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- いつまでたっても芥川賞作家になれないワケ
クイズ・文学好きの伊東ちゃいこです。今年も芥川賞が発表されました。この報に接すると毎回私は同じ想いを抱きます。ちょうど1年前にその想いをつづったものがありますので、自戒を込めてそれを読み返し、今度こそ進むべき道を切り拓かなきゃ!と思います。
同世代の受賞者
※これ以降の「だ・である調」で書いてある斜体文は、1年前の2021年1月に書いたものです。
今夜のニュースで、50代の女性が直木賞を受賞したことを知った。同世代の活躍を見聞きすると、単純な私はすぐ刺激を受けてしまう。才能の有無はさておき「よし、私も!」と発奮するのだ。
かなり前には黒田夏子さんが、数件前には若竹千佐子さんが、70代、60代の芥川賞受賞ということで大きな話題になった。
お二人の受賞を聞いた時には「自分もいつかは40、50代の芥川賞作家に!」と大志を抱いたものだが、あくまでも「抱いただけ」であって、現実には一行も書かず、何の進展もないまま、こんにちに至っている。
が、「そろそろかな」と、今回は珍しくその気になった。これから作品を完成させて受賞まで進むにはある一定期間が必要だろうから、「50代の芥川賞作家」を目指すなら今のうちに動かなきゃ、と気づいたのだ。
(2022年1月記述:これは、あくまでも洒落です。読書はするけれど、長文は書いたことがないですし、どうやったら小説が本に掲載されるのかすらわかっておりません。そんなレベルの一般人です。ただ、毎回同じ想いを抱きながらも何もしないでいる自分に向けて、しっかりせいよ! とハッパをかけたのでした)
毎日一筆宣言
今後は少しでもいいから毎日何か書くことにしよう。1年続ければそれなりのボリュームになるだろう。主題も決めないうちの見切り発車だが、書き続けていれば方向性が定まり、主題も見つかるかもしれない。
「芥川賞、いいな~」とただ思うだけでやるべきことを決めないでいると、きっとまた次回の発表時にも「私もいつかは!」と懲りずにまた同じ想いを抱き、そして何もしないまま次回を迎えるというパターンを、60代、70代もずっと繰り返していくに違いない……。
ということで、今年こそは始動してみせる!
あれから一年
で、その後どうなったかといいますと……。やはり、小説はまったく書けておりません。ただ、直後の2月からこの「ハルトモ倶楽部」のライターとなり、月に2度ほど短い雑文を書くことは続けています。
ということで、ジャンルもボリュームも大きく異なりますが、以前よりはほんの少しだけ前進しているのかもしれません(大アマですがそういうことにしておきます……)。
優先順位の上位に
それにしても、小説はいくらでもすらすら読めるのに、いざ自分が書くとなると思うようにいかないものです……。忙しいから、どう書いたらいいかわからないからなど、言い訳はいくらでも浮かびます。
でも昨年(2021年)私は、どんなに忙しくてもクイズをする時間はちゃんと作り出せていたし、覚えが悪くなる一方の頭でもフル稼働させて何とか世界遺産検定1級も取得できています。
要は、優先順位と本気度の問題なのですよね。自分でもそのことはわかっています。小説にかける情熱が他のことに比べると圧倒的に低いので、いつまでたっても「執筆に取りかかれず→完成できず→発表できず→候補になれず→受賞にいたらない」というわけなのです。
妄想のススメ
書きたいことはそれなりにありますが、「これだ!」と核心部分がひらめくのは、なぜか仕事中や移動中、就寝時のことが多いため、せっかく思い浮かんだ内容を控えられず、結果、それっきり忘れてしまう……の繰り返しでした。今後は、とにかくその場でメモ、不可なら直後にメモ、ですね!
そして、数年後に自分が「クイズ好きシニア芥川賞作家」になることをイメージ(妄想)して、小説執筆の優先順位をもっと上位に掲げて取り掛かることにいたしましょう。
さて、1年後の2023年1月、いったい進捗状況はどうなっていることでしょうか。
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