50代ちょい漏れ対策・医師も推薦するショーツって?

更新日:2024年09月03日 公開日:2024年09月02日

はくだけで骨盤底を意識できる仕組みと効果とは

50代ちょい漏れ対策・医師も推薦するショーツって?

50代ちょい漏れ対策・医師も推薦するショーツって?

さまざまな骨盤底ケアグッズの中でも特に手軽に始めやすいのがショーツでのケア。「“ちょい漏れ”が気になるけれど、何からやればよいかわからない」そんな方にぴったりの方法です。骨盤底をケアするショーツの仕組みや効果を、泌尿器科医が解説します!

 

教えてくれた人:関口由紀(せきぐち・ゆき)さん

教えてくれた人:関口由紀(せきぐち・ゆき)さん

女性医療クリニックLUNAグループ理事長

1989年、山形大学医学部卒業。横浜市立大学医学部泌尿器科等を経て、2005年に横浜元町女性医療クリニック・LUNAを開設。現在、女性医療クリニックLUNAグループ総帥として、横浜に女性医療専門クリニックを展開。女性がいくつになっても元気できれいであることをサポートすることに尽力。

「骨盤底」が衰えるとどうなるの?

骨盤底とは内臓を支える、一番底にある分厚い層のこと。恥骨から尾骨の間にあり、ひし形のプレート状になっています。骨盤底筋群・靭帯・筋膜・皮下組織などで構成されています。

この骨盤底が衰える原因は妊娠・出産のほか、加齢による筋力の低下と女性ホルモンの減少が大きいと関口さんは言います。 

「筋肉は、40歳を過ぎて運動習慣がないと全身レベルで落ちてきます。それだけでは自覚症状は出ませんが、50歳を過ぎて女性ホルモンが減少してくると筋肉に加えて粘膜や皮下組織の萎縮が進むことで自覚症状がはっきり出てきます。

具体的には尿漏れ、頻尿、再発性膀胱炎、フェムゾーン(デリケートゾーン)のかゆみ・痛み、性交痛などの症状が激増してしまうのです。 

骨盤底の衰えは放っておくとどんどん進行してしまいますが、骨盤底ケアは何歳からでも遅くはありません! ぜひ早めに対策しましょう」

尿漏れ対策の要「骨盤底」とは?

「ショーツで骨盤底ケア」その仕組みとは

大切な骨盤底を守るために、専用のサポートショーツでケアをするという方法があります。これらのショーツによく見られる一番の特徴は、引き上げ機能のある生地が股部分に付いていることです。

「ショーツで骨盤底ケア」その仕組みとは

「骨盤底は、普段なかなか意識することのない部位。まず骨盤底がどこなのかを知り、『ここが骨盤底だな』と自覚することがケアの第一歩です。
 
専用のサポートショーツは股部分がハンモックのような構造になっていて、サポート部分がちょうど骨盤底にフィットします。常に骨盤底の部分が引き上げられる感覚でいられ、『ここが骨盤底だな』と自覚しやすくなるのです」と関口さんは話します。

「ショーツで骨盤底ケア」その仕組みとは

ショーツによっては骨盤を引き締めるサポートが付いたものも。

「骨盤まわりを左右からやさしく引き締めてあげるサポート付きのショーツなら、下半身が自然にシャキッとして骨盤底に負荷をかけないよう助けてくれますよ。正しい姿勢と骨盤底を意識して、肛門をキュッと締めて立って腹式呼吸をするだけで、骨盤底は刺激され排泄のトラブルの予防になります」

「ショーツで骨盤底ケア」その仕組みとは
「ハルメク 健康サポート・骨盤底筋サポートショーツ(通年用・パッド付き)」※販売終了

「骨盤底を意識できるようになったら、少しずつ骨盤底筋トレーニングも取り入れていきましょう」と関口さん。まずはショーツで骨盤底を意識することから始めて、併せて運動も行うことで効果が表れてくるそうです。

「実際に試してみました!」その結果は……?

「実際に試してみました!」その結果は……?

「50代に入ってから、くしゃみをしたときに少しもれることがあったんです」と振り返るのは、サポートショーツ愛用歴2年半の後藤美保さん(58歳・取材当時)。
 
「以前は骨盤底がどこなのかすらわからなかったのですが、ショーツをはき始めてからは骨盤底を意識することがクセになりました。股部分にサポートがあるから、ふとしたときに骨盤底に意識が向くんです」と後藤さん。
 
「骨盤底を鍛えるのにいいと言われる『キュッ』と引き締めたり緩めたりする運動も、サポートショーツをはきながら日常生活のちょっとした合間で行っています。ショーツのサポートがあるおかげで、こういった運動も自然と習慣になっていきました」

「実際に試してみました!」その結果は……?

ショーツでのケアを始めて、運動も習慣にしていったという後藤さん。今ではくしゃみでもれてしまうことも減ってきたそうです。 

骨盤底を守ることは、将来のQOL(クオリティ・オブ・ライフ。生活の質)を守ること。骨盤底ケアの第一歩として、まずはショーツでのケアを始めてみませんか?

