一茶ってエエやっちゃ!北斎ってホンマすごいわ
2022.03.132023年01月19日
水の都「松江」と出雲、1泊2日
冬の島根。こたつ船遊覧と神秘の占い体験
ぬくぬくこたつ船で、国宝松江城と武家屋敷を見上げ、スピリチュアルスポットで占いを体験。江戸時代の城下町と神話の国出雲を、1泊2日で訪ねました。
「ぐるっと松江堀川めぐり」はアトラクション気分
日本の水の都「松江」。
ベニスがゴンドラなら、松江はこたつ船。「ぐるっと松江堀川めぐり」は、松江城を囲む堀川を屋根付きのこたつ船で遊覧します。
低い橋をくぐる時は、屋根が下がります。船頭さんの合図で、みんな一斉に体を折り曲げてこたつに突っ伏し、狭い水路は、息をひそめて通過。時々ガガガリガリと、船の側面を擦る音も。大丈夫なのか?
水際では、亀が甲羅を干して、カワウが鋭い目でドジョウを狙っています。
水鳥は、バタバタと低空飛行して、船の進路を譲ってくれます。
テーマパークのアトラクションみたい!
「日本の道100選」の武家屋敷と老松の風情ある街並みや、松江城を眺めながら、約3.7kmを約50分かけて一周します。
乗り場は3か所あって、一日中乗り降り自由。
観光・アトラクション・移動手段の3つを兼ねて1500円。お得です!
国宝松江城はシブくて男前!
松江城天守は漆黒、装飾は少なく質実剛健。でも愛称は可愛く「千鳥城」。
「屋根の端が、千鳥が羽を広げた時のように上を向いているから」と係員さん。ほんと! 屋根の先が空に向かって曲がっている!
現存天守なので、手を加えることができず、エレベーターはありません。
急な階段を上ります。
つるつる、てりてりの階段は、築城時のもので、桐でできています。
手すりにしがみつきながら最上階5階の望楼へ。
宍道湖や松江の街を一望。
どよ~ん。階段をちんたら上っているうちに、冬の山陰らしい曇天に^^;
塩蔵や井戸を備えて、立て籠もる気まんまんのお城ですが、実際は、一度も攻められることがなかったそうです。
スピリチュアルスポット「八重垣神社」
松江市内にある「八重垣神社」の「鏡の池」は、女子に人気のスピリチュアルスポット。
水面に占いの紙を浮かべ、硬貨を乗せます。
早く沈めば、願いは早く叶い、遠くで沈めば、待ち人は遠くにいると伝えられています。
おお! 早い! 近い!
目の前で2分足らずで沈んだ。
隣りで見ていた女性が、「すごいです! とても早い! わたしは11分もかかりました」
そう? すごい? ありがとう!
早く沈んだこと以上に、一緒に喜んでくれる人がいたことがうれしい!
出雲は、ぜんざいや日本酒の発祥の地
出雲大社。
独身の頃、良縁を祈願して、次は、息子たちに彼女ができることをお願いして、今度は、孫とのご縁を願ってお参り。
神頼みの人生です。
出雲はぜんざい発祥の地。「神在(じんざい)餅」に起因するのだそう。参道にはぜんざいを出す和カフェがいっぱい。
「日本ぜんざい学会」のぜんざいは、甘さ超控えめ。小豆が硬めで割れていないから、豆の味くっきり、ほっこりした食感。
さらに、出雲は日本酒発祥の地。全国から集まった神様がお酒を造って宴会を開いたとかなんとか。
「ワイングラスで」のポップに惹かれて、お土産に「月山」。
出西窯へ足を伸ばして、ようやく帰路に。
買ったのは、青い八寸皿と小皿。
鯛かスズキなど白身を合わせたかったけれど、節約してイナダ。
器は自分へのお土産におススメです。使うたびに、旅の思い出に浸れます。
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