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- [台湾2泊3日]地元で愛される露天風呂と料理を満喫
自分の時間が少しずつ増えてきたら、個人で海外旅行をしてはいかがでしょう。まずは言葉が通じやすく安全な台湾がおすすめ。ゆっくり温泉で日々の疲れを癒やした後は、台北でお気に入りの逸品を見つける、大人の台湾旅を提案します。
[1日目] 日本-台北-烏來(ウーライ)
烏來(ウーライ)は、台北から日帰りできる温泉街として知られています。ノスタルジックな昔の日本を思い出すような風景に出会えます。
台湾桃園空港までは、直行便で成田から3時間、関空からなら2時間半。時差はマイナス1時間です。台湾へは、あっという間に到着です。
台湾に到着したら台北市内へ向かいましょう。 2017年に地下鉄・MRTが開通し、台北市への移動がより早く快適になりました。桃園空港から台北市内へはMRTで約40分、運賃は160元(約580円)です。MRTに乗る前に、空港や駅窓口で『悠遊カード』を発行しましょう。日本のSuicaやPASMOのような交通系カードで、現金をチャージして使います。100元(約360円)で発行手数料がかかりますが、地下鉄やバスの運賃が2割引になるうえ、買い物にも使えますよ。※10元=約36円(2018年7月)
MRTで台北駅に着いたら、遅めの昼食。まずはあいさつ代わりに「牛肉麺(ニュウロウミェン)」をいただきましょう。台湾の代表的な麺で、店によって味や量、具など全然違うので、台湾にいる間、 いろいろな場所で挑戦してみるのも楽しい!
お腹いっぱいになったら、烏來へ向かいましょう。烏來までの距離は31kmでタクシーで約1時間かかります。料金は、約850元 (約3,100円)です。台北駅近くからバスも出ています。約75分と少し時間はかかりますが、45元(約160円)ですみます。MRT+バスで行く方法もあり、新店駅乗り換えで、約1時間で着きます。
烏來に到着したら宿にチェックインしましょう。烏來は泰雅(タイヤル)族が暮らす町で、泰雅族の言葉でウーライは温泉という意味です。
今日は朝からずっと移動してきたので、温泉で旅の疲れを取りましょう。大きさ、値段、さまざまな個室の温泉がたくさんあります。現地の方が通う露天風呂に挑戦してみるのも旅の醍醐味! 川の中の温泉で風情があって、普通につかるもよし、足湯するもよし。露天風呂は水着着用ですが、観光施設ではなく現地の方に愛される露天風呂であるため、脱衣所などは簡易な造りになっています。度胸が必要!という点で、少々難易度の高い温泉となっています。
温泉にゆっくりつかった後、烏来老街(ウーライラオジェ)をお散歩。老街とは、読んで字のごとく古い街並みのことで、烏来老街は民族色が強く、台北市内の老街とは一味違います。
お腹が減ってきたら夕食にしましょう。烏来といえば、泰雅料理。素材の味を生かした料理で、竹筒の中に入ったおこわ「竹筒飯(ツートンファン)」や、「山地鶏(サンズーチー)」と呼ばれる地鶏の炭火焼きが有名です。 「川エビの空揚げ」もサクサクでおいしい!
1日目は烏來泊。
[2日目] 烏來-台北
朝起きたら、ご飯を食べに行きましょう。
台湾の朝食といえば、現地の方もよく食べる「豆漿(ドウジィァン)」と「揚げパン」の組み合わせ。「豆漿(ドウジィァン)」とは豆乳のことで、砂糖を加えたもの「甜豆漿(ティエンドウディァン)」もあります。現地の方は揚げパンを豆漿に浸して食べます。
お腹が満たされた後は、烏來観光に繰り出しましょう。トロッコ列車に乗って烏來瀑布(ウーライプーブー)へ!
烏來のトロッコはカラフルな青や緑色で、子ども用のようなかわいい乗り物です。所要時間は5分、50元(約180円)です。滝周辺にはタイヤル族のショーが見られる劇場も。滝周辺を散策したら、烏來ロープウェー乗って雲仙楽園(ユンシィェンラユェン)へ行きましょう。所要時間5分、220元(約800円・雲仙楽園入場料込)。体力に合わせて、ゆっくり散索しましょう。
烏來老街へ戻り昼食です。スパイシーな猪ソーセージ「山猪肉香腸(シャンジュロウシィァンチャン)」に挑戦してみてください。
昼食後は台北に戻ります。宿にチェックイン。少し休んで夕方から、台北市内に繰り出しましょう。
『茶藝館(チャイーグァン)』でのんびりお茶をするのもおすすめです。ここは個性豊かなお茶の店が何軒も入っており、建物も昔からの建築物を利用したおしゃれな空間です。台湾茶には発酵や焙煎の違いでものすごく種類がありますが、ここではさまざまなお茶にトライできます。初めての方は、発酵があまり進んでおらず焙煎も浅いものが飲みやすいでしょう。お土産に買う場合は、店員さんに相談できて、試飲をさせてくれるお店がおすすめです。中国茶を入れる作法があり、それを習うことも出来ますよ。
お腹が減ってきたら饒河街夜市(ラオハージェイェシー)で夕食にしましょう。饒河街夜市は通りが一本道のため迷いにくいのでおすすめの夜市です。美味しそうな目についたものを食べ歩きしましょう。おすすめは、細く切った豚肉を甘辛く煮込んだものをご飯にかけた「魯肉飯(ルーローファン)」や、牡蠣オムレツの「蚵仔煎(オアチェン)」、台湾版おでん 「滷味(ルーウェイ)」です。
[3日目] 台北-鶯歌(イングァ)
いよいよ最終日です。朝食を食べに行きましょう!
「魚丸(ユーワン)」といわれる魚のつみれが入った台湾つみれ麺が有名で、『佳興魚丸店(ジャシンユーワンディェン)』で食べられます。50元(約180円)。
朝食を食べたらホテルをチェックアウトして、荷物を預け、陶磁器の街、鶯歌に向かいます。台湾鉄道で約30分、35元(約125円)です。
鶯歌に着いたら100ほどの陶磁器店が軒を連ねる鶯歌陶瓷老街(イングァタオツーラオジェ)で、お気に入りの器や掘り出し物を見つけてみましょう。お土産にも喜ばれそうです。
お買い物に満足したら昼食です。『厚道飲食店(ホウダオインシーディェン)』にて台湾版かつ丼「排骨飯(パイグーファン)」でお腹いっぱい。食後のデザートに豆腐プリン「豆花(ドウファ)」もどうぞ。
お腹いっぱいになったところで、台北へ戻ります。フライト2時間前に空港へ到着しておきましょう。
旅行中に役に立つ3つの台湾語
旅行先で現地の言葉を話すと現地の方がとても喜んで笑顔で接してくれます。積極的に台湾語を使ってみましょう。
これください
我要這個(ウォ ヤオ ジャ ガ)
〇〇に行きたい
我要去〇〇(ウォ ヤオ チュゥ 〇〇)
ありがとう
謝謝(シィエ シィエ)
まとめ
今回のプランは、温泉でゆっくりして、台湾でしか食べられないおいしいものを食べて、台湾の魅力的な陶器街でお買い物を楽しんで過ごしてほしいという思いで作りました。
体力に自信がある方は、鶯歌の近くの三峡老街(サンシァラオジェ)へ立ち寄るのもおすすめです。日本統治時代の赤レンガの美しい街並みが残っていて、街歩きが楽しい所です。三峡老街までは鶯歌からバスで約15分ほど。
文・佐賀人香織
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