寝起き、洗顔、掃除機がけ…疲れない&痛めない体になる動き方とコツ
寝起き、洗顔、掃除機がけ…疲れない&痛めない体になる動き方とコツ
更新日:2025年12月08日
公開日:2025年11月22日
教えてくれた人:木野村朱美(きのむら・あけみ)さん
株式会社Aru Quality Pro代表取締役。体の使い方を教える「アレクサンダー・テクニーク」の専門教師として、これまで1万人以上に指導。著書に『疲れないカラダの使い方図鑑』(池田書店刊)がある。
習慣4:体の中心線を真っすぐにすれば寝付きやすい、起き上がりやすい!

寝る姿勢がしっくりこないと感じるときは、横になり、体の中心線を真っすぐに整えましょう。体の緊張がほぐれ、寝付きやすくなります。起き上がるときは、 横向きになり、頭から坐骨までを縮めずに、腕を使って体を持ち上げると、最小限の力で起きられます。
<眠るとき・起きるときのポイント>
- 眠るときは… 体の中心線を真っすぐに
- 起きるときは… 体の中心線をキープ
習慣5:階段を下りるときは、下を向き過ぎない

階段を下りるときは、斜め下に移動する意識を。真下に力がかかり過ぎると、足への衝撃が大きくなります。頭や体は前傾させず、真っすぐをイメージ。後ろ足を少し曲げて、前足をそっと次の段に下ろすとスムーズです。
<階段を降りるときのポイント>
- 頭は下げず、目線を下げる
- 後ろ足を曲げて、前足でそっと下りる
習慣6:掃除機がけは、前後の体重移動だけ

まずはラクな姿勢で立ち、そのまま掃除機を持った腕を前後に動かし、それに合わせて足を移動します。頭を下げたり、掃除機のヘッドを床に押し付けたりせず、前後の体重移動だけにすれば、腰に負担がかからず疲れません。
<掃除機がけのポイント>
- 頭は下げず、目線を下げる
- 手は下に押し付けずに、前後運動を
習慣7:顔を洗うときは、洗面ボウルに頭を入れ過ぎない

洗面台を小さいと思い込むと体を丸めてしまいます。お尻を後ろに突き出し、頭から背骨を一直線に保ちましょう。さらに、洗面ボウルに頭を深く入れ過ぎないことで腰や背中、首の負担は軽減します。
<顔を洗うときのポイント>
- 頭を入れ過ぎない
- 体は曲げずに、お尻を曲げる
習慣8:腕を鎖骨の先端から上げれば洗濯物はラクラク干せる

腕は肩から上ではなく、腕を前後に振るように鎖骨の先端から上げると、ラクに高く上げられます。姿勢は腰を反らさず、体の中心線は真っすぐに。軽くあごを上げて、手先を確認しながら洗濯物をハンガーにかけます。
<洗濯物を干すときのポイント>
- 鎖骨の先端から上げる
- 頭は体の中心線上に
- 肩はリラックス
習慣9:バッグを持つときは、胸骨や背骨で支えるイメージで

実は腕は肩ではなく、体の中心の胸骨(上の骨イラスト参照)から伸びています。買い物袋などは腕の力で持ち上げてしまいがちですが、胸骨で吊り上げ、背骨で支えるイメージで。スーツケースも、手は軽く支える程度に。リュックは肩の力でなく、鎖骨と背骨で支えるイメージで。
<バッグを持つときのポイント>
- 体の近くで持つ。手の甲は前向き
- 腕で持たずに背骨で支える

<リュックを背負うときのポイント>
- 鎖骨で引っかける
- 肩で持たない
- 背中にのせる
次回は63歳で腰椎骨折を経験した読者の体験談 をお伝えします。
※効果には個人差があります。試してみて異変を感じる場合はおやめください。
取材・文=野田有香、井口桂介(ともにハルメク編集部)、イラストレーション=中村知史
※この記事は、雑誌「ハルメク」2025年4月号を再編集しています




