菊池和子さんのWEBレッスン#18「生きていく力」

三日坊主知らずに!「きくち体操」が時短でもいい訳

公開日:2023.08.12

雑誌「ハルメク」で人気の「きくち体操」がWEB版になって登場!毎日の食事や睡眠と同じくらい「運動」も大切だと言う、きくち体操創設者の菊池和子さん(89歳)。短時間で毎日続けられる運動のコツを教わります。ひいては「生きる力」もつくんです!

菊池和子(きくち・かずこ)さんのプロフィール

菊池和子(きくち・かずこ)さんのプロフィール

1934(昭和9)年生まれ。日本女子体育短期大学卒業。体育教師を経て「きくち体操」を創始し、以来50年以上、毎日の授業、ラジオ、テレビ、講演などを通して指導にあたる。神奈川・東京に直営教室を持つ。『毎日のきくち体操』DVD『「意識」と「動き」で若く、美しく!きくち体操』『立ち方を変えるだけで「老いない体」DVD付き』(ともにハルメク刊)など著書多数。

きくち体操とは?

きくち体操は、形、回数を目標にして動かすのではなく、脳で自分の体を感じ取って動かします。「体は、あなたの命そのもの。今日から一緒に動かしましょう」(菊池和子さん)

体は「食べる」「動く」「寝る」で維持されている

体は「食べる」「動く」「寝る」で維持されている

みなさん毎日3食、健康に気を使いながら食べてますよね? 睡眠もきちんと取っていることでしょう。

体を動かすことも、食べたり眠ったりするのと同じように大事な「生きる基本」なんですよ。でも「体を動かすのは苦手だから体操はちょっと……」という方が、けっこういらっしゃいます。これが私には不思議なのです。

「歯を磨くのが苦手だから、毎日は磨かない」という方はいませんよね? 歯なら入れ歯もありますが、体のかえはありません。どうして体を動かすことが、生きていくために絶対に必要なことだと思うことができないのでしょうか。

動かしていない部分は、どんどん弱ってダメになっていくんです。動かしていれば、その部分の筋肉や骨、血管が全部動いて血液がかけ巡ります。血液が酸素や栄養を運びますから、その部分はどんどん生き返るのです。

体に意識を向けて「体と一体」になって動かす

体に意識を向けて「体と一体」になって動かす

でも、無意識にただ体を動かしていても、体はよくなりません。自覚しながら動かしているところが、よくなっていくのです。「今、ここを生き返らせているんだ」という思いで、体と一体になって生かしていきましょう。

それができるのは、あなたしかいないのです。あなた自身の体なのですから。

体に意識を向けて動かすのは、一日に少しの時間でも構いません。自分の体と一体になる時間を、必ず持つように努力しましょう。

この記事をきっかけに体を動かそうという気持ちになったのなら、素晴らしいことです。どうかすぐに始めてください。動かさなければ何も変わりませんが、少しでも動かし始めれば、あなたのこれからの人生は必ずよくなっていきますよ。

まずは手の指一本一本まで意識を向けて、腕をねじる運動から始めましょう。

取材・文=岡島文乃、井口桂介(ともにハルメク編集部) 撮影=中西裕人 ヘアメイク=小島けさき モデル=太田伸子 イラストレーション=浦恭子
※この記事は雑誌ハルメク2022年2月号を再編集しています。


体をよくしていく奇跡の体操始めよう

【オリジナル動画】自分の体は自分でよくする「きくち体操」

【オリジナル動画】きくち体操
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自分の体を自分でよくするために、毎日家でできる動きを「きくち体操」創始者の菊池和子さんが実演・指導します。毎月1本ずつ新しい動きを紹介しています。 
>>「きくち体操」一覧はこちら

「きくち体操」は、雑誌「ハルメク」で毎月好評連載中!ハルメク365本会員(有料)なら、電子版でお読みいただけます。詳しくは、こちらをご確認ください。

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