生きるのが少し楽になる「逃げヨガ」(2)

「老いが怖い」が楽になる考え方と背筋を伸ばすポーズ

公開日:2021/01/27

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ヨガインストラクターのタダヒコさんが、生きるのが少し楽になる”心”をほどく「逃げヨガ」をお伝えします。今回は「老いが怖い」というお悩みが解消される考え方と、ヨガの基本の呼吸、自律神経を整える壁を使った背骨を伸ばすポーズをお伝えします。

「老いが怖い」が楽になる考え方と背筋を伸ばすポーズ

心と体がリラックスする呼吸の方法

心と体がリラックスする呼吸の方法

こんにちは、ヨガインストラクターのタダヒコです。押さえつけられて小さくなっていた心身を、深い呼吸とシンプルなポーズで取り戻し、生きる力と自由を手に入れる「逃げヨガ」をお伝えしています。

前回はヨガの考え方が心をほどくのかお伝えしましたが、今回からはよく聞く悩みに答えながら、誰でも取り組みやすくアレンジしたポーズをお伝えします。

女性は、50歳前後で更年期が訪れますよね。体の変化を感じると「老いが怖い」と感じる方は多いのではないでしょうか?

また“自律神経の乱れ”と表現されるような、心身の不調を感じている方もいるかもしれません。自律神経の乱れについては、そのメカニズムは医学でもまだまだ解明されていない部分が多いそうです。

 

ヨガの基本の呼吸

はじめに、呼吸からです。ストレスを感じたとき、心身の不調を感じたときは、ヨガの基本の呼吸を行ってみるといいでしょう。基本は、鼻から吸って、鼻から吐きます。苦しいときは口から吐いてもいいです。お腹の底が空気で満たされるように息を吸い、吐くときはおへその辺りから押し出すように、細く長く息を吐き出します。

この呼吸をゆっくり繰り返すことで、自律神経に作用して心身ともにリラックスモードに切り替わっていきます。悩みや不安があってつらいときは、呼吸に意識を向けてみましょう。

呼吸に意識を向けている間に、ざまざまな雑念が浮かんでくるかもしれませんが、青空に浮かぶ雲が流れていくようにそのまま見過ごしましょう。

 

老いを怖いと思う先入観に向き合う

老いを怖いと思う先入観に向き合う
老いを怖いと思う先入観に向き合う

ゆったりとした呼吸を繰り返して、リラックスした状態になったら、自分の心を見つめてみましょう。先ほどの「老いが怖い」という気持ちはどこから来ているのでしょうか?

それは、誰かが考えた「老いる=女性としての価値が下がる」という先入観から来ていませんか? もしくは若かった頃の自分に執着して、今の状態に幸せを感じないからかもしれません。

確かに「もう若くない」「体が思うように動かない」と「ない」ことばかりに目を向いて、自分をおとしめたくなるときがあるかもしれません。

でも、あなたには「ない」わけではありません。年を重ねてきた分、さまざまなものをちゃんと持っているはずです。そして、愛していること、大切にしていることがあるはずです。まるで、素敵なアンティークのようなものを。

ヨガでは、今の事実を認めて受け入れていくことが大切です。今の事実を認めるからこそ、治療をしたり、栄養のあるものを食べたりサプリを飲んだり、よりプラスの方向に動くこともできるのだと思います。

生命のサイクルを理解して、受け入れていく

生命のサイクルを理解して、受け入れていく

木々をイメージしてみましょう。若葉が出て、生い茂り、枯れて落ちるというサイクルがありますよね。でもそこで終わりではなく、土の養分になって次へつながっていくというサイクルがあります。そうすると、自分が自然の一部であることを感じるほど、老いの時期は受け入れやすくなると思います。

ヨガの捉え方としては、死んだら全部終わりというわけではありません。自分は自然の一部だと思って、森羅万象の流れにくつろいで乗ってしまえばいい。一人で生きていると思っているかもしれませんが、太陽がなくなったら生きていけないように、誰しも一人ではありません。

冬が来るのに、自分だけ夏のままがいいなんてことはできませんし、抵抗するほど、苦しくなりますよね。

誰もが老いるのは同じです。あなただけが、年を重ねていく自分を否定してもがいて、心の波風を立たせる必要はありません。今、自分が愛しているもの、大切にしていることとともに、時を重ね、進んでいくことを受け入れていきましょう。

見方を変えるだけで、今は充実して豊かに満ちたものに変わりますし、老いを受け入れやすくなると思います。

壁を使って背骨を伸ばすポーズ

背骨を伸ばすポーズ3

それでは、今回のヨガのポーズ「壁を使って背骨を伸ばすポーズ」をお伝えします。

体の声を聞きながら、自分が気持ちいいと思うところを大切に、先ほど説明した呼吸とともに動きを深めていきましょう。
私たちの背骨は体の根幹です。背骨を動かすようにストレッチしたり、背骨の存在を感じたりする作業が自律神経にも、プラスに働くといわれています。

背骨をまっすぐに伸ばすとともに、縮こまっている体の両脇を伸ばすことで、体のスペースが広がります。体のスペースが戻ってくることで、心にも余裕が出て、やる気と元気が復活してきますよ。

背骨を伸ばすポーズのやり方を動画で見る

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