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日本が誇るアーティストたちが50周年を迎えているこの数年、彼らの音楽は青春だったというよりバイブルです。
「シティポップ」のとりこ その1
2023年になりました。
私(58歳)たち世代としては、ほぼバイブルのようなユーミンこと松任谷由実は、2022年に50周年という記念の年を迎えていたことを知りました。
今回のテーマは、わたしの音楽の趣味、についてです。
日本の音楽もいい
中学生になりたての頃、英語に初めて触れて、英語が話せるようになりたい、わかりたい、と「American TOP40」を聴くように。
そして洋楽にどっぷりつかり始めた頃、『世良公則&ツイスト』に出会いました。
当時は、『サザン』『ツイスト』『原田真二』『Char』など、ニューミュージックの若いバンドが誕生していた華やかな時代で、「音楽は洋楽」と思い込んでいたわたしの耳には日本語のロックがとても新鮮で、「世良さん!」のファンになりました。
今思えば、一昨年(2021年)、BTSの『Dynamite』を聴いたときの衝撃と似ていたのかもしれません。
世良さんの曲は「洋楽みたい」だったから魅かれたのですが、まさにBTSの時と同じような感じ。それをきっかけに、日本人アーティストの曲を聴くようになりました。
オシャレなシティポップ
高校生くらいになると、AOR(Adult Oriented Rock)というカテゴリーの大人っぽさに憧れ、日本では、いわゆる「シティポップ」の流行の波が押し寄せていました。
世良さんたちのニューミュージックより、「洗練された印象」の「シティポップ」が表現する都会的な音楽に興味を持ち始めました。
都会的というか、「リアルな東京」が歌われている曲は、高校生には少し先行くお姉さんやお兄さんが、夜遊びしたりドライブしたりという、「手が届きそうな現実の世界」でした。
そんな中で、わたしが一番好きなのが、南佳孝。一番最初に聞いた曲は『モンロー・ウォーク』だったと思います。
角川映画の主題歌になった『スタンダード・ナンバー』(薬師丸ひろ子バージョンは『メイン・テーマ』)。そしてほとんど誰もが一度は聴いたことがあるのでは? と思う、「Want you」から始まる『スローなブギにしてくれ』と、とにかく「かっこいい」世界が描かれていたのです。
『メイン・テーマ』も『スローなブギにしてくれ』も、映画の原作は、片岡義男。
大学生の頃の私は、この二人の作り出す「都会的な生活」のとりこになってしまいました。
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