猛暑にぴったり! 青木沙織里さんが作る大人世代に向けたフレンチスリーブ
猛暑にぴったり! 青木沙織里さんが作る大人世代に向けたフレンチスリーブ
更新日:2025年08月15日
公開日:2025年08月12日
二の腕に首元…年齢とともに変わる服選びの基準

年齢を重ねるとともに、少しずつ体型の変化を感じるようになって、「ちょっと気になるなぁ」と思う部分が増えてきました。
例えば二の腕や首元もそう。昔は何も気にせず出せていたのに、洋服によってはちょっとためらってしまったり……。
とはいえ、ここのところの夏の暑さは容赦なく、毎年のように記録も更新されていくので、そうも言っていられないのが現実。
おばさんだって、暑いものは暑い。
だからといって、Tシャツをただ着ていればそれでいい、というわけにもいかず、やっぱりどこかに“きちんと感”や“上品さ”は残していたい。
とにかく涼しさ優先で、楽ちんだけどちゃんとおしゃれに見える──そんなTシャツがあったらいいなーと思って、「大人のフレンチスリーブ」を作ってみました。
二の腕の隠したい部分は、自然に隠れるように袖を少し長めに。首元は開きすぎてると首のシワが気になり、詰まり過ぎていても苦しそうに見えてしまうので、ほどよく上品に見えるバランスを意識してデザインを考えました。
パリのマダムの「隠さないおしゃれ」に憧れて

このTシャツを作るときに頭に浮かんだのは、20代の頃にパリで暮らしていたときに見かけた、フランスのマダムたちの姿でした。腕や背中のシミも隠すことなく、それさえもスタイルの一部のようなかっこよさ。
タンクトップやリネンのキャミワンピをさらりと着こなし、自分らしいスタイルで颯爽と街を歩くその姿は、とても印象的で、今でもよく思い出します。
年齢や体型にとらわれず、おしゃれを楽しむ姿。あの頃に見た「かっこいい大人の女性像」が、今の私のおしゃれの原点でもあり、洋服作りをするときの、一つのヒントになっているかもしれません。
大人だって二の腕を出して大丈夫!

さすがに、あの自然体の格好よさはそう簡単には真似できませんが……当時はマルシェのカゴバッグにフランスパンを入れて、パリの街を颯爽と歩いたりして……。影響を受けていたんだと思います(笑)
このTシャツは、そんなマダムのイメージを少しだけお手本にした、おばちゃんが二の腕を出しても、なんとなく許されそうな、フレンチスリーブです。
シンプルだからこそ、アクセサリーやボトムを少し変えるだけで、また違った表情になるので、自分らしくアレンジしながら、楽しんでいます。

まわりから見て、ちょっと気になるところがあったとしても、そこはちょっと大目に見てもらえたら助かります(笑)
自分らしく、心地よく、おしゃれを楽しみながら、暑い夏を元気に乗り越えましょう!

青木沙織里
あおき・さをり。カフェ巡りとあんこが大好き。19歳よりモデルを始め「nonno」などの雑誌、CM等を中心に活動。30代から「いきいき(現・ハルメク)」のモデルに。バッグ製作も行う。趣味はキックボクシング、ピラティス、陶芸など。グレイヘア育成中。インスタグラムは@blue_record365
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