50代のセンスのいい喪服の選び方&おすすめ3選
2024.02.262019年05月10日
日常で使えるマナーを伝授
日常で生かせる簡単な接遇マナー 冠婚葬祭編
専業主婦が憧れていたブライダル司会者へ道を切り開く。20年間、現役のブライダル司会者として仕事をし続けてきた過去や、これからのことを語ります。今回はまたまたマナー講師として使えるマナーを伝授します!
冠婚葬祭
冠婚葬祭は、生まれてから亡くなるまで、そして、死後に行う行事を示す言葉として日常でもよく使います。
冠 成人式
婚 結婚式
葬 通夜、告別式、葬式
祭 法事
私の仕事は結婚式の司会がメインですが、社葬、告別式の司会も務めさせていただくことも多く、冠婚葬祭は、より身近なことでもあります。そのため、質問を受けることもあります。
葬儀の際のネイル
最近よく耳にするのはネイルについてです。
もちろん、おめでたい席ではよほどのこと以外、問題はないと思います。
では、お悔やみの席では、どうでしょう?
基本的には通夜、告別式ともに、葬儀の場合、身なりを完璧に整えていくのは「準備をして待っていました」と、捉えられ、失礼にあたる場合もあります。
「一刻も早く伺いたかったので、このような身支度で失礼します」と、お悔やみの気持ちを優先することで、華美な洋服でなければ許されるといわれています。
したがって、ネイルも急なことなので仕方がないとは思います。
ただ、お悔やみの席はみなさんが黒、または黒に近い服装です。また、あまり動き回ることもなく、座っている時間がほとんどなので、手元が通常より目に留まりやすいのかもしれません。
マニキュアでしたら、落としていくのがいいと思います。
しかし、ネイルで落とす事ができない場合、光るデコレ-ションだけでも取っていくのがいいと思います。
また、原色系など派手な色の場合は、お悔やみ用の手袋をおすすめします。
お悔やみ用の手袋は、ブラックフォ-マル売り場で手頃な金額から置いてあります。
普段用の手袋でも、お悔やみにも使えそうなものが一つあると便利だと思います。
ただし、お焼香の際は、必ず手袋は外してお焼香をしてください。
葬儀の際の服装
肌がたくさん見えるもの、光るもの、光沢のあるものは、葬儀の際の服装としてよくないと言われています。
スカ-トの場合、膝が隠れる長さ、パンツの場合、裾は折り返しのないシングル丈、黒のタイツではなく、黒のストッキングがいいとされています。
ちなみに、パンツの裾がダブルの折り返しは、“重なる”ことから、ご不幸が重なると連想させるため、よくないといわれています。これは、男性のス-ツでも同様です。
私たちハルメク世代になると、お祝いの連絡より、悲しみの連絡の方が多くなってきます。
普段から、冠婚葬祭のご準備は、ある程度、整えておきましょう。
しかし、どなたかの体調がよくないと聞いて亡くなっていないのに、喪服をだしてすぐに着られるようにつるしておいたり、ご霊前袋を買ってお金も入れて準備をしておくなどと、万全に準備をしておくのは禁物です。
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