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思い出の珈琲
いつ頃から飲み始めたのだろうと、思い返してみると……。幼い日の日曜日が思い浮かびます。日曜日の朝は、待ち遠しくうれしかったものです。
朝早く焼きあがったパンを買いに父と一緒に出かけます。その時のうれしさと言ったら、たまらないホンワカとした時間でした。父の顔を見上げながら、そっと手をつないで歩きます。
パン屋に到着すると何でも好きなパンを買ってもらえます。父はシンプルに食パンにバターを塗ってもらいます。母の分はイチゴジャムです。パンの袋を両手に抱えて、父と並んで歩きます。
神田川の流れを見下ろしながら橋を渡ると、お茶屋さんがありました。父は必ず日曜日はお茶屋さんに立ち寄り、珈琲豆を100gだけ挽いてもらいます。その時間も、素敵な香りが鼻をくすぐります。
家に帰りつくと、やかんにはお湯が沸いています。父から受け取った珈琲を、母はネルのドリップに入れて少しずつお湯を注いでいきます。室内は珈琲の香りで満ち溢れます。
私たち子どもは、少しだけ香りをかがせてもらいほんの少しの珈琲と牛乳を入れたカップを渡されます。それでもうれしくて、両手に包み込んで大切にカップの香りを楽しみました。
幼い日のパンと珈琲の日曜日の思い出です。
大人ぶってみる珈琲
高校を卒業すると、渋谷にある生命保険会社の本社に勤務しました。仕事が終わると市ヶ谷にある大学まで大急ぎで移動します。その頃の私は昼間は働き、夜は大学で学ぶ夜間大学生でした。
少しだけ時間があると渋谷・南平台にあった「晴れたり曇ったり」と言う名前の喫茶店でコロンビア珈琲を味わいました。
働きながら学費を払っており、お金に余裕があるわけではなかったのですが、時々財布にゆとりのある日に入る「晴れたり曇ったり」で味わうコロンビア珈琲が精いっぱい背伸びして大人ぶった飲み物でした。
ホッとするとホット珈琲
今は、フィルターでのドリップで日々珈琲を楽しんでいます。口の細長いコーヒー専用のポットでお湯を沸かし、心を集中させてポコポコと粉の上からお湯を注ぎます。
朝の一杯、仕事から戻ってから、そして夕飯の後の珈琲に癒やされています。やはり好みは今でも昔と同じコロンビアです。
珈琲がなくなる頃には、息子から木の樽に入った珈琲が送られてきます。ちょっとした鉢物などが置けるくらいの木製の樽にセレクトされた珈琲が3kgほど入って届くのが楽しみです。
「ありがとう、いただきますね」と息子には心の中でお礼を言って味わっています。
カップは100個ほど、セットで買ったものもありますが、日本全国の窯元で買い求めてきた一点ものや、海外の町々、クリスマスマーケット、古い街角の陶器屋さんなどで集めたもので味わっています。
おいしく珈琲が飲めることは、健康のバロメーターにもなっています。
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