取材=田中里芳、文=日和佐希志乃(ともにハルメク インナー編集部) 撮影=大嶋千尋、宮村次郎、福井和宏 イラスト=CHINATSU、徳丸ゆう


 

自分らしく。これからのために。50代からの女性のために厳選商品を紹介。自分らしく。これからのために。50代からの女性のために厳選商品を紹介。「無料」ハルメクが厳選した商品をご紹介する「ハルメク通販カタログ」無料でお申込みいただけます「無料」ハルメクが厳選した商品をご紹介する「ハルメク通販カタログ」無料でお申込みいただけます

 

ハルメク インナー編集部
ハルメク インナー編集部

ハルメクのインナー商品開発や、通販カタログ「ハルメク 健康と暮らし」「ハルメク おしゃれ」のインナー誌面編集を担当しています。ハルメク世代ならではの体形や肌のお悩み、下着にまつわるお役立ち情報を発信してまいります!

みんなの コメント
ハルメクが厳選した選りすぐりの商品

驚きの軽さ&使いやすさ!

1本で7つの効果
薬用美肌ヴェール
1本で7つの効果
薬用美肌ヴェール

【PR】自分の尿モレタイプはどれ? 簡易診断でチェック!

自分の尿モレタイプはどれ?

たまに尿モレがあっても、だましだまし過ごされている方も多いのでは? けれど一口に尿モレと言っても症状によってタイプはさまざま。そこで自身の尿モレのタイプがわかる簡易診断チャートをご紹介!

2025.06.10
知らないと損する!?30秒でわかるコンビニおトク術

1個買うと、1個もらえる!

「アレ」を活用するだけで商品がタダでもらえるキャンペーンをご存知ですか?その名も「1個買うと、1個もらえる」キャンペーン。コンビニでおトクに買物する絶好の機会をハルトモさんに体験してもらいました!

2025.06.02
【PR】巻き爪や外反母趾などの足悩み解消を目指せる「正しい歩き方」

巻き爪解消を目指せる「正しい歩き方」

間違った歩き方は足トラブルを招き、健康寿命に影響があることを知ってましたか?正しい歩き方と足トラブル対策を専門家が解説!

2025.05.12
「ほったらかしの投資」~手軽に投資を始める・続ける方法

「投資は難しそう…」と思っている人は必見

興味があるけど自信がない人におすすめな、長期的に資金を積み立てていく「ほったらかしの投資」。家計をラクにする資産運用の方法が知りたい人はぜひチェック!

2025.06.02
夏の眼鏡が暑くて不快…汗ばむ季節にぴったりのフレームで涼しく快適に!

汗ばむ季節にぴったりのフレームとは?

汗ばむ夏の眼鏡…この顔面環境の不快度どうしたらいい?そんな方は夏にぴったりなフレームをチェックしてみて。

2025.06.02
サングラスのレンズカラーの違いって?美肌・おしゃれ見えする色の選び方

サングラスのレンズカラーの違い

色によっては美肌効果も期待できるカラーレンズ。お気に入りを見つけて、夏のお出掛けを楽しみましょう!

2025.06.02
認知症のご本人の財産や権利をどう守るか?

認知症のご本人の財産や権利をどう守る?

認知機能が低下した場合、財産管理はどうするべきか?法律面からの支援をご紹介!

2025.05.13
ご家族の認知症介護の進め方、向き合い方

ご家族が認知症になったら……

ご家族が認知症で介護が必要な状況になったらどうする?進め方・向き合い方を解説していきます

2025.05.13
【PR】飽き症でも、ゼロから英語が話せるようになったワケ

ゼロから英語が話せる!

飽き症さんでもOK!たった60日で英語が苦手な人でも英会話ができるようになると話題の「インド式英会話」をご存知ですか?無料体験セミナー実施中です!

2025.02.05
これだけ覚えておけばOK!海外旅行先で使う英会話10選&英会話学習法

簡単に身に付く「英会話」♥

旅行先で使う英会話10選&手軽に英会話力を伸ばす方法をご紹介!50代からの新しい趣味・学び直しにいかが?

2025.04.10
「ひょっとして認知症かも」と心配になったらどうすればいい?(後編)

認知症の分かれ道!41%が…

認知症1歩手前「MCI(軽度認知障害)」と診断された場合、最大41%の方が健常な状態に戻ることが分かっています!認知症を「発症させない」ためにすべき事とは…?

2025.04.14
【PR】鼻への重量感・違和感のストレスから解放!

「ふわっ」と軽いメガネ♥

メガネがずり落ちる・鼻の頭が重いなど、メガネのプチストレスにサヨナラ!あっと驚く程つけ心地抜群のメガネをぜひお試しください

2024.12.17

ハルメクが厳選した選りすぐりの商品

「奇跡の60代!木村友泉 大人のリンパケアLesson」横隔膜をゆるめる動き