読めそうで読めない! 難読漢字で脳トレ

【難読漢字】きしくもじゃない、奇しくもの読み方

公開日:2020.11.15

更新日:2024.03.21

「奇しくも」「奇に」「奇ばし」は何と読むかわかりますか? 難読漢字で脳トレにトライ!今回は「奇」という漢字に注目しました。「き」と読む漢字ですが、「きしくも」「きに」「きばし」どれも間違い。正しい読み方をご紹介します。

【奇しくも】きしくも、ではありません

最初にご紹介するのはこちら。

「奇しくも」

奇しくも

「ふしぎにも」「あやしくも」「偶然にも」といった意味で使われる言葉。きしくも、と読みたくなるところですが、間違いです。

正解は……

「くしくも」

くしくも

「くしくも」と聞くと、「悔しくも」「惜しくも」といった漢字を連想してしまうことが多いかもしれませんが、実はこれは間違い。意味も異なるもので、それぞれ悔しい(くやしい)、惜しい(おしい)と読みます。

 

 

【奇に】なんとも不思議なことに……

続いてはこちら。

「奇に」

奇に

『広辞苑』で意味を見てみると

何とも不思議なまでに。むやみに。

となっています。

正解は……

「あやに」

あやに

古文では「奇しい」と書いてあやしいと読むことが多かったようです。

 

 

【奇ばし】神秘的であるという意味です

最後はさらに難しくなります。

「奇ばし」

奇ばし

見慣れない言葉ですが、「神秘的である」「珍しい」「不思議である」という意味で使われます。正解はこちら。

「くすばし」

くすばし

現代用語としてはあまり使われない言葉ですが、神妙なふうをするという意味で、「奇しがる」(くすしがる)、不思議な状態になるという意味で「奇ぶ」(くしぶ)など、他にもいくつか読み方があります。非常に奇妙なことを意味することばとして「奇天烈」(きてれつ)などもありますね。

 

文=古田綾子 編集=鳥居 史(ハルメクWEB)


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