50代からの体質改善メソッド#2
その不調、原因はここかも?「めぐり不足」の臓器がわかるセルフ診断と対策
その不調、原因はここかも?「めぐり不足」の臓器がわかるセルフ診断と対策
公開日:2026年04月15日
永井 峻(ながい・たかし)さんのプロフィール

楽ゆる整体&スクール代表。「楽ゆる健康ラボ」所長。1982年、富山県生まれ。横浜国立大学卒業。26歳で自律神経失調症になり、まともに眠れない半年間を過ごすが、後の師匠の整体で回復。整体師になってからも自律神経を専門とし、その回復の要として、内臓から体質改善をする施術やセルフケア指導に力を入れてきた。これまで、スポーツ選手、医師などの専門家を含め、約14万件の施術、指導を実施。新著に『体の衰えを一括で清算できるすごい方法』(Gakken)がある。
あなたの不調の原因は?内臓のエラーマップ
不調が生まれるところ、それは内臓(おなか)。心と体の不調は各臓器に対応しています。あなたの不調はどの臓器からきているのかチェックしましょう。

内臓のエラーは5つのグループにわかれています。
グループ1のエラー:小腸・すい臓・胃
グループ1の臓器のめぐりが悪いと、以下の不調が出やすくなります。
<メンタル>
くよくよ、考え過ぎ、不安
<ボディ>
背中のハリ、首のコリ、吐き気、胃痛、膨満感、胃もたれ
<コンディション>
食欲が強過ぎ/弱過ぎ、胸やけ、血糖値の異常、貧血、食後の眠気
グループ2のエラー:大腸
グループ2の臓器のめぐりが悪いと、以下の不調が出やすくなります。
<メンタル>
敏感、こだわり過ぎ、手放せない
<ボディ>
膝痛、太もものハリ、腹痛、腰痛、肌荒れ
<コンディション>
便秘、下痢、ゲップ、おなら、痔ろう
グループ3のエラー:心臓・肺
グループ3の臓器のめぐりが悪いと、以下の不調が出やすくなります。
<メンタル>
気力が湧かない、楽しくない、悲しい
<ボディ>
おなかが張る、動悸、息切れ、不整脈
<コンディション>
疲れやすい、寝付きが悪い、声が小さい、呼吸が浅い、咳や痰が多い、胸が苦しい、顔色が悪い
グループ4のエラー:肝臓
グループ4の臓器のめぐりが悪いと、以下の不調が出やすくなります。
<メンタル>
イライラしやすい、集中できない
<ボディ>
体が硬い、全身がこりやすい、目が疲れやすい、頭痛
<コンディション>
めまい、ふらつき、油っこいものが重い、お酒が残る、朝に弱い
グループ5のエラー:腎臓・膀胱
グループ5の臓器のめぐりが悪いと、以下の不調が出やすくなります。
<メンタル>
緊張しやすい、覚悟が決まらない
<ボディ>
腰痛、膝痛、肩や全身が重だるい、髪のトラブル、骨や歯が弱くなる、耳鳴り・聴力低下、むくみ、冷え、婦人科系の不調
<コンディション>
トイレが近い/遠い、尿もれ、膀胱炎、性機能の低下
私のツボ回し&ストレッチは、内臓を5つの役割でグループ分けし、そのグループごとに対応するものを紹介します。5グループすべてを実践しても、不調のある場所だけ抜粋してもOKです。
自分の不調のタイプが見えてくると、「どこを整えればいいのか」も少しずつ見えてきます。ここからは、その“めぐり不足”をやさしく整えていくための、ツボ回しとストレッチのポイントをご紹介します。
ツボ回しの効果を高めるポイント
ツボ回しの効果をより高めるために、重要なポイントや注意点があります。頭に入れてから始めましょう。

<指の形>
中指で押し回します。その際、圧力が安定するように、人差し指と薬指を中指にぴったりくっつけます。
<動かし方>
十円玉ぐらいの大きさの円を描くように、同じ強さでぐるぐる回します。回転方向は、左右どちらでもやりやすい方でOK。
<押し方・力加減・回数>
ツボに中指を当て、「硬さ」を感じる深さまで押し込み、その深さを保ったまま30回ぐるぐる回します。

<姿勢>
仰向けになり、膝を立てて行います。立ち姿勢や座り姿勢でもいいのですが、仰向けのほうが押しやすくなります。
満腹時、生理中・妊娠中はご注意を!
満腹時はツボ回しの圧迫で不快感が増すことがあるので、食後1~2時間空けてから行いましょう。生理中や妊娠中は、刺激によって血流やホルモンのバランスを乱す可能性もあるので、この時期は慎重に。
押して違和感があるツボも重要!
ツボ回しを初めて行うと、強い痛みを感じたり、気持ちが悪くなることがあります。その際は指を浅めに当てましょう。続けるうちに徐々に深く押しても痛みや不快さを感じにくくなりますし、それが内臓の不調改善のサインです。体がお掃除される際に起きる「好転反応」で、一時的にだるさを感じることもあります。
ストレッチの効果を高めるポイント
痛くなるほど伸ばし過ぎる、反対に軽過ぎるストレッチでは効果が半減。気持ち良く伸ばしながら効果を高める方法を紹介します。

<回数>
筋肉を伸ばしたところで止めず、伸ばしたりゆるめたりするイメージで、ゆっさゆっさと15 回体を揺らします。
<呼吸>
筋肉を伸ばすタイミングで「ほっ、ほっ」と息を吐きます。筋肉の緊張がゆるんで、めぐりの効果が増します。
<力加減>
痛みに耐えるのではなく、気持ち良さを最優先に。ストレスのない気持ち良さが、自律神経を癒やします。
<動かし方>
ゆっさゆっさと体を揺らしながら、伸びている部分の力を抜きます。
痛くなるまで伸ばし過ぎない
ついつい痛くなるまでしっかり伸ばしたほうが筋肉がゆるんで、めぐりが良くなるのでは、と期待しがちです。
実際は気持ち良さ優先で。痛みが出ると筋肉に力みが出てしまい、ゆるみづらくなり逆効果です。
こまめに行うのがいい
じっくり時間をかけて行うのもいいのですが、もっと効果的なのはこまめに行うこと。筋肉がゆるみやすくなり、だんだん可動域が広がって柔軟性が出てきます。特にお風呂上がりは体がやわらかいので効果的。
次回の記事では、50代から特に不調の声を聞く「大腸」「腎臓・膀胱」グループのツボ回し&ストレッチのやり方と注意点を具体的に紹介します。
※本記事は、書籍『からだめぐる おなかのツボ回し』より一部抜粋して構成しています。
※効果には個人差があります。試してみて異変を感じる場合はおやめください。





