美容ライターの中尾慧里さんが実際に試してみた

実験。マスクにつかないベースメイクアイテムはどれ?

公開日:2024.04.05

マスクでもツヤ肌必須ならリキッドタイプのファンデーション

マスクでもツヤ肌必須ならリキッドタイプのファンデーション

若々しさを演出するならツヤ感は外せません。そのためにリキッドファンデーションを愛用している人も多いと思います。リキッドタイプはマスクにつきやすい、と言われますが、そもそもマスクにファンデーションがつく理由の一つには「マスクのサイズが合っていない」ということがあります。大き過ぎる、あるいは小さ過ぎてこすれてしまうからです。まずは、マスクが自分の顔に合っているかをチェックしてみましょう。

それでもマスクに残るのは、肌が乾燥している、あるいはファンデの持ちがよくないから。下地までのスキンケアでしっかり保湿する。ファンデーションは保湿効果があるロングラスティングタイプを選ぶ、さらにはメイクを崩さない、保湿成分配合のお粉(フィニッシングパウダー)を最後に肌にのせるといったテクで解消するはず。

私もリキッドファンデを愛用しています。やはりマスクについてしまうことが多く、マスク生活が始まった頃は悪戦苦闘しました。そして、保湿ケアの徹底×マスクのサイズの確認をしてから、いくつかマスクに残らないものを発見。(※あくまで個人の感想です)。

THREEのマスクにつかないリキッドファンデーションは第二の肌のようなつけ心地

マスクにつかないTHREEのファンデーション

リキッドファンデーションには定評のあるTHREE。大人の肌のアラも光の効果でカモフラージュして、みずみずしい肌に仕上げてくれます。春の新リキッドファンデーション「アドバンスドエシリアルスムースオペレーター フルイド ファンデーション」はスーッとなじんで、つけた後、キュッと肌が引き締まったようなハリ感が。皮脂吸着パウダーも配合されて、マスクへの付着もほぼありません。

THREE アドバンスドエシリアルスムースオペレーター フルイド ファンデーション(2月24日発売)
全8色 各30mL 8800円(税込)
問)THREE https://www.threecosmetics.com/

マスクにつかないファンデーション
ほとんどついていなくて、ちょっと頬のあたり(マスクの角)がスレるのか、そこだけ付着

レブロンはカラーがステイ。という名の通り肌にぴたりと密着

レブロンの「カラーステイ メイクアップN」は、塗った感を感じないほどスルスルと軽いのびで、ぴたりとフィットします。そこそこカバー力もあるし、肌をつややかに演出してくれるので、アラフィフの私の肌にも◎。
独自のロングラスティング処方で崩れにくいのですが、念のために顔全体に1度塗ったら、鼻や頬の高い部分は軽くティッシュオフしてます。(なぜか個人的にはマスクのこの部分にファンデが残るので)
色揃えも多く、リーズナブルな価格なのでトライしやすい一品。

レブロン カラーステイ メイクアップ N
全6色 各2200円(税込)
問)レブロン https://www.revlon-japan.com/

レブロンはカラーがステイ。という名の通り肌にぴたりと密着
ほぼほぼ付着なし。スリーと同じで時折頬のあたり(マスクの角)がつくことはあります

カンタンメイクの日に。色移りを心配しなくていいRMK

カンタンメイクの日に。色移りを心配しなくていいRMK

そもそも、今日はマスクを外す予定がないという日は全顔にファンデーション塗らなくてもいい。と思っているので、下地だけとかコンシーラーだけで終了の日もあります。そんな中、画期的!と感動したのがRMKのカラーファンデーション。
肌悩みや仕上がり別に全部で5色あり、自分の肌色を生かしながらトーンアップするというもの。パープルやグリーンなど華やかなカラーですが、肌にスッとなじむので心配ありません。肌に溶け込みながらもくすみなどを払拭してツヤを与え、しっとりとした肌に整えます。色をのせるわけではないので、マスクにもつきません。

 

