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- もっとおうちを楽しもう―おうちジムのすすめ
料理、お掃除、家庭菜園など、趣味である “家のこと”から、毎日の家事が楽しく、効率的になるアイデアやコツ、便利グッズをご紹介。今回はおうちで取り入れている運動について触れていきます。
「運動しましょ」
子どもの頃は運動より本を読んだり、絵を描いたりのほうが好きでした。そんな私が33歳で婦人科の大きな手術をして、今後骨粗鬆症の恐れがあると聞き、健康を見直し、食事とともに運動の必要性を痛感するようになりました。まさに「一病息災」です。
もともとダイエットとは無縁でした。よく「水を飲んでも太る」という方がおられますが、そんなことはありません。「摂取カロリー>消費カロリー」だから太ります。私は食いしん坊でたくさん食べるので、運動は必須です。
この歳でやせると顔がしぼみしわっぽくなって寂しげにみえますし、やせるための運動ではありません。骨粗鬆症予防のため骨への刺激、筋トレ、いつまでもしなやかな体でいるためのストレッチを欠かしません。
今は体がとても柔らかいのですが、これも数十年間のヨガとストレッチの効果だと思います。最初は体が硬くて曲がらなかったり、開かなかったりが、一日数ミリずつでもそのうち効果が実感できるようになります。
ヨガマットさえあれば、おうちジムのスペース確保、準備完了です。
一日の運動は、朝のストレッチから始まります。真向法(まっこうほう)やヨガ、きくち体操などを自分なりにアレンジしたものを30分かけて丁寧に。その後は仕事の合間に、1.5キロのダンベルで30回を2セット、テレビ体操を合計15分、ここまでは日課です。スクワットとエアー縄跳び、バランスボールはちょっとした空き時間に行ないます。
慣れると苦にならず、心身ともにリフレッシュしてほんとうに気持ちの良いものです。
「ウォーキング」
スマホをもつようになって歩数計を付けるのを忘れてしまった、と悔やむことがなくなりました。1日1万歩が目標ではありますが、1万歩って結構ありますよね。週2回できればよい方です。
我家からは阿佐ヶ谷、高円寺、中野など個性的な商店街のある街が徒歩圏内にあるので(普通の人は歩いては行かないよ、と家族には笑われていますが)、ウォ―キングのモーチベーションになっています。道中も新しい店、花木、雲など楽しみながら歩きます。
「これからの体のメンテナンス」
自分の年齢を66と記入する時、いつの間に! と今さらながら驚くことがあります。今のところ不自由なところはないし実感がありません。30代の頃はとても不調で、むしろ今のほうが健康なくらいです。
私の両親は94歳と90歳ですが、見ていて歳をとるのは本当に大変だと思います。老化の過程で、まず歩くのが困難になり、次は排泄が難しく、最後は食事がとれなくなる、といいます。そのひとつひとつの段階でQOL(生活の質)が著しく低下してゆきます。
きくち体操の菊地和子先生の「自分のこの体で自分を生きてゆくしかない」という自覚をもって、少しでも長く現状を維持できるよう、体をいつくしみながらできることを日々重ねていきたいと思います。
継続は力なり、と。
次回は趣味のお話をしたいと思います。
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