気を付けて!耳の不調の原因と隠れた病気
2024.01.172024年01月17日
難聴、耳鳴りを防いで一生「耳の聞こえ」を守る!#5
耳の不調を感じたときの病院のかかり方・補聴器選び
「耳が聞こえにくくなった」などの不調を自覚したら、医療機関へ早めの受診が必要です。耳の健康を守る特集の最終回では、上手な病院のかかり方と補聴器について紹介。将来後悔しないためにも、あらかじめ押さえておくべきポイントを専門家に聞きました。
教えてくれた人:杉浦彩子(すぎうら・さいこ)さん
1973(昭和48)年、愛知県生まれ。医学博士。98年、名古屋大学医学部卒業。刈谷きこえのクリニック院長。国立長寿医療研究センター非常勤医師。主著に『誰にも訪れる耳の不調・難聴を乗り越える本』(さくら舎刊)がある。
耳の不調を感じたときの上手な病院のかかり方
「耳が聞こえにくくなったなどの不調を自覚したら、早めに医療機関を受診しましょう」と話すのは、高齢者に起こる聴覚障害の専門家であり、医学博士の杉浦彩子さん。そこで杉浦さんに、将来後悔しないために、あらかじめ押さえておくべき3つのポイントを教えてもらいました。
1.補聴器相談医のいる耳鼻咽喉科を受診する
難聴と診断され補聴器が必要になった場合に備え、専門知識を持つ「補聴器相談医」のいる医療機関がおすすめです。日本耳鼻咽喉科・頭頸部外科学会のホームページで事前に確認を。
2.聴力検査などの結果はコピーをもらっておく
検査で特に問題がなくても、自分の耳の状態を経過観察することが大事です。カルテは5年で破棄されてしまうこともあるため、聴力検査などの結果はコピーをもらいましょう。