新型コロナウィルス感染拡大

外出自粛生活のスタート

公開日:2020.04.08

「死ぬまでにやっておきたい事にチャレンジしたい」と話す好奇心旺盛なとし古さん。新型コロナウイルスの影響で自宅で過ごすことが多くなりましたが、そんな中でもできること、断捨離と縫い物に精を出しています。

コロナウイルス対策で大わらわ

手持ちのガーゼハンカチでマスクを手作り
ガーゼハンカチから。柄が入っているので近所の一年生女児に「かわいい」と言われリアクションに困りました。

2020年2月25日、NHKの19時のニュースを見て、衝撃が走りました。テレビに釘付けになり、21時のニュースも食い入るように見ました。新型コロナウィルスの感染拡大に抗して政府の基本方針案の会議が開かれ、安倍総理大臣が直接国民に訴えるという報道でした。

これから1〜2週間が感染拡大防止に極めて重要であるから、外出自粛を要請するとのこと。政府のトップが国民に呼びかけるということは今まで記憶にありません。戦前や、戦中・戦後にはあったかもしれませんが、幼い頃のことなので、覚えていません。

この日を境に私もにわかに忙しくなりました。私がボランティアで参加している大型客船の「おもてなし隊」に関しては、2月のうちに役所から「3月4月の入港は中止、よっておもてなし隊の活動はない」という指示を受けていましたので、心の準備はできていました。

ですが、私が関わっているいくつかの会合の中止や延期について話合い、、その後、チラシづくりやその配布にしばらくは大わらわでした。仲間たちと分担してこなしました。

私は長年の花粉症のせいでマスクは必需品のため、多少は保管していました。でも、このマスク不足の状況で、手持ちのガーゼハンカチでマスクを手作りし、予備としています。玄関には消毒液を設置。 外出から帰るとまずは手の消毒。携帯用に消毒液を持ち歩けるように小瓶を購入ました。

玄関には消毒液を設置
玄関を開けてすぐ消毒

こんなときは断捨離と縫い物を

村上先生のキッチンワゴン
村上先生のキッチンワゴン

かくして外出自粛生活がスタートしたわけですが、村上祥子先生のキッチンワゴンを2月に購入していましたので、まずはそれを使って台所の「断捨離」に手を付けました。

時間はたっぷりあるのですが、今のところ毎日「ああでもない、こうでもない」と悩みながら、なかなか作業がはかどっていません。

今までいろんな会合やボランティアで忙しく飛び回っていましたが、急に自宅で過ごす時間が増えました。一人でいることがそれほど苦痛ではない私は、あれもこれもやりたいと思ってしまい、断捨離がなかなか進まない日々です。年齢的に身辺整理するのに決して早くはないのですが、一気にやるのではなく、日々の生活のなかで少しずつというスタンスに変えました。

子供の頃、繕い物に精を出している母のそばで人形の着物作りに励んでいましたので、洋裁は好きな方です。でも、今だから言えますが、中学生の頃、夏休みの自由課題の宿題で、洋裁学校に通い始めた従姉の教材として縫ってもらったブラウスを自分の作品として涼しい顔で提出したことがあります。どうも私は、「下手の横好き」というタイプのようです。

近年、「型紙付き」や「直線断ち」という簡単洋裁が普及したおかげで、あれこれとチャレンジしています。『ハルメク』の前身『いきいき』を購読するようになったのも、毎号の簡単洋裁の企画に惹かれてのことで、もうかれこれ20年近くの購読者です。

思いがけず時間がたっぷりある今、これまで作った物を全部出してみました。意外にたくさん作っていました。父母の着物や子供の服でリメイクした物いろいろ眺めて、一人で悦に入っています。『ハルメク』からヒントをいただいて、今度久しぶりに作ってみたい候補があります。まずは古着をほどく作業からスタートします!

リメイク

とし古

祖母は60歳の頃、針仕事や寺参りを日課にしていました。母は70歳の頃不自由な体で家族のために働き趣味の書道教室にも通っていました。そして私はいま八十路を歩いています。体力・知力は衰えを感じますが考える事・感じる事は昔と変わらないと思っています。死ぬまでにやっておきたい事に色々チャレンジしたいです。

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