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- 「16分割写真」で記憶力アップ!1週間チャレンジ
『1日1分見るだけで記憶力がよくなるすごい写真』(SBクリエイティブ刊)から、マサチューセッツ工科大学の脳科学研究を基に開発された、記憶力回復法を紹介します。なぜ「16分割写真」を見るだけで記憶力が高まるのか?まずはその理由を学びましょう。
物忘れが気になるけれど、トレーニングが続かない人へ
人の名前が出てこない、買い物忘れが増えた、会話の中に「あれ」や「それ」が増えてきた、いま何をしようとしたか忘れてしまう、家の鍵どこに置いたんだっけ……。
「年を取って、忘れっぽくなってきた……」という声をよく聞きます。
あなたも、物忘れを何とかしようと色々と試したと思います。でも、よくなりましたか?
うまくいかなかった理由、その大きな原因は「面倒くさかったから」ではないでしょうか。
脳トレをしたり、食事や運動、生活習慣を改善しないといけなかったり……。最近では、見るだけでできるドリルという本もあります。しかし、本当に「見るだけ」でできましたか? 本当に物忘れはなくなりましたか?
結局、うまくいかないのは、1.面倒or難しくて続かない、2.本当に効果があるのかが疑問、この2つが原因ではないでしょうか。
でも大丈夫! このような問題を解決するために開発されたのが、ここで紹介する「16分割写真」です。
96.4%が効果を実感した科学的な記憶力回復法!
「16分割写真」とは、チェック柄のようにメッシュ(分割の線)の入った写真のこと。「分割しただけの写真で本当に物忘れがなくなるの?」そう思ったかもしれませんが、安心してください。効果は実証済みです。
まず、やり方を簡単に説明しましょう。
分割された写真の一つひとつのコマを、指定された時間見て、次のコマに移っていくだけです。しかも、1日写真1枚だけでOK。
写真を見ている時間が約30秒。その後、見た写真に関する質問に答えていただきます。これが約30秒なので、1日1分でできます。
写真を見るだけですから、家事の合間や仕事の休憩時間、電車の中など、ちょっとした隙間時間に、どこでも・簡単・楽しくできます。これなら、続かない原因でよくある「1.面倒or難しくて続かない」といったことはありませんよね!
しかし、いくら続けられたとしても、効果がなければ意味がありません。その点、この「16分割写真」は、科学的エビデンスに基づいています。
16分割写真は、米国のトップ大学であるMIT(マサチューセッツ工科大学)の脳科学研究を基に私が開発したものです。MITは、ご存じの方も多いと思いますが、世界大学ランキング9年連続1位(※)の、正に世界最高峰の研究機関です。
そして、この16分割写真を実際に1082人に実践してもらった結果、なんと96.4%の人が効果を実感したと回答したのです。ですから、「2.本当に効果があるのかが疑問」についても解決した方法なのです!
※QS World University Rankings 2021よりマサチューセッツ工科大学
なぜ「16分割写真」を見るだけで記憶力が高まるのか?
あなたは物忘れをしてしまったとき、「なんで忘れてしまったんだろう」などと思っていませんか?
その認識自体が間違っています。
実は、物忘れをしてしまう本当の原因は「忘れたからではなく、そもそも覚えていない」ことにあります。
例えば、家の鍵をどこに置いたか忘れてしまったのであれば、実は思い出せないことが原因なのではなく、鍵を置いたその瞬間の自分の行動に集中していないがゆえに、そもそも最初から覚えてすらいないことが本当の原因なのです。
つまり、記憶力とは「行動への集中力」なのです。
私たちは、目や耳に入ったものはスグ記憶されると思い込んでいますが、それは誤りです。覚える対象に集中して「見る」「聞く」して初めて記憶されるのです。
現代人は情報過多になっています。特に近年は、“持ち歩ける”情報端末であるスマホ普及により、情報の波にのまれ、「行動への集中力」が著しく低下しています。その結果、物忘れに悩む人が増えているのです。
そこで、おすすめしたいのが、科学的な記憶力回復法である「16分割写真」です。1枚の写真を分割し、1コマずつに情報を限定して見ることで、「行動への集中力」を自然と高めてくれます。
例題1:写真を30秒見て、質問に答えてください。
少し試してみましょう。次の写真を30秒見て、その後の質問に答えてください。
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↓
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【質問】
- 横断歩道の残り時間は何秒でしたか?
