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- ほうれい線の徹底ケア方法!使うべき化粧品は?
ほうれい線がなかったら……と、頬を持ち上げてため息。この線があるだけで、見た目年齢が一気に上がるから何とかしたいですよね。ほうれい線が目立つ原因は、肌と筋肉の衰え。これ以上深く長くしない! 50代のためのほうれい線の対策方法をお届けします。
深く長くなる悩ましい「ほうれい線」
エイジング悩みで必ずと言っていいほど挙がってくる “ほうれい線”。ほうれい線は、鼻の両側から口もとにかけてのびているラインのことで、たった1本の線なのに、これが目立つと年齢以上に顔を老けて見せてしまいます。
以前イラストレーターさんとお話をした際、「年配の女性を描くときはほうれい線を書き足す」ということをおしゃっていて、「なるほど~」と納得したものです。試しに、頬骨の上あたりに手を置き、軽く引き上げてみてください。ほうれい線が薄くなると、顔の印象が若々しく見えませんか?
さらに、ほうれい線は目尻などの小ジワに比べ、顔の中心ゾーンにあるため目立ちやすいうえ、メイクでカバーしにくいのもネック。肌内部の機能低下や表情のクセによって目立ってくる目もとや額のシワは、表情の動きに合わせて目立ってきますが、ほうれい線はそのままでも存在感があります。
「ほうれい線はシワか?」と問われれば答えはNO。というのも、ほうれい線は、笑うときなどに使う筋肉を支えるために存在する、いわば頬の境界線のようなもので、それこそ赤ちゃんにだってあります。なのに、どうしてエイジング悩みに挙がってくるかと言うと、加齢に伴ってほうれい線の溝が深くなったり、長くなったりするからです。
ほうれい線が目立つ原因は、肌と筋肉の衰え
一般的に、ほうれい線は脂肪がつきやすい丸顔の人が目立ちやすいと言われていますが、年齢を重ねるとどんな人でも、ほうれい線が深くなったり、長くなったりします。
これは加齢をはじめ、紫外線やさまざまな外的ストレスにより肌の土台である真皮のコラーゲンやエラスチンが変性、減少するのが原因。
肌にハリがあれば、ほうれい線も引き上げられていますが、肌がたるむとほうれい線の上にそのもたつきがのっかり、ほうれい線は深く、長くなるのです。
そして、もう1つの原因が表情筋の低下。ちょうどほうれい線の上あたりにある頬の筋肉「大・小頬骨筋」が衰えることで、これまで筋肉でホールドできていた脂肪がほうれい線の上にのっかる形になってしまうため、ほうれい線が深くなってしまいます。
【ほうれい線対策1】たるみケア目的の化粧品を使う
原因が分かったとはいえ、目もとのシワケアなどに比べ、正直結果が出にくいのがほうれい線。手っ取り早く何とかするのであれば、美容医療でヒアルロン酸注射をする方法(近年は、ほうれい線そのものに打つのではなく、ほうれい線が上に引き上がって見える位置にするのが主流)もありますが、すべての人ができるわけではありませんよね。
となると、残るは地道なケア。真皮のコラーゲンの生成をサポートするビタミンCやレチノール、コラーゲン配合の美容液やクリームなど、肌の奥から押し上げるようなハリ感をもたらすエイジングケアコスメをいつものお手入れにプラスしてみて。
余談ですが、あるビタミンCコスメのモニター結果で、8週間でほうれい線が短くなっているデータを見たことがあります。エイジングケアは“これで終わり!”はありません。効果を求めるのなら、同じ製品を少なくとも2か月は続けるのが理想です。
【ほうれい線対策2】口もとの筋力強化で若々しく
そしてもう1つは、口周りの筋肉のエクササイズ。
狙った表情筋を動かすのはとても難しいのですが、鏡を見ながら頬の筋肉だけで引き上げるイメージで口角を持ち上げてみてください。また、舌を出して上下左右に動かすのも有効。さらに、日々重力の影響で顔は下垂していきがちなので、普段から口角をキュッと上に上げるクセをつけるのも大きな結果を生み出す一歩に。
一朝一夕にはいかないほうれい線ケアですが、すぐに効果が出なくても、上記の2つのケアを続けることで、肌に透明感やハリ感が生まれるだけでなく、エクササイズによって血流がよくなればむくみやくすみも解消することができます。その結果、若々しい印象にはなれますから、ぜひケアを続けてみてください。
※この記事は2021年11月の記事を再編集して掲載しています。
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