足トラブルを自分で改善・予防#1
【セルフ診断】50代からの足トラブル予備軍?外反母趾・巻き爪をチェック
【セルフ診断】50代からの足トラブル予備軍?外反母趾・巻き爪をチェック
更新日:2025年11月12日
公開日:2023年11月02日
教えてくれた人:高山かおる(たかやま・かおる)さん

済生会川口総合病院皮膚科部長。一般社団法人「足育研究会」代表。医学博士。1995年、山形大学医学部卒業。足トラブルの治療法、セルフケア法を多くのメディアで発信。近著に『外反母趾、巻き爪、たこ・うおの目を自力で治す』(扶桑社刊)などがある。
“3つのアーチの崩れ”が足トラブルを引き起こす
50代以上の女性なら、9割が何らかの足トラブルを抱えています。足トラブルの症状はさまざまですが、「最も大きな元凶は足のアーチの崩れ」と話すのは、皮膚科医で足トラブルの専門家の高山かおるさん。
「足は、両足合わせて56個もの細かな骨で形成され、それが腱や靭帯(じんたい)、筋肉と緻密に組み合わさり、3つのアーチ構造を保っています。しかし、加齢や運動不足で筋肉・腱などがゆるむと、このアーチが崩れ、全身のバランスをとる力や、歩く際の衝撃を吸収する力が衰えます。結果、足にかかる重みが偏るなどして、骨の変形や爪・皮膚の異常を引き起こすのです」
健康な足は3つのアーチ構造が保たれています