- 左の歩道のオレンジのシャツの男性のくつの色は?
- バスの2階の最前列には、何人座っていましたか?
↓
↓
↓
↓
↓
【答え】
- 19秒
- 赤
- 3人
どうでしたか? 案外覚えていませんよね。中には「そんなの、あった?」という方もいらっしゃるかもしれません。全問答えられたという方は、かなり「行動への集中力」が高い方です!
「え?全然できない、どうしよう……」と思った方、大丈夫です。最初から正解できる人は、なかなかいませんので、まったく心配いりません。
例題2:1コマ4秒ずつ見て、質問に答えてください。
では、次の写真はどうでしょうか。次の写真は16分割され、所々モザイクがかかっています。どこからでもよいので、隠れていない写真の部分を順番に、1コマ4秒ずつ見て、その後の質問に答えてください。
↓
↓
↓
↓
↓
【質問】
- 電車の屋根にアメリカ国旗は、何本立っていましたか?
- 電車の車番は、何番でしたか?
- 右側中央のサングラスの男性の帽子は何色でしたか?
↓
↓
↓
↓
↓
【答え】
- 2本
- 27
- 黒
どうでしょう? 先ほどよりは答えられたのではないでしょうか。
写真を小さく分割し、情報を限定させることで、見る瞬間の自分の行動に集中できたのです。
「例題2ですら、1問も解けなかった」という方も、大丈夫です。この「16分割写真」は、正解することよりも「取り組むこと自体」に効果があります。たとえ1問も解けなくても確実に皆さんの記憶力はアップしているので安心してください。
これから1週間、毎日1問ずつ「16分割写真」を紹介していきます。モザイクを入れてコマ数を制限し、隣のコマに集中が散らないようにしています。徐々に難易度が上がるので、毎日挑戦して、記憶力アップを実感してくださいね!
まずは記憶力がよくなるすごい写真【1日目】に、チャレンジしてみましょう。
※本記事は吉野邦昭さんの著書『1日1分見るだけで記憶力がよくなるすごい写真』(SBクリエイティブ刊)より一部抜粋して構成しています。「記憶力がよくなるすごい写真」は毎朝8時に掲載します。
執筆者プロフィール:吉野邦昭さん(記憶力インストラクター/脳力開発研究家)
よしの・くにあき 京都市生まれ。大学院で機械系工学を修了し、松下電器産業(現在のパナソニック)に入社。超一流大学出身者などエリートの一部の人達に伝わる記憶法を、小学1年生から91歳のお年寄りまで8万人に伝授。老若男女「一人の落ちこぼれもつくらない」「記憶する楽しさと簡単さを、一人でも多くの人へ」というモットーを胸に、京都出身らしい優しさと関西人のオモシロさを併せ持つ講義は、元技術者らしく論理的で「まるで方程式を解くように明解」と好評。NHK『Rの法則』や『沼にハマってきいてみた』、フジテレビの『めざましテレビ』、文化放送、bayfmなどメディア出演多数。
■もっと知りたい■
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難易度アップ!書籍で「記憶力がよくなるすごい写真」をチェック
この記事の引用元である、吉野邦昭さんの著書『1日1分見るだけで記憶力がよくなるすごい写真』(SBクリエイティブ刊)には、「16分割写真」が全部で28枚掲載。1日1分見るだけで4週間後には、物忘れをすべて解消します! 記事で紹介したモザイクありの画像をマスターした人は、書籍版でより難易度がアップした問題に挑戦してみてくださいね。
※Amazonや全国の書店で購入できます
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