人気イベント「世界の音楽コンサート」

心地よく力強い。ジャワの王族が愛したガムランとは?

伊藤 優花

東南アジアのインドネシアの王宮で演奏されていた宮廷音楽の一種「ガムラン」。独特な音色とリズムは究極の癒やし音楽ともいわれています。近年注目度急上昇のガムランについて、インドネシア伝統芸能団「ハナジョス」のお二人にお話を伺ってきました!

【目次】
  1. 最高の癒やし音楽に出会った
  2. 初めての本場の「ガムラン」体験
  3. 王宮音楽「ガムラン」
  4. 一緒に癒やしの時間を過ごしませんか?

最高の癒やし音楽に出会った

先日、エステに行った時のこと……。
マッサージに身を委ね、身も心もリラックスした至福の時間を過ごしていました。

そんな時、部屋に流れるゆったりとした音楽にふと興味が……。時々耳にする心地よい音楽、これはなんだろう?と興味を持って調べてみると、その名は「ガムラン」。さまざまな鍵盤打楽器や銅鑼を使う音楽で、古くはジャワ島の王宮で演奏されていた宮廷音楽だったそうです。

さらに「ガムラン」の演奏に合わせて影絵や踊りが行われる、ということがわかりました。

これはとても奥が深そう……!

俄然興味が出てきて調べてみると、近くで演奏が行われることを知り、会場を訪ねてみました。
 

初めての本場の「ガムラン」体験

訪ねたのは国内外で幅広く活動をされているインドネシア伝統芸能団「ハナジョス」のローフィット・イブラヒムさんと佐々木宏実さんが出演する演奏会。

今回は子ども向けの影絵芝居と、そのバックミュージックにガムランが演奏されていました。
 



初めて生演奏で聞いた「ガムラン」は、透き通っていて美しく、室内なのに心地よいそよ風がふいているような音色!
そこにローフィットさんと佐々木さんの語りと歌が入り、影絵芝居が進みます。

影絵芝居は「ワヤン」と呼ばれ、通常、「ガムラン」と一緒に行われ、古代インドのヒンドゥーの世界を表現するストーリーが多いそうです。

その世界観に思わず釘付け。気が付くと公演はあっという間に終わり、心地よい高揚感に包まれました。


公演終了後には、楽器のふれあいタイムがあり、それには子供も大人も興味津々!

日本ではまず見ることのない楽器と影絵の道具のまわりにはあっという間に人だかりが……。私も一緒に見せてもらいました。

王宮音楽「ガムラン」

その後、「ガムラン」のことをもっともっと知りたい!と思い大阪出身の佐々木さん、ジャワ出身のローフィットさんのお二人に「ガムラン」の魅力についてお話をお聞きしました。



―「ガムラン」を始められたきっかけはなんですか?

ローフィットさん:
小学校2年生頃から始めて、楽しくて続けていたところ先生にセンスがあるから専門的にやってみては?と勧められ、芸術高校に入学し、芸術大学に進みました。卒業後は王宮の演奏家になり、活動していました。
 

佐々木さん:
私は小さいときからピアノを続け、神戸大学の音楽コースに進みました。19歳の時に偶然「ガムラン」の映像を見て、その瞬間に「すごい!ガムランがやりたい!」と、一気に「ガムラン」にのめり込んでいきました。奨学金でインドネシアの芸術大学に入り、ローフィットと知り合い2002年に現地で一緒に音楽活動を始めました。2004年に私の留学期間が終わり、新しい場所でいろんな人に「ガムラン」を広めたいと思い、私の地元の大阪に移って国内での活動をはじめました。



―そもそも「ガムラン」ってどんな音楽なのでしょうか?

佐々木さん:
「ガムラン」は、もともとは王宮で王様のために演奏されたり、雨乞いなどの儀式で使われていましたが、やがて民衆の楽しみとしても広がっていきました。音楽はゆったりと流れる水のような、美しい響きが特徴です。日本では、エステで流れているヒーリング音楽に使われていることもよくありますね。

 

―「ガムラン」の演奏を通して伝えたいことは?

佐々木さん:
世界にはまだまだ知らない文化やモノがありますよね。「ガムラン」もそのひとつではないかと思います。なので「ガムラン」という音楽を通して、世界は多様だということを伝えられたらと思って活動しています。そして、自分の知らないことでも進んで知りに行ってもらえたらいいなと思っています。


ローフィットさん:
「ワヤンのストーリーは人生をほどほどに、無理をしない。良くないことを捨てて(忘れて)、前向きに生きよう」というものが多いのです。日本でももっとこういった考え方が広まると日々リラックスした生活ができると思います。「ワヤン」や「ガムラン」を観て、肩の力を抜いて楽しんでいただければうれしいです。

一緒に癒やしの時間を過ごしませんか?

実際に観て、聴いて、もっと多くの人に「ガムラン」を知ってほしい!
そして日常から離れてゆったりリラックスできる時間を過ごしてもらえれば……。

私、イトユカのそんな思いが実現し、ハルメクでは11月に特別コンサートを開催することになりました。


―11月のコンサートでは、どういうところを楽しんでもらいたいですか?

佐々木さん:
「ガムラン」の演奏の際には、合わせて「ワヤン」という影絵芝居も行われます。ローフィットはダラン(影絵人形の遣い手)でもあるので、ハルメクのコンサートでは、ぜひ「ワヤン」も皆さんに見ていただき、さらにジャワ舞踊家も呼んで、踊りも楽しめる本格的なコンサートにしたいと思っています。

本来「ガムラン」は屋外で演奏するものなので、鳥の声や風の音などの自然現象の中に、音楽があるという考え方なんです。今回はホール内でのコンサートですが、椅子の動いた音とか、誰かの咳とか、細かいことは気にせずリラックスしてゆったりと聞いてもらえたらと思います。南国リゾートにいるような気分でお昼寝してもいいですよ(笑)。

それと、「ガムラン」は、日本の民謡や演歌に似ている部分もあります。離れた国の音楽に、似ているところがあるなんて不思議ですよね? そんなところも楽しんでいただけると嬉しいです。


―ありがとうございました。

ハルメクでの特別コンサートでは「ガムラン」の演奏に加え、影絵芝居「ワヤン」やジャワ舞踊もあり盛りだくさんです! ぜひみなさんお越しください。

 


-----イベント詳細はこちら!-----


世界の音楽コンサート ジャワ島の音楽「ガムラン」

開催日:2018年11月22日(木)
講座番号:0908-020-904
参加費:4800円
会場:アグネスホテル東京(飯田橋駅より徒歩約5分)
スケジュール:開始(13時30分)→終了(15時30分)
申込締切:2018年11月1日(木)


【お申込み先】
ハルメク お客様センター
TEL:0120-861-094(通話料無料/9時~19時受付(日・祝・年末年始を除く))
FAX:0120-038-618(通信料無料/24時間受付)

伊藤 優花

いとう・ゆうか 北海道出身、上京して6年。帰省するたびに近所のガーデン巡りをしています。ハルメクの旅と講座を企画・運営する文化事業課で、主に、落語や歌舞伎などの舞台鑑賞会、音楽や美術イベントなどの企画を担当。

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