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- 青木奈緖さんのエッセー通信講座第5回参加者の3作品
「家族」をテーマにしたエッセーの書き方を、エッセイストの青木奈緖さんに教わるハルメクの通信制エッセー講座。大切な思い出を形に残すべく取り組んでいる参加者たちの作品から、青木さんが選んだ3つのエッセーを紹介します。
青木奈緖さんが選んだ3つのエッセー
「青木奈緖さんのエッセー講座」参加者による家族のエッセーです。クリックすると、作品と青木さんの講評をお読みいただけます。
「心の枷が解けるとき」塚原明子さん
昨年の盆過ぎ、700キロ程離れた県に住む息子が新型コロナに感染し……
「奇妙なペット」古河順子さん
1月のはじめ、私の誕生日を前に奄美の長女からメールが入りました……
「生かされて」星野玲子さん
暮れから正月にかけて晴れた日が続く。膨らみ始めた辛夷の冬芽の群……
エッセーに関する質問・お悩みに動画で回答
通信制エッセー講座の参加者から届いた質問やお便りに、青木奈緖さんが動画で回答します。今回は参加者から多く寄せられた質問にお答えします。
質問【1】:「お正月、お団子、お米など、普段「お」をつけて話している言葉を文章に書くときはどうしたらよいですか?」
青木さん: 基本的には書き手の自由です。ただ、その言葉を何度もくり返すときには子どもっぽい印象を与えてしまうときがあります。そういうときは外すことを考えるのも必要です。
質問【2】:「スチュワーデスという呼び方を今はしないようですが、どうしたらよいでしょうか?」
青木さん: 呼び方が以前とは違っている職種はいくつかあります。「スチュワーデス」以外にも「看護婦」や「保母」などです。
エッセーに描いているその当時はたしかにそう呼んでいたけれど、現在はそういう言い方はしない場合は、職業に関しては今の言い方に改める方がいいと私は思っています。
「スチュワーデス」は客室乗務員、「看護婦」は看護師、「保母」は保育士というように、たとえ50年前のことを書いていても、呼び方だけは今に合わせた方がよいと思います。
質問【3】:「外国の人の名前の書き方に決まりはありますか?」
青木さん: 基本的には「・」(黒丸、中黒、中点などと呼ぶ)を間に入れるのがよいと思います。
この方の場合だったら「タイガー・ジェット・シン」(昭和に活躍したプロレスラーの名前)となります。
動画では、さらに「登場人物の説明をどこまで書いた方がよいか」や「会話の表記方法の決まり」という質問に、例文も交えて詳しく回答しています。ぜひご覧ください。
また、参加者のエッセーを紹介するコーナーでは、離れて暮らす子供が新型コロナに感染した出来事を取り上げた作品「心の枷が解けるとき」(塚本明子さん作)を、青木さんの朗読で紹介しています。
エッセイスト・青木奈緖さんのプロフィール
1963(昭和38)年、東京生まれ。文豪・幸田露伴を曽祖父に、作家・幸田文を祖母に、随筆家・青木玉を母に持ち、自身もエッセイストとして活躍。著書に『幸田家のきもの』(講談社刊)、『幸田家のことば』(小学館刊)他。
ハルメクの通信制エッセー講座とは?
全国どこでも、自宅でエッセーの書き方を学べる通信制エッセー講座。参加者は毎月1回家族の思い出をエッセーに書き、講師で随筆家の青木奈緖さんから添削やアドバイスを受けます。
書いていて疑問に思ったことやお便りを作品と一緒に送り、選ばれると、青木さんが動画で回答してくれるという仕掛け。講座の受講期間は半年間。
次回の参加者の募集は、2022年6月に雑誌「ハルメク」の誌上とハルメク旅と講座サイトで開始予定。募集開始のご案内は、ハルメクWEBメールマガジンでもお送りします。ご登録は、こちらから。
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