りさねーぜ流!50代からの不安を楽しむ暮らし方1

若さに執着しなくていい!50代からの「年相応で素敵な」服選びのコツ

若さに執着しなくていい!50代からの「年相応で素敵な」服選びのコツ

更新日:2025年06月21日

公開日:2025年06月10日

若さに執着しなくていい!50代からの「年相応で素敵な」服選びのコツ

「最近、似合う服がわからない」とお悩みの人へ。本記事ではファッションブロガーとしても活躍する、りさねーぜさんの著書『57歳、いきいきハッピーおひとりさま暮らし』より一部抜粋し、若さへの執着を捨て、今の自分に合う服の見つけ方を紹介します。

教えてくれた人:りさねーぜ(酒井りさこ)さん

北海道札幌市の一戸建てで、愛猫2匹、愛犬1匹とともに生活する独身50代。22歳から勤めた会社を56歳で早期退職し、新たな働き方で生きていくことを決意。インスタグラム総フォロワー数10万人の経験を生かし、フリーランスとしてSNSビジネスのサポートなどに取り組む。Instagramアカウントは暮らし(@risa_hitorinokodate)、おしゃれ(@risa_neze)、働き方・稼ぎ方(@ risa_consul)、の3つ。

「若く見られること」への執着を捨てられた理由

「若く見られること」への執着を捨てられた理由
kou / PIXTA

「50代なんて終わっている」

20代の私は、そんなふうに考えていました。でも、実際に50代になってみると、今が人
生で一番楽しいと感じています。

ハリのあるお肌や、寝なくても平気な体力は失いましたが、自分で自分の機嫌をとるコツ、おひとりさまの楽しみ方、日々の小さな幸せの見つけ方を身に付けることができたから、穏やかで楽しい毎日を過ごしています。

楽しいおひとりさま生活をSNSで発信していると、「私も同じです」「ひとりでの時間も楽しいですよね」と、多くの方から共感のメッセージをいただく一方、「ひとりは寂しくてつらい」「年齢を重ねるのが怖い」「老後が不安でたまらない」と、老いや孤独に怯える声もたくさん届きます。

その気持ちはよくわかります。私自身も、20代30代40代と、年を取ることがとにかく不安でした。若さこそが女の価値であると思い込んでいて、年齢を重ねるごとに自分の価値がどんどんなくなっていくようで、焦りと恐怖を感じていたんですよね。

そんな私でしたが、今では「若く見られること」への執着をすっかり捨てられました。白髪染めをやめてグレイヘアにし、ひとりぼっちのクリスマスやお正月は楽しいひとり時間に変換できるようになりました。

その理由は、たくさん悩んだり失敗したりした経験があったからだと思います。

50代からの「似合う服」は自分を知ることで見えてくる

50代からの「似合う服」は自分を知ることで見えてくる
8x10 / PIXTA

その一つが、「年齢を重ねるごとに、急に服が似合わなくなってきた……」という悩み。SNSでご相談を受けることも多いですが、私自身も40代からファッション迷子になり、迷走していた時期がありました。

それが、54歳でファッションブログを始めてから、似合う服がわかるようになってきたんです。理由は、自撮りをするようになったから。自撮りした写真を通して自分を客観視してみたら、似合う服がわかるようになりました。

というのも、年齢とともに体型や肌は変化しているのに、自分を直視することなく、若い頃に着ていた服をそのまま着ていたんですよね。

だから違和感が生まれて、服が似合わなくなったと感じていたんです。

似合う服を見つけるためにおすすめの方法は…

「自撮り」で今の自分を客観視する
撮影:山辺 学(calmphoto)

似合う服を見つけるために、有効なのが「自撮り」です。自分の姿を客観視するのはとても大事。50代60代は、自撮りに慣れていない世代ではありますが、勇気を出して試してほしいです。

できれば全身を、写真ではなく動画で。そして、後ろ姿や歩く姿なども撮ってみるのがおすすめです。

最初は自分の姿にショックを受けましたが、現実を受け入れると、「こうなりたい」「こう見られたい」という、なりたい自分像が見えてきますよ。

りさねーぜ流「今の私に似合う!」春夏秋冬コーデ

基本的には着たい服、好きな服を着ればいいと思っていますが、やはり「どう見られるか」は気になりますし、「こう見られたい」という希望もあります。

どちらにしても「今の自分が、どう見えているか」を把握しながら気分の上がるアイテムを取り入れ、おしゃれな印象に見えるコーディネートにすることを大事にしています。

SPRING:白ボトムスがビビッドカラーに映える

SPRING:白ボトムスがビビッドカラーに映える
酒井さん私服/撮影:山辺 学(calmphoto)

明るい色のトップスに白のボトムスを合わせるコーデが大好きです。春は特に、ウキウキするようなキレイな明るい色のアイテムを選びたくなります。

白のパンツやスカートは、汚れるのが怖くて選ばないという声も聞きますが、汚れたら洗えばOK!

白ボトムスをはくだけでおしゃれな印象になるような気がして、私はよく選びます。

SUMMER:涼しげな雰囲気を出しながら抜け感を

SUMMER:涼しげな雰囲気を出しながら抜け感を
酒井さん私服/撮影:山辺 学(calmphoto)

夏の必須アイテムは、リネン素材の長袖トップス。外では日焼け対策になりますし、冷房が利いた屋内では冷え対策にも。

二の腕が気になるのでノースリーブはあまり着ませんが、フレンチスリーブまでなら私の中ではギリギリセーフ。

シンプルな白のブラウスも、明るい色のパンツを合わせるとより一層涼しげな印象になります。

AUTUMN:気持ちのいい素材を一枚まとって

AUTUMN:気持ちのいい素材を一枚まとって
酒井さん私服/撮影:山辺 学(calmphoto)

寒暖差の大きい季節は重ね着で対応しています。朝晩の気温差もそうですし、暖房や日陰など場所による気温の変化に体がついていけないことも。

そんなときに活躍するのがカーディガン。ウールやコットンなど、季節や気温によって素材を変えています。

ビビッドな色のカーディガンは、着ると元気になるし、アースカラーと合わせると落ち着いた印象に。

WINTER:柄を取り入れて元気なアクセントを

WINTER:柄を取り入れて元気なアクセントを
酒井さん私服/撮影:山辺 学(calmphoto)

暗い色を選びがちな冬ですが、明るい色のアウターを選んだり、柄もののアイテムを取り入れて気分を上げています。そういう服って、50代を過ぎてからの方が似合う気がするんです。

若いときは自分のエネルギーと派手な服のエネルギーがぶつかってしてしまう印象がありましたが、年齢を重ねるとそのあたりのバランスがうまくとれます。

次回は、「グレイヘア」の始め方と、「無理をしない年相応の美しさへの気付き」にまつわるエピソードをお届けします。

※本記事は『57歳、いきいきハッピーおひとりさま暮らし』(KADOKAWA刊)より一部抜粋して構成しています。


もっと詳しく知りたい人は酒井さんの書籍をチェック!

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『57歳、いきいきハッピーおひとりさま暮らし』(KADOKAWA刊)

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HALMEK up編集部
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