おせちにもう1品!杵島家定番の年末年始お手軽レシピ
2024.11.232020年11月11日
住まい方アドバイザーが考える正月を快適に過ごす方法
50歳でおせちは「買う」ことに。近藤典子さんの正月
“おいしくて体が元気になる食”を全国から集めご紹介している「ハルメク 健康と暮らし」の編集部。住まい方アドバイザーの近藤典子さんから「ハルメクおせち」の感想が届きました。近藤さんは、50歳からおせちを手作りすることをやめたそう。
近藤典子さんが、手作りおせちをやめた理由
2020年の1月、編集部にある直筆メッセージが届きました。8枚にもわたってつづられた熱いメッセージ……、それは、昨年初めて「ハルメクオリジナルおせち」を試し、「家族で大ファンになりました」という近藤典子さんからのお手紙でした。
「50歳のときに『おせちは買う』と決めて以来、10数年間いろいろなおせちを試してきました。でも正直、これまでの中でダントツにおいしいです!」と近藤さん。
“おいしい市販のおせち”にこだわる理由――そこには、お正月へのある思いがありました。
「長年、私にとってお正月は“大変”だったんです。毎年、年末ギリギリまで仕事があって、それからお正月の準備。買い出しに行って、おせちやお料理をすべて作って、お正月はお客様のお迎え。”お正月料理は手作りするもの、それがみんなが喜ぶこと”って思い、頑張っていたんです。だから本当に忙しくて、私自身が楽しむ余裕はありませんでした。」と近藤さんは振り返ります。
「でも、慌ただしくしている私に、家族が『ごめんね』と言うことに気付き始めたんです。”手伝おうか?”とすごく気を使ってくれるのが、逆に申し訳なくて。何より私自身が、みんなとお正月を楽しめず、寂しい気持ちが募っていったんです。限られた時間、1年の始まりを幸せに過ごしたい。それで、50歳の時に『おせちは買おう!』と思い立ちました。家族に相談したら、大賛成。それで、はじめはおせちの食材を買う金額分のおせちを試すことにしてね。2、3万円ぐらいかしら。食材費って、意外と高いでしょう。おせちそのものを買っても変わらないのよ。自分でメニューを考えて、自分で買い物に行く時間や手間を考えると、”買った方が効率がよく、安い!”と感じました。」
思い切りで踏み切った“市販のおせち”で迎えるお正月。すると、近藤さんの年末年始は、ガラリと変化したそうです。
おせちを買ったら、お正月が大切な人との幸せな時間に!
「大晦日はゆっくり紅白歌合戦を楽しめたし、年明けはみんなで初詣やデパートの初売りに行けた。大切な人たちとお正月を楽しむことができるようになったんです。これは50歳になって、初めて体験できたこと。おせちを買って、本当によかったと思いました。」
“これからもおせちは買い続けよう”――50歳のお正月を経て、そう決めたそうです。
「読者のみなさまも、お正月をがんばっていて、“本当は大変”と思っている方も多いんじゃないかしら。でも、これまでがんばったのだから、そろそろご自身が楽しむことを考えてもいいんじゃない? “おせちを買う”って、“手を抜く”って思われるかもしれないけれど、そうではないんです。便利なものを賢く活用して、自分もまわりも幸せになること。せっかくの1年のスタートは、ハッピーがいいに決まっています。ゆとりが出たからこそ、私にとってお正月が幸せな時間になりました。おせちを市販に頼むって、そういうことなんです」
時間にゆとりができたおかげで、お正月をもっと楽しむためのアイデアを考えられるようになったという近藤さん。
そして、“おいしい市販のおせち”を探すことも、お正月の楽しみの一つに!デパートや有名ホテル、さまざまなおせちを試してきた近藤さん。そして昨年出会ったのが、「ハルメクおせち」でした。
「ハルメクのおせち」のおかげで、今年のお正月はさらに盛り上がりました!
「ハルメクのおせちを、夫と姉といただいたんですが、本当にすべてがおいしい! 感想を書きたくなるぐらい、感動したんです。」
熱く語る近藤さん。さらにおいしさの分析もしてくださいました。
「まずは味。『上品』という言葉がぴったりの、食材が生かされた味付け! 関東出身の夫も、関西出身の私と姉にもちょうどいい味付けです。とくにお魚がおいしくて驚きました。お魚が苦手な夫も、すべておいしく食べていました。
そして大きさ。女性にとっても男性にとっても、小さからず大きからず。口の中にいっぱいになりすぎず、“もう少し食べたい”と思える絶妙な大きさなんです。1つの味をゆっくり味わうことができて、それが食べるたびに続くのがとっても楽しいんです。
あとは盛り付け。はじめは『意外とシンプルね』と思いましたが、1つ1つの料理が取り出しやすく、食材が減っても盛り付けが崩れにくいんです! 最後まできれいにおいしくいただくことができ、大満足です。」
「ハルメクおせち」を中心に家族の話が盛り上がり、「来年のおせちもハルメク!」と決めてくださったそうです。
2020年が大変だった分、来年のお正月こそゆったり過ごしたいもの。おいしいおせちを買うことは、時間にゆとりが生まれるとともに、さらに家族や友人と話が盛り上がるきっかけにもなりそうです。
■教えてくれた人
近藤典子さん
こんどう・のりこ
住まい方アドバイザー。約30年にわたり暮らしの悩みを解決し、その経験から生み出された収納や家事導線、掃除術などわかりやすい暮らし提案が好評。メディアや講演会、企業との商品開発やオリジナル収納ユニットの商
取材・文=水野 愛 撮影=中西裕人 スタイリング(料理)=綾部恵美子 ヘア&メイク=武田まどか 着付け=望月さおり
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