高級有料老人ホームを訪問しました

2019年11月04日

有料老人ホーム訪問記(2)

高級有料老人ホームを訪問しました

50の手習いで始めた水泳、スマホへの買い替えなど、今自分に必要なものへの挑戦をする姿をつづるひよっこさん。今、元気なうちにと終の棲家探しをしています。今回は、高級老人ホームを見学してきました。

今回は、高級老人ホームを見学します

前回「60代、元気な私が有料老人ホームを見学する理由」で、有料老人ホームを見学する理由などについて書きましたが、今回から実際に施設を訪問して感じたことなどについて、書くことにします。まず最初に、高級有料老人ホームを訪問してみました。

東京都内の高級住宅地の多い地域で、大手私鉄の駅から徒歩60メートルという素晴らしい場所にあります。運営会社は、あまり知られていない会社ですが株主は日本を代表する不動産会社、銀行、生命保険会社で、大手不動産会社グループに属しており、経営に問題はないようです。

前回お話した公益社団法人全国有料老人ホーム協会にも加盟していて、昼食付き見学会が開催されるというので、行ってみました。

上質な雰囲気

※イメージ
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駅から徒歩1分で施設に着きますが、玄関までは少し奥まっていて入り口に小さな標識があるだけで、緑に包まれたアプローチからドアを開けると受付があります。

受付で予約を告げると、まず「老人が多いので、うがいと手洗いをお願いします」と言われて、入居者に配慮しているなあ……と感じました。

貫禄のある女性の担当者が現れ、玄関の続きにあるロビーで施設のお話を聞きました。都心にあり、狭いという印象は拭えませんが、地価を考えると無理もないと思いました。

定員が79名で65室というこじんまりとした施設ですが、看護にかかわる職員体制は、1.5人に対して1人以上と非常に手厚いものです。平均年齢は87.3才、自立されている方は31名です。

一般型介護付き施設なので、施設内の看護職員による24時間のケアを受けられます。このほか、フロントサービスで日々の要望に応えてもらえますし、常勤看護師による健康相談、生活相談員によるきめ細かな対応などが受けられるとのことです。

担当者は、「最近たくさん新しくて設備も最新の施設が多いので、そういった施設も見学されて比較されてみるといいと思います。私どもの施設は、新しくはないですが、人的サービスの蓄積は多いので、満足いただけると思います」と誇らしげに言っていました。

施設の中で出会った入居者を苗字で呼びかけていたことでも、ここのサービスが手厚いことがわかるような気がしました。このホームの2階から、隣接する病院と廊下で直結されていて、たとえ夜間であっても病院に搬送できるということです。これは安心できるなと思いました。

館内の見学へ

※イメージ
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一般的な説明が終わって、館内の見学をしました。一般居室はいずれも日当たりのいい南向きの個室で、ボタン型緊急コールや通話型緊急コールなどの設備も充実しています。介護居室もありますが、一般居室でも介護を受けることができます。

ロビーのほかに和室や大浴場もあります。部屋にもフルオートバスの浴槽はありますが、大浴場が好きという方も多いようです。以前は大浴場の入り口にカメラを置いて、あまりに長時間大浴場にいる人がいないか、浴場の中で倒れている人がいないか、見ていたそうです。しかし今はプライバシーに配慮するために、カメラの設置はやめ、職員が注意しているそうです。

プライバシーの配慮ということについては、非常に気を配っているようで、なるべく入居者に気付かれないように職員が影で見守るようにしている、という言葉が印象的でした。

この後、食堂に向かいました。最上階にあり、天気がいいと富士山も見えるということでしたが、あいにくこの日は曇りでした。以前はテーブルを学校の教室のように並べていたそうですが、入居者のトラブルを避ける意味で、2人掛けの席をばらばらに配置しているということでした。

ここで担当者と一緒に昼食を取りました。専任の栄養士が栄養バランスとカロリーに配慮して調理しているという食事は、薄味ではなくおいしかったです。このとき、施設を訪問中の姉妹と外に出て食事をしてきます、という女性にお会いしました。

なんでも近親者が近隣の住宅地にお住まいの方も多いのだそうで、施設に入居しても徒歩圏で繁華街に遊びに行ける雰囲気はうらやましいと思いました。周辺には図書館、レストラン、スーパー、コンビニもあり、また近くの区民センターに行っている人も多いということで、施設に入所していても普段通りの生活が送れそうだと思いました。

気になる費用は……やはりお高い!

気になる費用

最後に費用面についてですが、これははっきりいって高いと思いました。この施設では、利用権となり、これは所有権ではないので、入居者の専用居室や共用部や、サービスを終身にわたり利用できるというものですが、一代限りのものです。

入居金は、年齢が若いと月払いで、75才以上になると、想定償却年齢により入居金の値段が変動します。このほか月々の管理費や食費が必要です。ただ、一人暮らしでは何かあったときに不安ですが、ここに入所すれば、プライバシーには最大限配慮されてかつ安全が保障されるわけですから、お金には代えがたい気もします。

この施設から会社に通勤されているような方もいらっしゃれるようで、真剣に入所を考えたいと思いました。最後に、担当者から「体験入所も実施しておりますし、訪問も何回も来られて、サービスを確認してから入所される方もおられますので、ぜひまたおいでください」と言われました。

次回は、郊外に建築されている大規模施設について書きたいと思います。

ひよっこ
ひよっこ

水泳をするかたわら、陸上でストレッチやピラティスなどをやっています。色々レッスンを受け、顔なじみの人と友達になることができました。近くのフードコートで、ジムの話はもちろん、旅行や今日のおかず作りの話をすることが楽しみになっています。

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