有料老人ホーム訪問記(5)

【訪問記】一番おすすめの有料老人ホームを紹介

公開日:2020.02.07

50の手習いで始めた水泳、スマホへの買い替えなど、さまざま挑戦をする姿をつづるひよっこさん。元気なうちにと終の棲家を探し中です。その見学の感想をお伝えします。今回は最終回。サービス付き高齢者向け住宅を訪問、一番おすすめだったと語ります。

入所したいと思った高齢者向け住宅 ~アクセスがいい~

老人施設訪問についてはこれが最後になります。最後は、私が一番入所したいと思った施設を紹介します。
以前「東京23区内の大規模老人施設(サ高住)を見学!」で紹介した、東京の有料老人ホームと同系列の会社が運営するサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)です。

以前訪問した施設も外観が豪華だったし、設備内容も素晴らしかったのですが、値段が高過ぎました。担当者にそのことを話すと、「比較的お安くて、外観の豪華さやサービスもここほどでないが、最新のところがあります」と紹介してくれたのが、今回訪問した施設です。新しい施設なので、期待して行きました。

老人施設訪問

駅からなだらかな坂道を登って7~8分(距離にして500mほど)で到着する施設です。道路を隔てて、同系列の分譲マンションがあり、敷地近くには一戸建ての住宅が並んでいます。広々とした敷地なので、今どきよくこんな広いスペースが駅近くにあったなあ、と思いました。担当者によると、「以前は公営住宅が建っていたのを取り壊してできたものです」と教えてくれました。国の新成長戦略に位置付けられたプロジェクトの一つとして、複合開発されたものだそうです。誰もが暮らしたい街づくりを目指しているため、施設の管理費には、地域の自治会費500円が含まれているとのことす。地域の一員となるためにはお金がかかります。

現在でも土地の所有権は自治体が持っているらしく、土地は賃借で定期借地権が50年で設定されています。

入所したいと思った高齢者向け住宅 ~サービスがいい~

出入口は2つあり、片方は車が簡単に出入りできるようなだらかなスロープが付いてついていています。もう一つは、大きなひさしがついていて、壁は石張りとちょっとぜいたくな気分になります。道路に面して、食堂と広いフロア(多目的ホール)がガラス越しに見えましたが、そこでは体操教室が開催されているようでした。

毎日のように、運動系のプログラム(ロコモ予防体操や太極拳など)や楽器教室や絵画教室などが開催さていて、予約制で参加できるとのことでした。参加費のかかるものもありました。

運動系のプログラムがある

後で聞いたのですが、この食堂は、施設内の方だけではなく地域の方も自由に利用ができる開かれたものだそうです。個々の施設は、食堂だけではなく、コミュニティスペースなども予約制で貸し出されるということで、まさに地域の中にある施設として活用できるようになっていると思いました。

残念ながら食堂の開いている時間に訪問していなかったので、状況はわかりませんでしたが、香港風焼きそば、からナポリタン、鰆のみりん干しなど、様々なお料理が食べられるようでした。

様々なお料理が食べられる

入所したいと思った高齢者向け住宅 ~介護が必要になっても大丈夫~

この施設は地上9階建てで、健常者向けの施設は5階から9階まで、介護を必要とする方のためにケアフロアは2階~4階となっています。1階は食堂などがあるコミュニティスペースです。2階には訪問介護事業所などがあります。

私が訪問した施設の中で、駅の近くにある施設は少なかったので、これは非常にいいと思いました。自分で動けなくなる前に入所した場合、お出かけするのに自分の足で駅まで行けると、外出する気持ちになるからです。

総合病院も近くにあり、病院までの無料バスもあるそうです。東京都内の物件ではないので、土地代も比較的安く、さらに、高額な付帯設備もないので、比較的手が届きやすい価格だと思います。

2階に上がって担当者からの説明を聞いた後、実際にお部屋を見せてもらいました。広さは30-72平方メートル1R、1DK、2LDKなどです。玄関扉やサッシは老人用に普通より弱い力でも開けられるようになっています。

緊急通報ボタンは、室内携帯用と、浴室・トイレにある他、安否確認のための生活安全センサー、段差のないフラットな廊下など、安全に暮らすための設備が整っています。館内は24時間スタッフが常駐しており、共有部分や住戸内での緊急通報があった場合は、駆けつけてくれるようになっています。スタッフは昼間は3人、夜間でも1人は待機しているとのことです。

老人ホーム

入所してから介護が必要になった場合には、同じ建物内でフロアを移動することになります。この施設では、目安として、元気な人のためのシニアフロアは、自立から要介護1~2までの人向け、ケアフロア(介護用フロア)は、要介護3~5の方向けとしているようです。館内には、訪問介護事業所が併設されており、訪問介護やデーサービスも受けられます。
私が訪問した日も、車いすに乗った方がヘルパーさんと一緒に外出されていく姿を見かけました。

将来入りたいけど、入りたいときに空いているかしら?

お値段ですが。ここでは、前払い方式と月払い方式のどちらかを選択できます。1R、専有面積41平米平方メートル、入居時年齢が80歳の場合入居時費用は2802万円で、月額費用は1人入居として10万円です。月払いの場合は、年齢に関わらず入居時費用は58万円、月額費用は一人入居の場合29万5千円となります。

以前訪問した同系列の施設より安くなっていますが、それは、ここが東京都ではないこともあります。また、大浴場、ビリヤード場などの設備がないことも理由のようです。大規模でデラックスな老人施設には大浴場、ビリヤード場などの設備があるようですが、担当者は、「そういう施設は人件費もかかりますし、メンテナンス費用もばかになりません。それに、年を取ってくると大浴場に行くのが面倒だと言われる方も多いんですよ」と言っていました。そうかもしれないなと思いました。

お値段的にも、立地的にも、入所するならここがいいなあと思いました。ただ問題は、将来そのような状況になったときに空室があるかどうかです。担当者の方は「運ですから」と言われていました。

いろいろと施設を訪問して、理解が格段に深まりました。まだ入所ははるか遠くのことだと思っていますが、これからもいい老人説の情報をゲットしていきたいと思います。

次回から、まったく話題が異なりますが、「ポケモンGO」について書いていきたいと思います。ひょんなことからゲームをするようになって、ハマっています。その楽しみ方などについて書いていきたいと思います。

 

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ひよっこ

水泳をするかたわら、陸上でストレッチやピラティスなどをやっています。色々レッスンを受け、顔なじみの人と友達になることができました。近くのフードコートで、ジムの話はもちろん、旅行や今日のおかず作りの話をすることが楽しみになっています。

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