【53歳シホの場合】不倫は絶対にバレてはいけない

【5】50代で年下男性に恋して!若者みたいな甘い恋

【5】50代で年下男性に恋して!若者みたいな甘い恋

公開日:2023年09月08日

【第5話】50代で年下男性に恋して!コロナ禍の逢瀬…若者みたいな甘い恋

53歳シホの恋愛ルポ第5話。既婚だから恋愛に縁がないと思っていても恋に落ちてしまう事がある。シホの場合、18歳年下のタカシが相手だった。タカシの部屋で一線を越えてしまった2人。不倫関係に陥った2人はコロナ禍でどのように付き合っていくのか。

前回までのあらすじ

シホ(53歳)の恋愛談を紹介しよう。年上の夫と結婚し成人した二人の子がいるワーキングウーマン。恋愛なんて縁がないと思っていたある日、気にかけていた18歳年下の部下タカシにバーで告白され、彼の部屋でキスをし、抑えられない感情から一線を越えてセックスしてしまった。

帰宅後すぐに湧き上がる、すぐに彼に会いたい気持ち

帰宅後すぐに湧き上がる、すぐに彼に会いたい気持ち

深夜に帰宅すると、夫はすでに寝ているようだった。二人はすでに寝室も別にしていた。深く眠るためにはそのほうがいいと意見が一致したからだ。

「タカシの部屋でシャワーを浴びてきましたが、まだ彼の香りが残っているような気がしたので、夫と顔を合わせないで済んでホッとしました。でも不思議なことに、夫への罪悪感は一切感じませんでした。

いい年して、こんなことになるなんて……と思う一方で、タカシへの熱い気持ちが どんどん湧いてきました。今すぐ早く彼に会いたい。

今日起きた出来事はもしかして夢だったのかなと思いながら、浅い眠りにつきました。

不倫は絶対にバレてはいけない!コロナ禍に突入し…

不倫は絶対にバレてはいけない!コロナ禍に突入し…

「その後もタカシは私のチームにいました。もちろん職場の部下と不倫などあってはならないことだし、二人の関係を周りに気付かれては絶対にいけないと思いました」

だが、彼も気持ちをしっかり切り替えることはできたようだ。職場では以前とまったく同じように、礼儀正しい後輩として仕事に徹してくれた。

「その直後、コロナ禍に入って在宅ワークで仕事をするようになりました。なかなか会えなかったことが、かえって私たちの恋心を燃え上がらせてしまったような気がします。

緊急事態宣言がとけた後は、ときどきビジネスホテルのデイユースプランを使って、ホテルの部屋に彼を呼び出して逢瀬を楽しんだこともありました。会えなかった時間を惜しむように、お互いを求めあったんです。

まるで若者のような情熱的な恋

まるで若者のような情熱的な恋

「好き」という感情が、これほど強いものだと彼女は知らなかったと言う。夫のことはもちろん好きだが、夫とは恋愛感情が強かったというよりは、「一緒に家庭を築く同志」として見ていたところが大きい。

歩幅が一緒だったと彼女は言った。だから生活していくには最適な人だった。だが、恋はむしろ、いろいろな部分が違うほうが燃えるのかもしれない。

タカシとは、ありとあらゆる機会を狙って、二人だけの時間を持った。夜中に彼とLINEを続け、ついには「今すぐ会いたい」と夜中にこっそり彼の部屋に駆けつけたこともある。まるで若者の恋のよう。今の時代、若者でもこれほど情熱的にはならないかもしれない。

子どもが小さかったらこんな付き合い方はできなかっただろうけど、子育てが終わった50代だからこそ、自由にできた部分はある。

50代で初めて味わった情熱的な恋愛。身も心も若返った気がしたが……ずっと「年齢の壁」に不安を感じていた。

■第6話「いつか必ず捨てられる」に続く…>>

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亀山早苗
亀山早苗

東京生まれ。明治大学卒業後、フリーランスのライターとして雑誌記事、書籍の執筆を手がける。おもな著書に『不倫の恋で苦しむ男たち』『復活不倫』『人はなぜ不倫をするのか』など。最新刊は小説『人生の秋に恋に落ちたら』。歌舞伎や落語が大好き、くまモンの熱烈ファンでもある。