1日1分「表情筋トレーニング」で顔のたるみを解消!
2023.08.102023年08月10日
マスク老け撃退におすすめ!間々田式表情筋トレ・1
マスク生活の顔たるみは表情筋トレーニングで解消を!
長かったマスク生活で気になる「顔たるみ」を、表情筋研究家・間々田佳子さんが解決してくれます。顔を引き締めるには「顔の筋トレ」が一番。さあ、マスクを外して、顔の筋肉を動かしましょう。トレーニング前に自分の顔のくせ&姿勢をチェック!
教えてくれた人:間々田佳子さん
ままだ・よしこ 表情筋研究家。1972(昭和47)年生まれ。2020年、自身のたるみ顔を改善した経験を踏まえた独自のメソッド「コアフェイストレーニング®︎」(間々田式表情筋トレ)を考案。受講者は3万人を超える。著書は15冊以上。顔の学校「MYメソッドアカデミー」主宰。「ハルメク365」でも、表情筋の動かし方がわかる動画シリーズを公開中。
何歳からでも大丈夫!表情筋を動かせば顔は変化します
間々田佳子さんが「表情筋」のプロフェッショナルになったきっかけは、20代後半から始めたアルゼンチンタンゴといいます。タンゴと表情筋にどんな関係があるのでしょうか?
「アルゼンチンタンゴは、床と天井を意識して軸を保ちながら体を動かす踊りです。踊っているみなさんを見て、軸がしっかりしていると年齢に関係なく、体もフェイスラインもスッキリしていることに気付きました」
間々田さん自身、タンゴを始めた当初、熱心に筋トレをして体を鍛えていましたが、顔は鍛えていなかったため、衰えていることに気付いたそう。
それからは軸を意識して体を動かし、体だけでなく、顔の筋肉(表情筋)を鍛えることに目覚めたといいます。
「やみくもに体だけ、顔だけを鍛えてもダメ。軸を意識して体と顔をつなげて動かすことが大事だとわかりました」
そんな間々田さんが自身の経験を踏まえて、踊りや運動をしない人でも、体を整えて表情筋を動かせるようなメソッドをと考案したのが「コアフェイストレーニング」(間々田式表情筋トレーニング)。
顔の中心軸「コアフェイス」を意識して、座骨から頭蓋骨までをつなげた姿勢を作ってから、表情筋を動かすトレーニングです。
「ゆがんだ体の軸を整えて、固まった表情筋を動かすことで、効率よく表情筋を鍛えることができます。実はみんな、長年の表情のくせで、動かしていないために固まってしまった筋肉がたくさんあるんですね。そういった表情筋を意識して動かすようになると、血行が促進されるので、脳にも刺激を与えることになります」
表情筋を意識してトレーニングすることが大事!
人間の顔には左右合わせて約50の筋肉(表情筋)があり、表情を動かすたびに、連動して動いているそう。
また、その筋肉は皮膚のすぐ下にあり、とても薄く小さいものなので、動かしていないとすぐに固まり、逆に筋トレをすればすぐに効果が出やすいと間々田さんは言います。
「表情筋トレをする前にまず知ってほしいのは、自分の顔のくせ。顔の筋肉は長年のくせを覚え込んでいるからです。使っていなかった筋肉は“鍛える”、反対にくせによって使い過ぎていた筋肉は“力を抜く”。それから理想の動きを刷り込ませることが大切です」
自分の顔のくせを知れば、鍛えるべき表情筋がわかります
「子どもの頃から、笑い方や表情のくせは意外と変わらないものです」と間々田さん。まずは自分の“くせ”を知ることが、理想の顔に近付く第一歩です
表情筋の状態を知るために、下を向いて鏡に向き合います。目のまわりや頬、あごなど、普段平面で見ている筋肉が、重力のせいでより下がって、ゆるんでいる部分や左右の違いなど、表情のくせも知ることができます。
表情筋トレーニングを行う前に姿勢を整えましょう
また、表情筋トレーニングでは、座骨から頭蓋骨までをつなげた中心軸を意識した姿勢をとることが大切。
足裏を地面に押し付けるようにして骨盤を立て、尾てい骨から頭頂部まで上から吊り上げられているようなイメージで。常にその姿勢を意識していると自然と身に付くといいます。
立っているときも座っているときも「コアフェイス」を意識して姿勢を整えると、猫背や反り腰も自然と解消されます。
顔のくせを知って、姿勢を整えたら、いよいよ表情筋トレーニングを始めていきましょう!
取材・文=三橋桃子(ハルメク編集部) 撮影=中西裕人 ヘアメイク=榊美奈子 イラスト=金子なぎさ
■もっと知りたい■