木村友泉|大人のリンパ・からだケアLesson#8

目元ケア★たるみもドライアイもスッキリ解消【前編】

公開日:2024.03.18

更新日:2024.03.22

奇跡の64歳、大人気のリンパケアトレーナー・木村友泉さんが、大人女性の心と体の不調を改善するリンパケアを教える連載の第8回。今回は目元のたるみが解消して、ドライアイの症状の改善にもつながる「目元のリンパケア」を解説します。

目がしょぼしょぼするドライアイはなぜ起きる? 

目がしょぼしょぼするドライアイはなぜ起きる?

みなさん、こんにちは。リンパケアトレーナーの木村友泉です。

目のまわりは年齢を感じやすい部位。目のまわりのたるみはもちろん、ドライアイなど目が乾燥しやすくなっている人も多いのではないでしょうか。

目がしょぼしょぼしてしまうドライアイは“老け見え”につながりやすいもの。ドライアイになるのは、いくつか原因があります。

1つめはスマホやパソコン作業などで、集中して画面を見る時間が長くなり、まばたきの回数が減ること。まばたきは乾燥から目を守る役割をしているので、回数が減れば乾きやすくなります。

2つめは、涙の量が少なくなること。緊張やストレスなどで自律神経のうち「交感神経」が優位になると、涙の量が少なくなってしまうんです。

そして3つめは、加齢とともに涙の質が変わってくること。通常、涙には水分が蒸発しないように薄い油の層がのっていてとろみがありますが、年を重ねるとともに油分のバランスが崩れてさらさらした蒸発しやすい涙になってしまうのです。

その油分を分泌しているのが、「マイボーム腺」です。

目がしょぼしょぼするドライアイはなぜ起きる?

マイボーム腺はまぶたの生え際よりやや内側にあり、上まぶたと下まぶたに数十個ずつあります。加齢により、油分の分泌機能が衰えたり、汚れや老廃物などでマイボーム腺が詰まって油分が足りなくなったりすることで、涙が蒸発しやすくドライアイになってしまうんです。

ちなみに、アイメイクでまぶたの内側にアイラインを引くことがありますよね。あまり頻繁に引いてしまうと、マイボーム腺をふさいでしまうことがあるので、注意してくださいね。

目が潤うことで、目元のたるみの解消にも!

目が潤うことで、目元のたるみの解消にも!

ドライアイは、目のたるみの原因の一つといわれています。

まぶたの裏側が乾くとまばたきによる刺激が強くなり、まぶたの筋肉に負担をかけます。また、目の乾燥を気にして目のまわりをむやみにこすったり刺激したりすれば、さらなるたるみを引き起こしてしまう可能性も……。

さらにドライアイをそのままにしておくと、目の表面に傷がついてしまうなどの疾患につながる可能性も。

ですからまずは、目のまわりをゆるめることが大事!

とはいえ、目のまわりだけをケアしても根本的な解決にはなりません。まずは目につながる首や背中をゆるめてから、目のまわり、そしてマイボーム腺の順にアプローチしていきましょう。マイボーム腺をやさしく刺激することで油分の分泌を促すことができます。

ゆらしてゆるめるリンパケアで、心身ともにリラックスして副交感神経が優位になれば、涙の量も増えて、目が潤いを取り戻します。潤んだ瞳って魅力的ですよね。目が潤えば、まぶたの筋肉への負担が減り、目のまわりのたるみ解消にもつながりますよ。 

後編では、実際の動きをわかりやすく解説します!

取材・文/樋口由夏 撮影/中西裕人 ヘアメイク/木村三喜

■次回
 >>>目元のケア★たるみもドライアイもスッキリ解消!【実践編】

木村友泉さんに心と体のケアについて質問してみませんか?

こんな不調にはどんなケアがいいんだろう?自分のケア法があっているかちょっと心配……。そんな読者のみなさんの悩みや質問にも、連載の中でできるだけお答えしていきたいと思っています。

ぜひ、お気軽にご質問等、お寄せくださいね。楽しみにお待ちしています!

>>>木村友泉さんに質問する

木村友泉さん流リンパケアのすべてがわかる!

木村友泉さん流リンパケアのすべてがわかる!

木村友泉さんのリンパケアなら、ほうれい線も顔たるみも、ぽっこりお腹も、何歳からでもスッキリ解消!若々しい肌とスタイルを取り戻せます!話題の新連載やコツがわかる動画をまとめてご紹介します。

>>詳細を見る!

木村友泉

1959年富山県生まれ。「LHJ(ライフ&ヘルス ジョイ)」代表。富山大学薬学部卒業。薬剤師として勤務するも薬での治療に限界を感じ、リンパケトレーナーの道を進む。現在は講演会や執筆など精力的にリンパケアの啓蒙に努めている。

マイページに保存

\ この記事をみんなに伝えよう /

いまあなたにおすすめ

注目の記事 注目の記事