空き家4年、維持費100万円からの脱却 #3
不用品回収30万円に驚いて始まった、空き家になった実家の片付け3か月
不用品回収30万円に驚いて始まった、空き家になった実家の片付け3か月
更新日:2026年03月21日
公開日:2026年03月05日
50代主婦・まいこさんの体験談シリーズはこちら
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本番はここから、実家を空っぽにするまで
本番は、ここからでした。「貸す」と決めた瞬間から、不思議なくらい体が動きました。
やることは、一つ。家の中を空っぽにして、内見できる状態にすること。
「不用品回収業者さんにお願いすればいい」最初は、そんなふうに考えていました。ところが、ざっくり見積もりを取ってみると、30万円以上。金額に驚き、できるところまでは自分で処分に取り組むことにしました。
実際には、次の順番で進めました。
実家の片付けステップ
- 家の中のものを把握する
- 思い出の品は自宅に持ち帰り、後で考える
- 自治体の粗大ごみを最大限使う(最安)
- 回収業者の見積もりは2社以上(差が大きい)
- 買取業者に得意分野ごとに引き取ってもらう
想像以上だった、実家の中のモノの量

いざ始めてみると、思っていた以上に、家の中はモノとストックであふれていました。
タオル、石鹸、サランラップ、シャンプー。引き出物。私が子どもの頃に書いた作文……どれだけあるのか把握するだけでも、ひと苦労。
箪笥の中身をすべて出し、素材ごとに分別し、回収日に合わせて少しずつ出していきました。私は、 「1回の回収で3袋まで」と上限を決め、ご近所の迷惑にならないように、根気よく続けました。想像以上の量で、終わりが見えない作業に思えたのが、正直なところです。
「即決しない」と決めた、思い出の品の扱い方

ひな人形、アルバム、貴金属、本。簡単に処分できない思い出の品は、とりあえず自宅に車で運びました。
「思い出の品は、後でゆっくり考える」そう決めたのです。
昔のアルバムは分厚く、台紙は重いのに、写真はまばら。写真は1枚ずつはがし、テーマごとにまとめてスマホで撮影。LINEのアルバム機能に保存しました。子どもの頃に描いた絵や卒業アルバムも写真に撮り、実物は処分。写真は外出先でも見られるようになり、旧友と会ったときに一緒に見て、笑うこともあります。
ひな人形やこけしなど、「顔のあるもの」の処分は、特に迷いました。お寺での供養や寄付も考えましたが、ご縁の先を見つけられず、心が痛みながらも手放すことに。人形を一体ずつ拭き、すべてを並べ、子どもたちと一緒に眺めて、しっかりお別れをしました。これは、想像以上に心が痛みました。
一番頼りになったのは、自治体の粗大ごみだった

テーブル、ソファー、植木鉢、物干し竿、炊飯器、カーペット。自分で庭に出せるものは、自治体の粗大ごみに出しました。自治体のごみ処分は、とにかく料金が安く、本当に助かりました。
業者に頼んでわかった、「お金をかける価値がある場面」
当初、すべてを業者さんにお願いしようとした 「まるっと片付け」の見積もりは、32万円。念のため、別の業者にも見積もりをお願いすると、その業者さんは数点を買い取り査定してくれました。
結果、処分費は9万円。もちろん、こちらの業者さんにお願いしました。行政の粗大ごみに出せない大物家具を運び出してもらえたり、分別に迷うスプレーやペンキをまとめて引き取ってもらえたときは、本当に助かりました。業者さんにお願いすると、片付けのスピードは何倍にも上がります。
冷蔵庫はフリマサイトで。洗濯機や大きな家具は、地元の譲り合いサイトで、使ってくれる方が見つかりました。
買取は「まとめて」ではなく「分ける」が正解だった
買取業者さんは、3社にお願いしました。
着物、毛皮、貴金属、食器、メガネ、バッグ。業者さんごとに、得意分野がまったく違います。それぞれの会社が「引き取れるもの」を見極めながらお願いしました。開封済みのお酒や香水、眼鏡まで買い取ってもらえたのは、正直、驚きでした。
そして、片付けが終わると、次に立ちはだかったのは「リフォーム問題」でした。




