青木沙織里さん「Huminaa」と歩む秋…新作を携えて和歌山、そして台湾へ
青木沙織里さん「Huminaa」と歩む秋…新作を携えて和歌山、そして台湾へ
更新日:2025年11月27日
公開日:2025年11月26日
大好きなお店から始まった、秋の展示会

白浜のブランド「MUYA」さんからお声がけいただいたことをきっかけに始まった『着る、和歌山』。
Huminaaとして初めての企画展から、気付けばもう半年が経ち、いよいよ10月からは秋冬物の企画展が始まりました。


最初の会場は、神奈川にあるセレクトショップ「日用美」さん。

日用美さんは、もともと私自身がお客さんとして通っていたお店です。
店主・浅川さんの審美眼で選ばれたものはどれも素敵で、日々の暮らしになじむものばかり。お店に伺うたびに、必ずお気に入りを連れて帰り、我が家に少しずつ仲間が増えていきました。


そんな大好きな場所から始まった企画展、準備の段階から楽しみで仕方がありませんでした。
会期中はたくさんのお客さまとHuminaaについてお話しする時間をいただき、笑顔で洋服を手に取ってくださる姿や、「ずっと探していたものが見つかりました」と言っていただけたときは、思わず胸が熱くなりました。

淡路島、台湾へ出張展示!
そして11月。2回目となる和歌山のアートギャラリー「norm」さんでの企画展。Huminaaとして初めて展示をさせていただいた、大切な場所での開催です。


さらに、初の海外となる台湾での展示「島作(日常美)」に参加、12月は淡路島の「のんきなリス(こぞら荘)」での展示も控えています。

職人さんの手仕事が光る!細ボーダーの新作
秋冬はコートやニットにも挑戦し、アイテムの種類も少しずつ増えてきました。

今回の展示では、和歌山で作ったプリント柄のボーダーカットソーもご紹介しています。

GODIVAのパッケージなどを手掛けるアーティスト・ANCOAくんとのコラボ……こちらもHuminaaとして新たな挑戦となりました。
ANCOAくんの、一筆書きのように描かれたフェルメールが本当に素敵なのですが、実はこのカットソー、一枚ずつ手裁断で仕立てています。
ある日、縫製工場さんから「裾は白で終わらせますか?黒で終わらせますか?」とのご連絡が。「微塵子(みじんこ)ボーダー」と呼ばれるほど繊細な細ボーダーで、見ているだけで目がチカチカする細かさ……「白でお願いします」と、申し訳ない気持ちでお願いしたところ、見事に白で仕上がってきました!
前後のボーダーラインもぴたりと揃い、ボートネックの内側には型崩れ防止のバイヤステープまで。日本の職人さんの丁寧な仕事に、改めて感動しました。


青木さんとHuminaa、支え合いと挑戦の日々は続く
この半年を振り返ると、まさに刺激の連続でした。
失敗を繰り返しながらも、仕事の合間に手伝ってくれる旦那ちゃんや苦手な作業を支えてくれる友達に助けられ、どうにか少しずつ形になってきました。
洋服が完成するまでの道のりは決して簡単ではありませんが、それ以上に「ものづくりをしていてよかった」と心から思える瞬間がたくさんあります。
出会いを大切に、これからも一歩ずつ進んでいけたらと思っています。気付けば、台湾のイベントまであと少し……準備がまだ追いつかず、頭の中だけがフル回転しています。
青木沙織里
あおき・さをり。カフェ巡りとあんこが大好き。19歳よりモデルを始め「nonno」などの雑誌、CM等を中心に活動。30代から「いきいき(現・ハルメク)」のモデルに。バッグ製作も行う。趣味はキックボクシング、ピラティス、陶芸など。グレイヘア育成中。インスタグラムは@blue_record365
>>青木沙織里さんのコーディネートを見られるインスタグラム
>>青木沙織里さんの日常のインスタグラム
>>オリジナルブランドHuminaa<フミナ>のインスタグラム





