前向きになる!認知症も防ぐ!#3
【医師監修の脳トレ】セルフ声掛け&イメージレッスンで前向きになる!
【医師監修の脳トレ】セルフ声掛け&イメージレッスンで前向きになる!
更新日:2025年07月17日
公開日:2025年06月26日
教えてくれる人:篠原菊紀(しのはら・きくのり)さん

公立諏訪東京理科大学 工学部情報応用工学科 教授
運動、学習、遊びなど日常のさまざまな場面の脳活動を研究。子どもから高齢者までを対象に、脳育や認知機能低下防止、脳トレなどについての執筆や監修、講演などを幅広く行う。近著に『「前頭前野」を鍛える!脳活ドリル』(監修・ジーウォーク刊)がある。
やる気のもとを活性化!
「やる気を出そう!」と頭で思っても、なかなか腰が上がらないもの。「それはやる気を生み出す線条体が、前頭前野と離れた脳の深部にあり、意識の支配が届きにくいためです」と篠原さん。では線条体を活性化する方法とは?
「線条体とは、『行動』と『快感』をつなげる部位です。例えば何かいいこと(行動)をして褒められると、線条体からドーパミンなどのホルモンが分泌されていい気分(快感)になり、『もっとやろう』という意欲につながる。これが やる気の正体です。この『行動』と『快感』の両面からの刺激で、線条体を意識的に活性化させましょう」
線条体は、「行動」と「快感」の双方向から刺激

「行動」と「快感」とを結びつけ、やる気を引き出す線条体。活性化するには「まず行動を起こす」方法と、「快感を与える」方法があります。詳しくは以下の解説で。
「行動」で活性化!バリバリ用事をこなす自分を想像

億劫な用事も「まず行動し始める」ことで線条体が働き、やる気が湧きます。どうしても腰が重い人は、頭で「テキパキ用事を済ませる自分」を想像して。脳の運動野が刺激され、体を動かす意欲がアップします。
「快感」で活性化!面倒なときほど自分をほめる

実は「自分で自分をほめる」だけでも、線条体からドーパミンが分泌され、「次もがんばろう」という意欲につながります。面倒なことや嫌なことがあったときこそ、「がんばったな」「私ってえらい」とセルフ声掛けを。
次回は脳の老化を食い止める日常生活でのコツを紹介します。
取材・文=新井理紗(ハルメク編集部)、イラストレーション=岸潤一
※この記事は、雑誌「ハルメク」2024年11月号を再編集しています。