RMK カラーファンデーション(3月12日発売)
全5色 各4950円(税込)
問)RMK Division www.rmkrmk.com

マスクにつかないファンデーションRMK
そもそもベージュではないので当たり前ですが、付着ゼロです

気になるシミや色ムラはコンシーラーで

私自身マスクを外さないならコンシーラーも使わないずぼら人間ですが、さすがにマスクを外して人に会う日やマスクから出ている部分のシミはコンシーラーを使います。以前ご紹介したかもしれませんが、カバー力の高いデルメッドのコンシーラーを愛用中。そんな中、今年発売のコスメデコルテの「トーンパーフェクティング パレット」は4色パレットで使いやすい! シミ対策のレパートリーに仲間入りです。

質感と色が異なる4色で、それぞれ肌悩みに対応するオレンジベージュ系、ライトベージュ系、ベージュ系にツヤ感を与えるグロウニュアンスをプラス。柔らかなテクスチャーながら、肌上でぴたりと密着して瞬時にカバー。色を混ぜてのせても肌なじみがよく、自然な仕上がりなので買いです!

コスメデコルテコンシーラー

コスメデコルテ トーンパーフェクティング パレット(3月16日発売)
全2種 各4950円(税込)
問)コスメデコルテ https://www.cosmedecorte.com/

 

お粉(フィニッシングパウダー)でメイクをキープ

ツヤも欲しいけど、もう少しカバー力を足して、それでいてマスクにファンデーションがつかないようにしたいときは、仕上げのお粉を投入。お粉は、コンシーラーの上からヨレないように固定するためにも使います。
今気に入っているのは、エストの「ロングラスティング ルースパウダー」。ふわっとした肌感になり、ワントーン明るく品のいいツヤ肌に調整してくれます。

エスト ロングラスティング ルースパウダー

エスト ロングラスティング ルースパウダー(2月5日発売)
全2種 各5280円(税込)
問)花王エスト https://www.sofina.co.jp/est/

こすれに強いパウダリータイプのファンデで時短しっかりメイク

リキッドよりパウダリータイプのファンデーションがいい、という方も多いと思います。それこそ、コンシーラー要らずのしっかりカバータイプは時短にもなるから助かります。私も出先のリタッチはパウダリータイプ。お粉でもいいんですが、愛用のお粉がプレストタイプ(固形)ではないので持ち歩きにくいので……。

個人的な感想としてはパウダリータイプの方がマスクに残りやすい気がしていました。しかし、新登場しているパウダリータイプは、夏向きということもあるかもしれませんが、皮脂や汗、こすれに強いタイプが増えてきています。中でもお気に入りは「カネボウ メルティフィール ウェア」。

すべての顔料をジェルの中に包み込んで、半透明なうるみ層を肌に重ねるという独自技術で開発。パウダーなのに潤いを感じるしっとりとした使い心地で、肌に溶け込むようになじみます。

カネボウ メルティフィール ウェア

カネボウ メルティフィール ウェア(2月5日発売)
全8色 各4950円、コンパクト ケース(スポンジ付き)1650円、フェース スポンジ 550円(すべて税込)
問)カネボウインターナショナル Div kanebo-global.com

マスクにつかないファンデーションを実験
鼻のあたりにうっすらと、頬上あたり(マスクの角)にごく薄く付着しますが、ほぼ気になりません

ファンデーションがマスクにつきにくくなるテクニック

ファンデーションがマスクにつきにくくなるテクニック

それでもマスクにファンデーションがついてしまうという場合、プラスαのテクニックでつきにくくなります。もちろんロングラスティング処方の崩れにくいタイプを選ぶ、あるいは全顔にファンデーションをつけたら、軽く1度ティッシュオフ。特にTゾーンや頬の高い部分など、余計な油分を取っておきます。乾燥しやすいので、下地ではしっかり潤いを補給して。また、お粉を少しだけつけておくと、マスクへの色残りが少ないと思います。

まだまだ長いマスク生活だと思いますが、それによってコスメもどんどん進化するので、楽しみましょう♪

※この記事は2021年2月公開の記事を再編集して配信しています

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中尾 慧里さん

なかお・えり 1966(昭和41)年生まれ。美容ライター。長年の業界経験と50代の実感を生かして、女性誌やWEBで美容に関する記事を執筆。時に体当たりルポも。また、コスメ開発のコンサルティングなども手掛ける。

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