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生前整理実践編3|ごんおばちゃまの1日30分片付け
生前整理実践編3|ごんおばちゃまの1日30分片付け
更新日:2024年09月03日
公開日:2020年06月15日
病気になっても、家が片付いていれば安心できる理由
身辺整理の方法や合理的な掃除術などをブログや書籍で紹介してきたごんおばちゃまも、実は終活世代。これまで10年以上、不要な物を“抜く”方式で片付けを続けてきました。
「人生を終えるためではなく、ラクに生きたいからです。物が少ない方が掃除などの家事もラク。明日死んでもいいと思うほど家が片づいていれば、何があっても身軽でいられますから」
2018年12月に持病のため手首に人工関節を入れる手術をした際も、家が片付いていて助かったそう。「術後1か月は全く家事ができず、主人にしてもらうことに。でも家が片付くいていたので余計な心配はありませんでした。年齢とともに体は重くしんどくなる。いつでも今!と覚悟を決めて片付け続けようと思います」
今、身の回りにある物は好きな物ばかり。例えば数年前、夫婦の誕生日の記念で旅行した際、旅館の女将さんからもらった九谷焼のマグカップは、「とても気に入って、コーヒーも緑茶も麦茶もこれでいただくように。飲むたびに出会った人たちを思い出して幸せな気持ちになります」
2019年3月には、夫婦で写真整理に取り組みました。「結婚後42年分、生きてきた軌跡の写真に触るには、夫婦ともに心のゆとりがないと無理だと思って、家が片付いた後、取り掛かりました。厳選した写真を娘二人に見せると、自分がかわいく写っているものだけ欲しいと(笑)。そんな話をするのも楽しく、心からすっきりしました」
片付けを続けるための心得、1日30分
「一度にやろうとしないことが大切」と、ごんおばちゃま。
家全体を一気に片付けようとすると、体力的にも精神的にも負担が大きいです。引き出し一つなど範囲を限り、1日30分までと決めて行うと、続けやすいです
また、手を付けるのは自分の物のみで、夫や子どもなど家族の物は、本人が片付けるのが基本。「夫に片付けて、と促しもしませんでしたが、私が長年片付けているのを見て、退職後、自ら背広や家具などを片付けていました」
片付けにくい物、大切な物の手放し方
着ない着物は今使える形に変える

着物は持病で着られなくなり、数年前、リメイクできそうな数点を残し、着付けを教えている友人に譲りました。祖母の羽織などは、はぎれでポーチや敷物などに作り替え、使っています。
家具を手放すと決めたら、助っ人を頼んで一気に処分
たんすはリサイクル店に買い取ってもらえず、義理の息子に手伝ってもらい、解体してごみ焼却施設に持ち込み処分。夫も同じ日に「骨とう品の家具を処分したい」と言い出し、その家具はごみ焼却施設に一緒に持って行ってもらいました。
「使えるから残す」のではなく本当に好きな物だけ残す

お気に入りのマグカップと出合い、コーヒーも緑茶も麦茶もこれで飲むように。普段用の食器は引き出し一つ、来客用も引き出し一つ分に厳選。後は自治体のごみ焼却施設へ持ち込み処分。
体の変化を受け入れ、今の自分に必要なアクセサリーを見直す

2018年12月に手首の手術をしたことで、首の後ろに手を回してネックレスをするのがしんどくなり、必要なアクセサリーを見直した。不要な物は娘が欲しい物はあげ、後は処分。
写真に手を付けるのは家も心も整理がついてから

家が片付き、心のゆとりを持てる状態になってから写真整理。夫婦それぞれ気に入った物を残し、A4の箱一つ分にしました。数千枚とアルバムはごみ焼却施設へ持ち込み処分。娘が帰省したら見せ、欲しい物はあげています。
ごんおばちゃまのプロフィール

ごんおばちゃま
1953(昭和28)年生まれ。主婦業の傍ら自身の体験に基づいたブログ「ごんおばちゃまの暮らし方」を開設。総アクセス数4000万を超える大人気ブログに。『あした死んでもいい片付け』『あした死んでもいい身辺整理』(ともに興陽館刊)など著書多数。
取材・文=大門恵子、野田有香(ともにハルメク編集部)、撮影=中川まり子、イラストレーション=福々ちえ
※この記事は「ハルメク」2019年9月号に掲載した記事を再編集しています。
■もっと知りたい■
- 生前整理のために、物を片付ける5つのポイント
- 生前整理実践編1|樋口恵子さんの合理的な終活片付け
- 生前整理実践編2|手紙、写真、車、着物の手放し方
- 生前整理実践編3|ごんおばちゃまの1日30分片付け
- 生前整理実践編4|片付けは人にお願いしてもいい
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