23時からのハルメクな日々

「冷凍」食材を使ってみた!

公開日:2019.10.21

創刊当初から雑誌編集に携わり、「ハルメク」を心から愛するハルメク編集部・岡島。二人の娘の子育てと仕事を並行する忙しい毎日に、突如現れた救世主とは⁉ そう、その名は「冷凍食材」。

煮物を作るときこそ便利だった「冷凍」食材

ご無沙汰しております。台風、大変なことになりましたね。一日も早くみなさまがふだんの生活に戻られますように。
    
「ハルメク」11月号はお読みになりましたか? おしゃれの情報がいろいろありましたね!!

読者の方からの愛読者ハガキを読んでいて、意外にも?反響が大きかったのが「冷凍食材」。

私、冷凍食品って、そんなに使ったことがなかったんです。昔自分がまだ中学生だったときに白身魚のフライとか、母がお弁当に入れてくれたなぁ…程度の認識でした。

今回の「冷凍」は「食品」の方ではなくて「食材」。

その「冷凍食材」の価値、素晴らしさについては、料理研究家の浜内千波先生が、ハルメク本誌で熱弁をふるってくださっているので、私からは割愛しますが、実際使ってみたら……超便利でした!

そりゃあ、旬のお野菜を自分で皮むいたり切ったりした方がおいしいと思いますし、その方がなんだか豊かな気持ちにもなります。

でも、すごく時間がないのに、煮物を食べたい!と思ったとき、里芋の皮むいて、ゴボウの皮こそげて、ニンジンの皮むいて、こんにゃくをゆがいて……とかやってらんないです……。

そういうときのために、あるんですねぇ。「和風ミックス野菜」という「冷凍食材」が(ちなみにこの商品は、どこのスーパーにでもあるわけじゃないみたいです。私がよく利用するスーパー3軒の内、1軒しかありませんでした)。

ぶつ切りの鶏モモ肉を鍋に入れて、この「和風ミックス野菜」1袋をザラッと投入。そして塩少々に、水少々。

はい、実に美味で上品な煮物が出来上がりました!

ごめんなさい、自分で作った写真にしようと思ったのですが、あっという間に食べてしまって。こちらは雑誌にも掲載されたものです。撮影=山下コウ太
ごめんなさい、自分で作った写真にしようと思ったのですが、あっという間に食べてしまって。
こちらは雑誌にも掲載されたものです。撮影=山下コウ太

賢明なる読者のみなさまはもうおわかりと思いますが、すでに切られている鶏もも肉を使えば、10分もかかんないです。包丁もまな板もいりません。

それでも、娘二人に「おかーさん、今日の煮物、おいしいね♪」と褒められました!

うん……ちょっと微妙な気分だ。

でも、ほんとに我ながら「うまーい♪」と思える煮物だったので、これはぜひ、みなさんにも教えたい! 「ハルメク」11月号90ページをご覧くださいませ。

そして、ハルメクの通販で発売中の「冷凍かぼちゃ」は本当においしいです! ほくほくでうま味が強い! 浜内先生も太鼓判を押してくれたおいしさです。

秋の夜長に小説を

取材にかかわる資料ばかりを読んでいると、ときどき無性に小説が読みたくなります。

夫に、何か面白い本ないかな、と聞いてみたところすすめられたのが、今野敏の「隠蔽捜査」シリーズ。

ちなみに後ろに見えるのは平岩弓枝氏の「御宿かわせみ」シリーズ。 今も連載が続いてるんですよね。30巻あたりで挫折してしまいました。
ちなみに後ろに見えるのは平岩弓枝氏の「御宿かわせみ」シリーズ。
今も連載が続いてるんですよね。30巻あたりで挫折してしまいました

人それぞれかと思いますが、私は海外小説の方が入り込みやすく、日本の小説(時代小説は除きます)はかなり気合を入れないと読み進められないのですが、こちらはスルスルと読めました。そして、非常に感銘を受けました。

ふと思い出しました。

そういえば、「ハルメク」10月号の巻頭インタビューにも登場された村木厚子さん。郵便不正事件に巻き込まれて冤罪で164日間拘留された彼女が、拘留中、自分を曲げずにいるために愛読していた本があったはず……。

ハルメクの連載エッセイ「毎日はじめまして」にそういうエピソードがあったはず……。編集部のバックナンバーの書棚をあさってみると、2017年9月号にそのエピソードが載っていました。

「最近のお気に入りは、この竜崎信也。(中略)最近流行の忖度とは無縁なのです。みんながこんなふうに行動すれば、世の中はずいぶんシンプルに、人はずいぶん生きやすくなるのにと思います」

きっと村木さんが、正しいことをためらわずに行うことができたのは、この竜崎のおかげもあったのだろうな、と思いました。

そう思って読むと、なおさら背筋が伸びて、まっすぐに生きようと思うのです。

※私が使ったのは、「ハルメク 健康と暮らし」の冷凍食材「北海道産栗かぼちゃ(2袋)

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岡島文乃

いきいき・ハルメク歴22年、2人の小学生姉妹あり。夫もハルメク関係者。両親も長らくのハルメク読者。思えば私の人生は、いきいきとハルメクでできています。

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