青木奈緖さんが選んだエッセー作品の紹介とQ&A動画

青木奈緖さんのエッセー通信講座第3回参加者の3作品

公開日:2021/08/02

1

「家族」をテーマにしたエッセーの書き方を、エッセイストの青木奈緖さんに教わるハルメクの通信制エッセー講座。参加者に寄せられた作品から青木さんが選んだエッセーを紹介します。晩年を迎えた人に向ける観察の鋭さにハッとする3作です。

青木奈緖さんのエッセー通信講座第3回
青木奈緖さんのエッセー通信講座第3回参加者の3作品

青木奈緖さんが選んだ3つのエッセー

「青木奈緖さんのエッセー講座」参加者による家族のエッセーです。
クリックすると、作品と青木さんの講評をお読みいただけます。

「母を想う」加地由佳さん
今年も母の日が近づきました。母を見送り随分と月日が流れ……

「父の置き土産」熊谷智恵子さん
子供の頃から私には、人が物を食べている光景を目にすると、何故か……

「残照を受けて」古河順子さん
夫が他界して、ひとりで暮らしはじめて1年余が過ぎました。「お寂しい……

 

エッセーに関する質問・お悩みに動画で回答

通信制エッセー講座の参加者から寄せられた質問やお悩みに、青木奈緖さんが動画で回答します。

 

 

質問①「3点リーダーとは何ですか? 使い方を教えてください」

青木さん:3点リーダーは、原稿用紙の1マスの中に点が3つ入っているもので、「……」のように2マス続けて書くのが一般的です。余韻を表現したかったり、何かちょっと躊躇している場面などで使います。

参加者のみなさんも「点」を好んでお使いになっていますが、表記の仕方がバラバラです。お使いになる場合は、1マスに3つ、計2マス書きましょう。

ただ、ここはとても重要なことですが、書き手にとっては便利な「……」ですが、読み手には実はあまりポジティブに伝わらないことがあるんです。特に多用すると、考えを最後まで書くことを放棄しているように見えたり、独りよがりに思いにふけってしまっているようにもとられかねません。原稿用紙2、3枚の作品の中なら、1か所あるかないか。なくてもいいのではないか、ということを常に考えながらお使いください。

質問②「説明が過去形になったり、現在形になったりしてしまいます」

青木さん:何かを書くとすると、たいてい過去のことになります。だから、すべてが過去形になるのが当然なんですけれど、過去形と現在形が混じることで読みやすくなるのなら、よいのではないかと思います。

過去のことでも、過去形だけで書いていると単調になるので、ほどのよいところで現在形を入れることは、そうする必要があるくらいにお考えください。

質問③「コロナ禍で不安な日々、おすすめの本をご紹介いただけたらうれしいです」

青木さん:私が折々に読んでいるのは、山本健吉さんの『言葉の歳時記』(角川ソフィア文庫)です。春夏秋冬の季節ごとに分かれていて、言葉がいくつもピックアップされて、一つずつ、短歌や俳句も交えて紹介されています。一つ一つの項目が長くないので、ちょっと空いた時間や、心を落ち着かせたいときなどに読むと、一言一言が心の中にスッと入ってくるような、素晴らしい歳時記です。

動画では、詳しい解説を青木さん本人の言葉で聞くことができます。

また、参加者のエッセーを紹介するコーナーでは、ハルメクのスタッフも涙なしには読めなかった作品「父の置き土産」(熊谷智恵子さん作)を青木さんの朗読で紹介しています。ぜひご覧ください。

 

エッセイスト・青木奈緖さんのプロフィール

1963(昭和38)年、東京生まれ。文豪・幸田露伴を曽祖父に、作家・幸田文を祖母に、随筆家・青木玉を母に持ち、自身もエッセイストとして活躍。著書に『幸田家のきもの』(講談社刊)、『幸田家のことば』(小学館刊)他。

 

ハルメクの通信制エッセー講座とは?

全国どこでも、自宅でエッセーの書き方を学べる通信制エッセー講座。参加者は毎月1回家族の思い出をエッセーに書き、講師で随筆家の青木奈緖さんから添削やアドバイスを受けます。

書いていて疑問に思ったことやお便りを作品と一緒に送り、選ばれると、青木さんが動画で回答してくれるという仕掛け。講座の受講期間は半年間。

第3期の参加募集は終了しました。次回第4期の参加者の募集は、2022年1月に雑誌「ハルメク」の誌上とハルメク旅と講座サイトで開始予定。募集開始のご案内は、ハルメクWEBメールマガジンでもお送りします。ご登録は、こちらから。

ハルメク旅と講座

ハルメクならではのオリジナルイベントを企画・運営している部署、文化事業課。スタッフが日々面白いイベント作りのために奔走しています。人気イベント「あなたと歌うコンサート」や「たてもの散歩」など、年に約200本のイベントを開催。皆さんと会ってお話できるのを楽しみにしています♪

この記事をマイページに保存

\この記事をみんなに伝えよう/

ページ先頭へ