着火源から離して保管
- 一度に大量に使わない
香りの効果
自律神経系、免疫系、内分泌系、気分高揚、リラックス効果があり、睡眠の改善や更年期障害の改善にも効果的といわれています。
今は香りによる体内での生理作用が分かってきています。
次回は、我が家でどのように使用しているのかを書こうと思います。
※参考図書 アロマセラピー標準テキスト 基礎・実技編 / 著者 日本アロマセラピー学会 / 出版社 丸善出版
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