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我が家のおせちと、おもてなしお正月料理のコツ
我が家のおせちと、おもてなしお正月料理のコツ
更新日:2021年12月30日
公開日:2019年12月28日
作品「〆のし」

前回と同じお正月シリーズで作ったものです。ちりめんや古裂に綿を入れてふんわりと……
ちょっとおめでたい雰囲気で。
元旦は家族そろって、ごあいさつ

元旦は家族親戚13人が集まって新年のお祝いをします。

まず、家族全員そろって、小梅を入れたお福茶を飲んで、みんなで新年のごあいさつ。

そして、お屠蘇をいただきます。年の若い者から順に、一人ずつ盃を取って家長が注いでいきます。
もちろん、子どもたちは飲めないのでまねをするだけですが、毎年神妙な面持ちで……ちょっと緊張しながら……見ていると楽しくなってきます。
こうしてやっと、おせちをいただきます。

お正月に使うお皿や塗りのお椀、陶器の屠蘇器などは古いものですが、我が家に伝わる大切なものです。

お正月に使う箸置きは陶芸教室で作ったもので、お正月っぽくないですが、家族一人一人の名前を書いています。
おせちは、伝統に「好きなもの」もプラス

年末のおせち作り、一人で作っていたときは大変でしたが、息子たちが結婚してからはお嫁ちゃんたちと3人で作るようになって、おせち作りが楽しくなりました。時間がなくて作れなかった伊達巻や焼き魚なども作れるようになりました。

元旦は大人数集まるので、3段重を2つ使っています。
1つ目のお重

一の重は、紅白のかまぼこ、有頭海老の利休煮、今ではお嫁ちゃんの得意料理になった伊達巻、数の子など……
二の重は、棒だら、田作り、鶏つくね、鰆の西京焼き、それにシイタケと高野豆腐の煮物など……

三の重は、筑前煮……ニンジンとレンコンを梅型に切るのが手間ですが、3人でおしゃべりしながら作ります……笑
お正月の鉢には、黒豆……これはマスト!
2つ目のお重

一の重は、ハムやクリームチーズ、生ハムなど……
二の重は、ゴボウの肉巻き、きずし

三の重は、グリーンサラダ。鉢物で、私の大好きな栗きんとん

塗りのお盆には、鶏の照焼き、数の子、松竹梅の型で抜いたお赤飯。そして、鴨のロース。

今年のお正月は、モッツァレラチーズとトマトのカプレーゼやスモークサーモンも用意しました。
お料理は にらみ鯛(尾頭付きの鯛)や黒豆など定番はありますが 年ごとに変化しています。
グリーンサラダや、ハムやクリームチーズ、カプレーゼなど……みんなが好きなものも作るようになりました。

そしてお雑煮……元旦は白味噌のお雑煮です。ニンジン、大根、小芋、焼き豆腐、丸餅……
おせちをいただいた後は、みんなで近くの神社に初詣!……こうして我が家の新しい年が始まります。
おもてなしは盛り付けを変えて豪勢に

2日にお客様があるときは、おせちをお重から出して、大きな板に盛ってお出しします。
お赤飯を松竹梅の型で抜いたり、鶏つくねを作ってプラスすると、おせち料理もまた違った雰囲気になります。松竹梅の木の押し型って、お正月は重宝します。

2日はおすましのお雑煮です。いつもは焼餅と水菜でさっぱり……ですが、2日にお客様がいらっしゃったとき、お豆腐、海老、麩、大根、ニンジン、鶏肉、ホウレン草……と、ちょっと豪華版!

おせち料理も、昔からの定番だけと決めずに、家族の好きなものをお重に詰めるのもいいものですね。
一つのテーブルに13人……ちょっと狭いのですが、みんなでワイワイといただきます。
新しい年も、みんなが楽しく食事できますように……と願いながら。

お正月の、昔からの行事を伝えていくことは大事だなと思います。でも世の中がいろいろ大変な時代、家族みんなが元気で穏やかに元旦を迎えられることが、やっぱり一番大切なんだと最近思えます。
新しい年はみんなに平等にやってくるのですから、一度気持ちをリセットして新たな気持ちで踏み出せますね。どんな年にしていくかは自分次第!心躍るワクワクするような経験ができるようにアンテナを磨いていたいと思います。
みなさま、どうぞ佳いお年をお迎えください。
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